とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第31節 クリスタルパレス対レスター

 トッテナムに勝ち点差5を付けて首位を快走するレスター。残り8試合となる第31節は15位に低迷するクリスタルパレスが相手。だが降格圏内にいる相手とのゲームはけっこう大変。クリスタルパレスアデバヨールをワントップに序盤から積極的に攻めてきた。

 3分、左SHボラシーがミドルシュートを放つ。だがアデバヨールが全く機能しない。ゲームはすぐにレスターが盛り返し、主導権を握る。9分には左SBフックスの縦パスをFW岡崎が落とし、左SHオルブライトンのスルーパスに岡崎が抜け出してクロスを入れる。右SHマレズが飛び込むが、ヘディングはわずかに届かない。だがレスターの勢いが止まらない。つぎつぎとゴール前に迫っていく。18分、CHドリンクウォーターの長いスルーパスに右SHマレズが走り込み、ドリブルからシュート。GKヘネシーにわずかに当たり、コロコロと転がったボールをDFがクリアした。

 クリスタルパレスはキャベイユをアンカーにジェディナックとレドリーをIHとするスリーボランチ。左SHボラシー、右SHザハが開き、中にアデバヨールが座る。ボラシーの動きがいい。30分、CHキャベイユのフィードに左SHボラシーが走り込み、クロスに右SHザハがシュート。32分には右SBウォードのクロスに左SHボラシーがヘディングシュートを放つ。

 しかし34分、FWバーディーが左サイドでボールを持つと、仕掛けて早いクロス。FW岡崎がDFを引き連れてゴール前に入っていく裏に右SHマレズが走り込んでシュート。レスターがようやく先制点を挙げた。クリスタルパレスは相変わらずボラシーがいい。37分、左SHボラシーがドリブルからシュート。GKシュマイケルがナイスセーブ。レスターも40分、左SHオルブライトンが切り込んでミドルシュート。これはGKヘネシーがナイスセーブを見せた。前半は1-0。レスターのリードで折り返した。

 反撃したいクリスタルパレスは後半頭、アデバヨールと左SBスアレに代えて左SBケリーとサコを入れる。サコは左SH。ボラシーをワントップに上げた。2分、左SHオルブライトンが中へドリブルから縦パス。FW岡崎が受けて反転からシュート。しかし枠を捉えられない。4分には右SHマレズがFW岡崎とのワンツーからミドルシュートを放つ。さらに11分、左SBフックスのロングスローにFW岡崎がヘディングシュート。しかし枠を外す。

 クリスタルパレスもボラシーがワントップになって躍動感が出てくる。カウンターの応酬は見応えがある。20分、CFボラシーのクロスに右IHジュディナックがゴール前に飛び込みヘディングシュート。その後もクリスタルパレスの攻勢が続く。26分、左SHサコのクロスにCHキャベイユが飛び込むが、わずかに届かない。28分、左SBケリーのクロスは飛び出したGKシュマイケルがナイスキャッチ。29分、左SHサコのミドルシュートもGKシュマイケルがファインセーブを見せる。

 レスターは31分、岡崎に代えてFWウジョアを投入。クリスタルパレスは34分、MFレドリーを下げてゲイルをFWに入れる。さらに攻め続けるクリスタルパレス。38分、左SHサコのミドルシュートは再びGKシュマイケルがナイスセーブ。さらにクリスタルパレスのCKが続く。39分、CHキャベイユのミドルシュートはDFがブロック。レスターが身体を張る。41分にはマレズに代えて左SHシュルップを投入。そしてカウンター。42分にはFWバーディーがドリブルで走ってシュートを放つが、DFにブロックされた。

 アディショナルタイム2分、CKからCBダンの折り返しをCBデレーリーが胸トラップからボレーシュート。しかしバーを叩く。そしてタイムアップ。後半は攻められ続けたレスターだったが、守り切った。1-0でレスターが勝利した。

 これで3戦連続1-0の勝利。これを強いと見るか、得点不足と見るか。どちらも正しいのだろうが、まずは粘り強い守備をほめたい。しかしもう少しゴールが量産できるようにならないと、これからますます優勝へのプレッシャーが強くなると思うと辛い。やはりここは岡崎にさらにゴールを挙げてもらいたい。動きもいいし意欲もある。期待したい。