とんま天狗は雲の上

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Jリーグ第3節 フロンターレ対グランパス

 先にゲームがあったアルディージャアントラーズが敗戦して負けのないのがフロンターレグランパスの2チームになってしまった。勝った方が第3節ながら首位に立つというゲーム。グランパスは前節、サンフレッチェの佐藤にゴールを献上。フロンターレの大久保にも佐藤に並ぶ158点目を献上するのか。その点にも注目した。

 開始1分、グランパスはDFからのフィードをFWシモビッチが落とし、FW松田がボレーシュートを放つ。積極的な立ち上がり。しかしフロンターレも2分、CF大久保がミドルシュートを放ち、負けていない。そして6分、CF大久保のキープから右に流すと、右SHエウシーニョがいったんCH中村憲剛に落として、もう一度受けるとミドルシュートを放つ。これが決まり、フロンターレが先制点を挙げた。

 11分には左SB車屋がミドルシュート。CF大久保がピッチ広く自由に動き回り、グランパスはそれに付いていけず、陣形を下げてしまう。フロンターレ・ペースでゲームは進む。それでも20分過ぎてグランパスが次第に前へプスをかけられるようになってくると、26分、右SH古林のクロスにFWシモビッチが足元に落として、走り込んだFW松田がシュート。これが決まりグランパスが同点に追い付く。あとはグランパスのプレスも早くなり、フロンターレ・ペースながらシュートまではなかなかいけない。膠着状態のまま前半を終わった。1-1。

 後半頭からフロンターレはFW森本を投入する。後半開始1分、CHイスンヒのフィードにFW松田が抜け出しシュート。GKチョンソンリョンがセーブしたが、後半も最初はグランパスが積極的。高い位置からプレスをかける。8分、FW大久保のクロスにFW森本がシュート。GK楢崎がナイスセーブ。グランパスフロンターレのCB同士のパス交換をFWシモビッチがカットして、CH田口が縦にパス。左SH永井が走り込んでシュートを放つ。GKチョンソンリョンがセーブする。その後、お互いゴール前の攻防が続く。14分には右SH古林のクロスにFWシモビッチがヘディングシュート。フロンターレも17分、左サイドをえぐった左SB車屋の戻しのパスにCH大島がミドルシュート。バーを叩く。

 そして18分、CBオーマンからのサイドチェンジ気味の大きなフィードを受けた左SH永井が中へドリブル。さらに中へ走ってミドルシュート。これがネットに突き刺さり、グランパスが勝ち越し点を挙げた。反撃するフロンターレは20分、CH大島がドリブルから右に流して右SHエウシーニョがミドルシュートを放つ。24分にはCB奈良に代えて左WB中野を投入。エドゥアルドを中央に車屋と谷口の3バック。左WB中野で右WBにエウシーニョを置く3-5-2に変更し攻めていく。

 そして30分、中村のCKからいったん左WB中野に預け、縦パスにCH中村が走り込むと、ライン際からのクロスにファーサイドでFW大久保がヘディングシュート。ついにフロンターレが同点に追い付いた。しかし34分、今度はグランパス。左SB安田のスルーパスに走り込んだ左SH永井が切り返してのミドルシュート。これがネットに突き刺さり、また突き放す勝ち越しゴール。かと思ったらオフサイドの判定。たぶんシュートコース横でGKチョンソンリョンともつれていたFW松田の位置がオフサイドを取られた模様。これが決まっていれば。

 そして39分、フロンターレは右サイドからのスローインをFW森本が落とし、CH中村が見事なミドルシュート。これが決まり、今度はフロンターレが逆転をする。グランパスも43分、CH田口のFKをCB竹内がヘディングで折り返し、右SB矢野が走り込むがわずかに届かない。4分間のアディショナルタイムの間もグランパスがセットプレーで何度もフロンターレ・ゴールに迫るがゴールならず。結局3-2、フロンターレが勝利して、勝ち点7でJリーグ首位に立った。

 それにしても34分のシュートは惜しかった。あれが認められていれば引き分けていたのに。それでも前節に続いて首位争いをするチームに互角の勝負ができるだけの力がついたと喜ぶべきだろうか。まだ始まったばかり。次はベガルタ戦。あなどれない相手だが、ホームでしっかり勝利して好順位をキープしていってほしい。そうしてじっくりとチームを作り上げていけばいい。