5-0というのは予想通り、というよりも、ゲーム前に6-0と吹聴していたことからすれば1点足らない。それでも金崎がしっかりと活躍して、その点では満足度は高い。もちろん岡崎と長谷部はさすがのプレーを見せてくれた。思ったよりもよかったのは清武。そして香川はまたドルトムントでの乗り切れないプレーを繰り返してしまった。
序盤はアフガニスタンも前から積極的なプレーぶりを見せた。が、すぐに日本ペースとなる。10分、左サイドで短いパスをつなぎ、左SH柏木からOH清武が落として左SH長友からのパスをFW金崎が反転からシュート。12分には左SB長友のクロスをFW岡崎が落とし、FW金崎がシュートを放つ。DFに当たってはね返ったところを右SH原口がミドルシュート。しかしバーをはね返された。
その後も日本が攻めるが、なかなかゴールが遠い。その中でFW金崎が積極的にシュートを放つ。24分のシュートはGKアジジにナイスセーブされた。そして30分、アフガニスタンの右SBハディドがケガでザザイに交代する。その間にハリルホジッチ監督が清武や吉田を呼んで指示を入れる。すると、それまでシュートを急いでいたゲーム展開から、サイドでタメを作り、縦と横に幅を広げてゲームを作りだす。
35分、CH長谷部の長いスルーパスにFW岡崎が抜け出すがわずかに届かない。35分、FW金崎のミドルシュートはDFがブロック。続くCKを柏木が蹴ると、CB森重がヘディングシュート。しかしこれもGKアジジが正面でキャッチした。この時間帯あたりからSHが左右のポジションをチェンジする。左SH原口、右SH柏木。そして43分、OH清武の縦パスにFW岡崎がうまく向きを変えてシュート。これが決まり、ようやく日本が先制点を挙げた。前半は1-0で折り返す。
後半も日本が序盤から攻めていく。5分、FW金崎がミドルシュート。これもDFにブロックされるが、とにかく金崎が積極的。続くCKにCB森重がヘディングシュートを放つも、GKアジジがセーブする。そして13分、CH長谷部の縦パスをFW金崎がダイレクトで前へ。OH清武が走り込みシュート。日本が追加点を挙げる。金崎のダイレクトパスが見事。18分には左SH柏木からCH長谷部が縦に抜け出し、クロスのこぼれをOH清武がシュート。しかしこれもDFにブロックされる。
アフガニスタンも守備を固め、ゴール前に人数が多い中、18分、CH長谷部から右に展開したパスはミスキックだったが、右SH原口が拾って、縦に右SB酒井宏樹が抜け出すと、DFを抜いてクロス。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールに転がり込む。オウンゴールの判定だったが、日本が3点目を入れた。
その直後の19分、柏木に代えてOH香川を投入。清武は左SHに回る。するとその後、清武が溌剌とした活躍を見せた。22分、左SH清武のパスにOH香川がミドルシュート。26分、CH長谷部の縦パスに左SH清武がスルーパス。金崎と香川が走り込んで重なったが、金崎のシュートはGKアジジがセーブした。
そして28分、いよいよFW岡崎に代わってマイク・ハーフナーが出場する。29分、清武のCKにニアで吉田がヘディングシュート。ゴールラインを割ってゴールが認められる。4点目。さらに33分、左SH清武からのアーリ―クロスをFWハーフナーがヘディングで落とし、FW金崎がゴール前に飛び込んでいく。縺れながら身体ごとゴールになだれ込み、そしてゴールが認められた。日本が5点目を挙げる。
35分にはCH長谷部の縦パスからOH香川の落としに左SH清武がミドルシュート。GKアジジのはね返しを拾った右SB酒井のクロスのクリアをFW金崎がシュート。そしてここで金崎はお役御免。小林悠に交代する。39分、右SH原口のクロスからOH香川がシュートをするも、GKアジジがナイスセーブ。40分には清武のCKにFW小林がニアでフリックすると、CB森重がヘディングシュート。GKアジジのブロックのはね返りを森重が落とすと、CB吉田がシュート。しかしこれもGKアジジがセーブ。さらにOH香川がミドルシュートを放つが枠を捉えられなかった。
結局ここでタイムアップ。5-0。日本が完勝した。もっとも冒頭に書いたように、私の予想からは1点足りない。香川の調子が今一つなのが気掛かりだが、ケガで休養十分の清武がこの代表のゲームでゲーム勘を取り戻し、チームでも久しぶりの勝利をもたらしてくれるとうれしい。岡崎はさすがのプレー。そしてやっぱりこのゲームは何といっても金崎の活躍が目立った。
さて次はシリア戦。一応、私の予想は3-0。勝利は絶対条件として、誰が先発するかが楽しみ。本田と香川を先発させるのだろうか。山口や宇佐美は出場機会を得られるか。勝てるメンバーを選んで、そして私の予想通り、3-0で勝利してほしい。
