とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

年度代わり

 今日から新年度が始まる。昨日3月31日には年度末をもって退職される方が代わる代わるあいさつにおみえになった。これまでは自分に異動があれば他人どころではなく、異動がなくても年度代わりでバタバタと仕事に追われ、あいさつもそこそこに、という心境だったが、今年は違う。あいさつに回る方々が自分の1年後の姿かと思うと、さすがに感慨深いものがある。

 すでに何回も送別の会を重ね、その度ごとに「お疲れさまでした」「ありがとうございました」と言ってきたものの、本当に今日が最後になるかと思うと、その方々との思い出が頭をめぐる。そして来年は自分の番かと思うと、うれしいような、寂しいような。

 一昨日、妻あてに郵便局からダイレクトメールが届いた。中を開けると、年金の振込先の案内だ。女性の場合は60歳の誕生日の3ヶ月前に、社会保険庁から年金に関する案内が届くらしい。その前に郵便局から振込先指定のお誘いのダイレクトメール。

 定年も間近になると、これまで経験したことのないいろいろなことがありそうだ。賢い選択が何かわからないが、一つ一つ確認して決めていくしかない。それはそれで興味深いかもしれない。何しろ初めての経験だ。

 ラスト1年。悔いのない、そしてできれば安楽な1年であってほしい。昨年のように地面の下へ潜るようなことにはならないように。退職のあいさつを受けつつ、そんなことを思っていた。