とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

なでしこリーグ杯グループA レオネッサ対くノ一

 女子サッカーはリーグ戦が一旦休止となり、リーグ杯が始まった。先々週行われた初戦はグループAでレオネッサとくノ一が対戦。その2週間前にリーグ戦で対戦した時は、くノ一が終了間際に杉田亜未のゴールで勝利した。代表のアメリカ遠征で杉田亜未はいないが、レオネッサも中島と増矢が不在。レオネッサは川澄もベンチに置いて、左SH仲田が先発。右SBには守屋を先発起用した。くノ一は左SH下條と右SAH尾田が先発した。

 レオネッサは4分、CH杉田妃和の縦パスをFW大野が落とし、右SH京川のスルーパスにFW高瀬が抜け出してシュート。GK久野がセーブした。すると直後の5分、DFからボールを奪い取ったFWボハボーイがクロスを入れると、左SH下條がヘディングシュート。何と、くノ一が早い時間に先制点を挙げた。

 反撃するレオネッサ。10分には左SH仲田がDFをかわして左サイドを切れ込み、クロスにFW大野がシュート。しかしGK久野がナイスセーブで弾き出す。くノ一も12分、CH櫨がミドルシュートを放つと、15分にはCH那須のドリブルから右に展開。右SH尾田のクロスに那須ミドルシュート。しかしレオネッサもGK武仲がナイスセーブを見せる。くノ一は組織的な守りがしっかりしている。その後はお互いなかなかチャンスがつかめない。前半はこのまま、くノ一1点リードで折り返した。

 前半38分に右SH尾田を福丸に交代した野田監督。後半4分にはFW小川のスルーパスに右SH福丸が抜け出すが、DFがクリアした。攻撃がなかなか噛み合わないレオネッサは8分、左SH仲田に代えて右SH川澄を投入。京川を左SHに回す。すると右SB守屋の攻撃参加が多くなってきた。9分、右SB守屋のクロスを左SH京川が落とし、FW高瀬がシュート。しかしDFがブロックする。

 その後もレオネッサが攻めるが、くノ一の守りが集中している。16分、CH杉田がミドルシュートを放つが枠を捉えられない。18分、川澄のCKのこぼれをFW大野がミドルシュートするが、これも枠の外。さらに24分、CB三宅のクロスにFW高瀬がヘディングシュートを放つが、GK久野がキャッチした。くノ一は28分、左SH下條に代えてFW園原を投入。小川を右SHに下げて、福丸を左SHに回す。

 その後も攻め続けるレオネッサ。30分にはFW高瀬から右に展開。右SB守屋のクロスにCH南山が合わせるが、バーを直撃。ゴールならず。31分には左SH京川から左に展開。左SB鮫島が駆け上がりシュートを放つが、右SB武田がスライディング。身体を張った。32分にはCH南山に代えてFW道上を投入。さらに攻撃力を強める。34分にはFW道上のクロスに左SH京川がミドルシュート。44分には右SB守屋のクロスに左SB鮫島がミドルシュートを放つが、今度はCB宮迫が身体を投げ出した。結局最後までゴールを許さず。くノ一が前半の1得点を守り切り、リーグ戦に続いてレオネッサに勝利した。

 くノ一はこれで野田監督になって負け知らずの3連勝。攻守に組織的なプレーが目立つ。一方のレオネッサは個々の選手の能力は高いが、最後の場面で決めきれない。これでリーグから数えて3連敗。先週末に行われたコノミヤとのゲームは6-0と大勝したが、一時ほどの絶対的な実力差はない。できればもう少し早くゲーム中継を放送してほしい。今度はベレーザのゲームを観てみたい。