とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第13節 グランパス対アントラーズ

 久しぶりにグランパスのゲームを観る。一時、和泉をトップ下で起用し、調子を掴みかけたが、また失速。このゲームでは田口をトップ下に起用してきた。右SHは野田、CHには明神が先発した。迎えるアントラーズは前節マリノス戦を観たが、イマイチ攻撃がかみ合わず、そんなに強いという印象はない。しかも金崎はケガで欠場。CB植田もトゥーロン国際大会で欠き、FWにはジネイ、CBにはブエノが先発した。

 序盤からアントラーズが攻勢。3分には左SB山本のフィードをFW赤崎が落とし、FWジネイがCBオーマンをかわしてシュート。おいおい、グランパスの守備は大丈夫か。13分にも左SB山本のクロスにFWジネイがヘディングシュート。アントラーズが押し込んでいく。32分にはカウンターからCH柴崎のクロスにFW赤崎がシュート。しかしGK武田がセーブ。金崎がいないアントラーズは決定力がイマイチだ。

 34分、グランパスもようやくチャンスを掴む。OH田口のスルーパスに左SH永井が抜け出し、GKと一対一。しかしシュートタイミングが一つ遅い。打った時にはCBブエノが滑り込み、ブロックされた。しかしその後はグランパスがセットプレーからペースをつかんでいく。36分、田口のCKに右SH野田がヘディングシュート。38分には田口のFKのクリアを左SH永井がミドルシュート。GK曽ヶ端がナイスセーブ。続くCKからFWシモビッチがヘディングシュート。さらに39分、CH明神が中盤でボールを奪い取り、OH田口の縦パスから左SH永井がスルーパス。FWシモビッチが走り込むが、そこへOH田口も走り込んでボールを奪いシュート。ポスト右に外す。シモビッチに任せていたらどうだったんだろう? 41分にはCH明神のスルーパスに左SH永井が抜け出しシュートを放つが、GK曽ヶ端のナイスセーブに防がれた。お互い、攻撃力がイマイチで、決めきれないまま前半を終えた。

 しかし後半開始直後、ゲームが動く。1分、OH田口がドリブルで進むと、いったん左に流し、左SH永井が中へ戻すと、永井に寄せ付けられたDFがいなくなり田口がノーマーク。見事なミドルシュートをネットに突き刺した。グランパスが先制した。

 4分には左SHカイオのクロスをFW赤崎が落として、FWジネイがシュート。しかしGK武田がキャッチする。その後もグランパス・ペースで進む。9分、OH田口のFKはわずかにポストの右。アントラーズも8分、FW赤崎に代えて土居を投入する。すると11分、グランパスが早いリスタートを狙ったが、左SH永井からCB昌子が奪って、CH柴崎の縦パスをFW土居が落とし、左SHカイオがそのまま抜け出してシュート。これが決まり、アントラーズが同点に追い付いた。うーん、カイトの決定力だけが怖い。

 13分にはCH柴崎が右に展開。右SB伊東のクロスにFW土居がヘディングシュート。しかしGK武田がナイスセーブする。その後、また次第にグランパスがペースをつかんでいく。17分、左SH永井がドリブルから中に切れ込み、OH田口がシュート。枠を外す。18分には田口のCKにCB竹内がヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。アントラーズは19分、CH小笠原に代えて永木を投入した。

 そして21分、OH田口のCKにCB竹内が走り込み、ヘディングシュート。今度はネットに突き刺さる。ゴール。グランパスが勝ち越した。しかしその後、グランパスの守備ラインが下がり、守りに入ってしまった。押し込むアントラーズ。25分にはCH永木から左に流し、左SB山本のクロスにFWジネイが胸トラップからシュート。しかしその際にDFと交錯して足を痛め、27分、左SH杉本に交代する。カイオをFWに上げる。グランパスも28分、右SH野田に代えて古林を投入した。

 29分、FWシモビッチのクロスにOH田口がヘディングシュート。GK曽ヶ端がファインセーブで弾き出す。35分には左SH永井が足を痛め、小川に交代する。そのまま何とか守り切ろうとするグランパス。しかしその受け身の姿勢がかえってアントラーズの攻勢を浴びる。そして41分、CH柴崎の縦パスに抜け出したFWカイオがクロス。これがファーに流れて、CH永木が折り返しのクロス。そこに右SH鈴木優磨が走り込む。ヘディングシュート。ついにアントラーズが同点に追い付いた。そのままアディショナルタイムに突入。しかし長すぎる6分間。するとアディショナルタイム5分、GK武田からのゴールキックをCH柴崎が縦に蹴りだすと、FW土居のスルーパスにFWカイオが抜け出す。GK武田の脇を抜いてシュート。アントラーズが劇的な逆転ゴールを挙げて、そのまま勝ち切った。無念、グランパス

 あと少しで勝利だったが、守りに入ってしまったところをつけ込まれてしまった。せっかく田口のトップ下が功を奏したかと思ったのに、残念。しかしアントラーズ相手にいいゲームだった。この調子で次節もがんばろう。前半戦は何とか中位のまま行ければいい。少しずつ引き出しは増えているような気がする。