とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第12節 アントラーズ対F.マリノス

 今週のJリーグアントラーズマリノスのゲームを観た。アントラーズは3位。対するマリノスは9位。特にマリノスは3連敗を含む4戦勝ちなしと不調に陥っている。ファビオはケガで離脱し、代わりにCB栗原が先発。また、累積欠場の喜田に代わりCHパクジョンスが初出場した。アントラーズは遠藤がケガで代わりに左SH杉本が先発。トップは金崎と赤崎で組んできた。

 一進一退の序盤が続いた後の9分、中盤深い位置からのFKをCH柴崎が蹴ると、FW金崎がDFと競り合いながらゴール前に飛び込んでヘディングシュート。幸先よくアントラーズが先制点を挙げる。その後もアントラーズが攻勢。12分、CH小笠原から右に流し、右SB西のクロスのこぼれを左SB山本脩斗がシュートを放つ。24分にはCH柴崎の縦パスをFW金崎が落とし、右SHカイオがドリブルからミドルシュート。GK飯倉がセーブする。

 マリノスの初シュートはようやく26分、CB栗原のクロスを左SB下平が落とし、左SH齋藤学が中に切れ込んでミドルシュート。GK曽ヶ端がナイスセーブした。お互い攻めあぐねる展開が続く。29分、柴崎のFKから右SHカイオが走り込みシュート。しかしDFがブロックする。

 前半も30分を過ぎてようやくマリノスが攻め始める。40分、右SHマルティノスのクロスにCH中町がヘディングシュート。41分、中村俊輔のCKからパクジョンスがオーバーヘッドキック。しかしGK曽ヶ端がセーブする。42分には左SH齋藤が左サイドをドリブルで駆け上がって、DF3人を抜いてクロス。しかし右SHマルティネスのミドルシュートは枠を捉えられない。終盤はマリノスが攻めたが、ゴールならず。1-0、アントラーズのリードで折り返した。

 後半に入り、アントラーズは小笠原に代えてCH永木を投入。マリノスもGK飯倉をケガで榎本に交代した。後半はお互い膠着した展開が続く。7分、FW金崎のミドルシュートがお互いの初シュート。アントラーズは18分、FW赤崎に代えて土居を投入する。直後の18分、右SHマルティノスから右に展開。OH中村のクロスにFW伊藤がミドルシュート。しかしGK曽ヶ端が余裕でセーブする。

 なかなか攻め手が見つからないマリノスは27分、CB栗原に代えてFWカイケを投入。パクジョンスをCBに下げ、4-4-2の布陣にして攻める。29分、中村のCKにCH中町がヘディングシュート。しかし枠を左に外す。その後も攻め続けるマリノス。38分にはCB中澤のパスカットからクロスをCH中町が落とし、左SH齋藤がシュートを放つが、ポストの右に外す。45分には右SHマルティノスが右サイドをドリブル。左SB山本を抜いて、右SB小林の上がりを待って、いったん預けてから落としをミドルシュート。しかしGK曽ヶ端がわずかに触って、バーの上に外れた。結局、このままタイムアップ。アントラーズは序盤の1点を守って勝利した。

 しかし勝利したとは言え、アントラーズも攻撃がイマイチかみ合わない。特に後半は金崎の個人技による積極的なシュート以外、決定機は作れなかった。第1ステージはレッズとフロンターレに絞られたと考えていいだろうか。今節、アルビレックスがレッズと引き分けたが、こうして守備を厚くしないかぎり、レッズの勢いは止められそうもない。アントラーズもこの調子ではかなり厳しそうだ。