とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第13節 アルビレックス対フロンターレ

 前節レッズに引き分けて首位から引きずり下ろしたアルビレックス。今節はまたレッズに代わって首位に立ったフロンターレと対戦した。順位は15位。4月2日にアビスパに勝利して以来、7試合勝利なし。この泥沼をそろそろ抜け出したい。対するフロンターレは2連勝中。レッズに敗戦した以降は負けなし。しかしここはしっかり勝利して試合消化数が少ないレッズを少しでも引き離しておきたいところ。大島と原川がトゥーロン国際大会出場で代わりにエドゥアルド・ネットと森谷でダブルボランチを組んできた。

 序盤からフロンターレが攻勢をかける。しかしアルビレックスもしっかりとゴール前を固め、カウンターで攻める。5分には右SB小泉のクロスをCB谷口がはね返したところをCF山崎がシュート。フロンターレも7分、左SH登里のスルーパスに右SH小林悠が抜け出してシュート。ポストにはね返された。

 アルビレックス小林裕紀をアンカーに、小塚をトップ下。レオシルバが自由に動いて、高いプレスで攻撃の芽を摘んだり、下がっては相手ボールを奪い取って攻撃の起点となる。10分には小塚のCKにCB舞行龍ジェームズがヘディングシュート。GKチョソンリョンの弾いたボールがCB谷口に当たって、あわやゴールに転がり込みそうになる。

 17分、フロンターレが攻める。右SBエウシーニョのクロスのこぼれを右SH小林悠がシュート。CB大野が身体を張ってブロック。続く中村のCKにCBエドゥアルドがヘディングシュート。しかしGK守田がファインセーブではね返した。逆に21分、アルビレックスも反撃。OH小塚から左に流して、左SB前野のクロスをCF山崎が落とし、右SH加藤がシュート。しかしこれはGKチョンソンリョンがキャッチする。

 アルビレックスのプレスにフロンターレがなかなか攻めきれない。41分、田中達也ミドルシュートはGKチョンソンリョンがナイスセーブ。前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入り、アルビレックスは左SH田中を成岡に交代した。7分、中村憲剛のFKを右SH小林悠がヘディングシュート。しかしGK守田がファインセーブ。弾き出す。後半になってもフロンターレが攻めてアルビレックスが守る展開は変わらない。22分、右SH小林悠がドリブルで進み、途中、憲剛とのパス交換からさらにゴール前に迫っていくが、最後はアルビレックスのDF二人につぶされた。

 逆にアルビレックスのカウンターの方が鋭い。23分、OH小塚のスルーパスに抜け出したCF山崎のクロスに右SH加藤がシュート。続くCKをGKチョンソンリョンがパンチングではね返すと、左SB前野のシュートをCB舞行龍ジェームズがちょこんとコースを変える。GKチョンソンリョン、ナイスセーブ。うまく反応し、シュートはセーブした。

 その後、フロンターレは22分左SH中野、35分には田坂を投入して攻める。対するアルビレックスも36分右SH伊藤、41分にはCF山崎に代えて指宿を投入する。42分、CB大野のフィードにCF指宿が抜け出してGKと一対一。しかしシュートは枠を外した。45分にはCHレオシルバのドリブルから右に流して、右SH伊藤がシュート。しかしGKチョンソンリョンがナイスセーブ。結局ゲームはスコアレスドローで終わった。

 アルビレックスは前節レッズ戦に続いて、粘り強い守備が光った。次はベガルタ戦。この調子で行けば、次には勝利も期待できるだろう。心配なのはフロンターレ。大島、原川の不在もあるのだろうが、しっかり守られると次第に攻め手がなくなっていく。これで実質勝点差4。首位に立ちながらいよいよ追い込まれてきた感じ。いっそうの奮起を期待したい。