とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

岡山(吹屋・倉敷)、徳島(脇町・鳴門)、淡路島の旅(その3

 最終日は淡路島を巡る。ホテルを9時半に出てまず向かった先は「淡路人形座」。重要無形民俗文化財、淡路人形浄瑠璃を上演する劇場で、この日の演目は「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」。八百屋お七の悲恋を描いた作品で、火の見櫓に登るお七を演じる人形遣いの技が見事。その前には戎さまが酒を飲んでは舞い踊る「戎舞」があり、そして人形遣いの解説があった。演目も楽しく、もっと多くの人に観てもらいたいと思う。小1時間の上演が終わり外へ出ると目の前が「道の駅福良」。海産物を売る露店や土産物店、渦を巻く足湯、そして産直市場「福良マルシェ」がある。「福良マルシェ」を楽しみにしていたが、意外に小規模でびっくりした。観光客は多く、店内はごったがえしていた。タマネギを箱買い。柑橘類を選んで目の前で絞って飲ませてもらえるジュースが人気。美味しかった。

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 買い物をひとしきり楽しんだら、「うずの丘 大鳴門橋記念館」へ向かう。12時前だったが、駐車場になかなか入れない。館内も大賑わい。まずは「たまねぎクレーンゲーム」に並ぶ。500円で6回チャレンジ。うまく掴めるかと心配したが、2個ゲット。娘よ、えらい! 1個につき「たまねぎ1.2kg」と交換してもらえる。楽しんでお腹もへったので2階の「絶景レストラン うずの丘」へ。待ち時間に巨大たまねぎ「おっ玉葱」で記念撮影。後ろには大鳴門橋と鳴門市が見える。食べたのは「生サワラ丼」と「淡路島牛丼」、「淡路牛の赤トロ丼」。いずれも旨い。そして食べ終わったら今度は外で淡路島バーガーの店に並ぶ。こちらは2013年全国ご当地バーガーグランプリで全国1位となった「あわじ島オニオンビーフバーガー」がある。2014年には全国2位となった「あわじ島オニオングラタンバーガー」と「あわじ島たこちりバーガー」も合わせて購入。こちらは夕食用。

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 2時過ぎまで遊んで時間を使い過ぎた。でも楽しかった。それから神戸淡路鳴門自動車道を走って今度は淡路島の北端、「淡路夢舞台」へ向かう。ここは2000年に「淡路花博」が開催された会場で、安藤忠雄が多くの施設を設計している。まずはウェスティンホテルの地下駐車場に車を停めてレストラン&ショップ棟へ入る。既に安藤忠雄のコンクリート打ち放しの世界。ただ迷路みたいでどこへ行ったらいいかわからない。親切なおじいさんが「向こうのエレベーターで4階まで上がるといいよ」と教えてくれる。全部で5ヶ所エレベーターがあるが、どこへ通じているのかなかなかわからない。教えられたルートを進むと楕円フォーラムを通って百段苑の上部へ向かうエレベーター塔へ着く。かなり歩かされるが、同時に安藤忠雄の作品が見られて面白い。

 高いエレベーター棟を上がると百段苑へ出る。4.5m四方に区切られた花壇が100個、階段状に並ぶ景観はなかなか見事。そして美しい。花壇の下には広いカスケードが流れ、眼下の大阪湾や建物の景観を眺めながら歩く。花壇にはけっこう野菜が植えられていたのが楽しい。でもさすがに疲れた。帰りは「奇跡の星の植物館」前のカフェ「トムズスタジオ」でコーヒーなどを飲んで休んだ。

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 そして5時に出発。帰りは予想どおり渋滞。どのルートを通れば正解だったかわからないが、僕たちは途中で一瞬迷って、山陽自動車道から中国自動車道を通り、大渋滞の中、西宮名塩SAに寄って、あわじ島バーガーとレモンラーメンなどを食べた。それから名神は比較的順調に走り、途中、多賀SAで休憩して10時半に自宅へ到着。渋滞もあったが、行程は予定どおりで、吹屋も行けてよかった。楽しい2泊3日の旅行だった。