とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第35節 レスター対スウォンジー

 前節バーディーがレッドカードで欠場。レスターは今シーズン初めて、岡崎とウジョアの2トップで先発した。左SHにシュルップを起用したのはバーディーの代わりに前への推進力を求めたから。これが功を奏する。対するスウォンジーは14位。レスターを警戒してブリットンをアンカーに置く4-1-4-1。ワントップには本来トップ下のシギュルズソンを起用する。

 序盤、アウェイのスウォンジーがパスを回して攻めてくる。レスターもいつものようにしっかりとプレスをかけてカウンターを狙う。お互いきっちりと攻め合う展開の中、10分、スウォンジーのCBウィリアムズからのパスをレスターの右SHマレズが身体に当てて奪うと、そのままドリブルからシュート。レスターがスウォンジーのミスから先制点を挙げた。

 スウォンジーも反撃する。15分、シギュルズソンのFKからCBフェルナンデスがヘディングシュート。17分にはGKファビアンスキーのフィードに左SHルートリッジが走り込み、横パスからCFシギュルズソンがシュート。しかしCBフートがブロックする。レスターも27分、マレズのCKからCHドリンクウォーターが折り返し、DFのクリアを左SBフックスがシュート。GKファビアンスキーがセーブした。28分には右SHマレズのスルーパスにFW岡崎が走り込みシュートを放つが、DFにブロックされた。

 そして30分、左サイド深い位置からのFKをCHドリンクウォーターが蹴ると、FWウジョアがヘディングシュート。レスターが追加点を挙げる。33分、スウォンジーもシギュルズソンのFKにCBフェルナンデスがヘディングシュート。しかしこちらは枠を捉えられない。42分、ゴール正面近くからのシギュルズソンのFKはGKシュマイケルがナイスセーブ。前半は2-0、レスター・リードで折り返した。

 後半に入りスウォンジーは右IHフェルと左SHルートリッジに代えてCFパロスキと左SHモンテロを投入。シギュルズソンをトップ下に下げて4-2-3-1の布陣にする。後半序盤は互角の展開が続く。スウォンジーがパスを回すが、レスターもしっかりと対応。そしてカウンターを狙う展開。ところが15分、GKシュマイケルからのフィードに左SHシュルップが走りだすと、DFをかわしてゴール正面。横パスをFWウジョアが押し込み、レスターが3点目を挙げる。

 するとゲームはすっかりレスター・ペースになる。19分、左SBフックスのFKは枠の外。22分、左SHシュルップがミドルシュートを放つが、GKファビアンスキーがナイスセーブではね返す。23分には左SHシュルップのシュートのこぼれ球をFW岡崎がミドルシュート。しかし枠を捉えられない。25分、再び左SHシュルップがミドルシュート。そして28分、ついに岡崎が交代。代わりにグレイがピッチに入る。スウォンジーも31分、OHシギュルズソンに代えてキソンヨンを投入した。

 33分、OHキソンヨンのCKに右SHアイウがヘディングシュート。しかしサイドネット。レスターは34分、腰を痛めたFWウジョアに代えてOHキングを投入する。36分、右SHマレズがCFグレイとのワンツーで右サイドを上がり、ダイナゴナルがスルーパスにOHキングが走り込む。GKと一対一。しかしシュートはGKファニアンスキーがはね返す。こぼれ球のクリアを拾ってキングがもう一度ミドルシュートを放つが、今度は枠を捉えられない。37分には左SHシュルップに代えてオルブライトンを投入した。

 すると40分、カウンターからCFグレイが右サイドを駆け上がり、クロスにOHキングがヘディングシュート。しかし折り返しとなってグレイがシュート。いったんはGKファビアンスキーがはね返すが、詰め寄った左SHオルブライトンが押し込んだ。4点目。スウォンジーアディショナルタイムに右SHアイウがミドルシュートを放つが、枠を捉えられず、そのままタイムアップ。4-0。レスターが完勝した。

 これで優勝はレスターとトッテナムの2チームに絞られた。しかもトッテナムは今節ウェストブロミッチ相手にドロー。これで勝ち点差は7。残り3試合。レスターはマンUエバートンチェルシーと強豪が続くが、トッテナムが3連勝したとしてもレスターは1勝で優勝に手が届く。トッテナムが一つでも引き分ければ、1分2敗でもOK。次節にも優勝を決める可能性がある。次のマンU戦に期待しよう。