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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

なでしこ杯グループA レオネッサ対ベレーザ

 レオネッサはベレーザ相手にこのところ引き分けを挟んで8連敗中なのだそうだ。そんなに勝っていないかなあ。昨シーズンは大野や近賀、川澄らが海外から帰国して、鮫島も加入。ぶっちぎりで優勝するかと思ったら、皇后杯こそ優勝したが、リーグは3位。今シーズンもここまで思ったような成績は残せていない。中島が中心となって活躍することを期待したが、若手とベテランの融合が依然、課題のままだ。これに対してベレーザは若手がいきいきと活躍している。リーグ杯に入ってもここまで3連勝。特に16歳の植木が連続3ゴールを挙げているのが目を引く。

 序盤はいつものように中盤の厳しいプレスで両者互角の展開。4分、OH籾木のフィードにCF田中美南が抜け出しシュートを放つ。14分、CH阪口の縦パスからCF田中美南が戻してOH籾木がシュート。GK武仲がセーブする。15分、CH中里のスルーパスからOH籾木がミドルシュート。さらに17分にはCH中里が積極的にミドルシュートを放っていく。レオネッサのプレスも厳しいが、ベレーザの方が全体的に運動量が多く、シュートに対しても積極的。対するレオネッサはFWに入った京川が中盤まで下がってくるが、そこからなかなか有効な攻撃を繰り出せない。

 24分、CF田中美南がポストになって、OH籾木から左に展開。左SH長谷川がシュートを放つ。32分にはOH籾木の放ったミドルシュートがわずかにバーの上を越える。レオネッサはようやく34分、右SH中島がドリブルでDFをかわし、クロスをFW大野が落としてCH杉田が走り込むが、DFがブロックした。なかなかシュートが打てない。

 38分、OH籾木からのパスを受けて右SH三浦が強烈なシュート。GK武仲がナイスセーブで弾き出す。前半も終盤になってようやくレオネッサがベレーザ・ゴール前に攻め込んでいき、43分、右SB近賀のクロスにFW京川がヘディングシュート。しかしうまく当たらない。GK山下が難なくキャッチして前半を終えた。

 後半に入ると、頭からベレーザが右SB隅田、右SH上辻を投入して、右SB清水をCBに回す。カップ戦の5人交代制を生かした采配。1分、CH中里のパスからCF田中美南が左に展開。左SH長谷川のクロスに右SH上辻がヘディングシュート。GK武仲にキャッチされるが、後半に入ってもベレーザの攻撃が積極的だ。4分にはCF田中美南の落としから左SH長谷川がミドルシュートを放つ。

 レオネッサもようやく7分、GK武仲のパスから左SB守屋がフィード。左SH鮫島が走り込み、クロスにFW京川がシュートするも一旦は当たり損ね。はね返ったボールをもう一度シュートしたが、GK山下にセーブされた。13分には右SH中島のドリブルから右に展開。右SB近賀のクロスにCH杉田がミドルシュートを狙うが、シュートミス。枠を大きく外してしまう。15分にはこのゲーム、ほとんどボールに触れなかったFW大野が増矢に交代する。そして16分、中島のCKをファーでCB甲斐が折り返し、CB田中明日菜がヘディングシュート。押されていたレオネッサが先制ゴールを挙げた。

 1点をリードされたベレーザは29分、左SH長谷川に代えてFW植木を投入する。上辻が左SHに回り、籾木が右サイドに出る4-4-2の布陣。するとさっそく34分、FW植木が左サイドからDF二人の間を抜いて強引にシュートを放つ。サイドネットにかかったが、植木の積極的なプレーはまたベレーザに元気を取り戻す。36分にはCB岩清水のフィードをFW田中美南が落とし、左SH上辻がミドルシュート。そして37分、CH阪口のアーリークロスにFW植木がヘディングシュート。これが決まり、ついにベレーザが同点に追い付いた。

 レオネッサも35分、左SH鮫島に代えてCF高瀬を投入すると、追加点を狙って積極的にプレー。41分、CHチョソヒョンから左に展開。左SB守屋がドリブルで駆け上がり、クロスにOH増矢がシュート。しかしGK山下がセーブ。42分には左SH京川がミドルシュートを放つ。ベレーザも44分、籾木のCKからCB岩清水のヘディングシュートはバーに跳ね返される。続いてCH中里がミドルシュートを放つが、DFにブロックされた。結局このままタイムアップ。ゲームは1-1のドローに終わった。

 やはりベレーザは強い。若い選手たちが生き生きとして、変に技巧に走らずシンプルにプレーして、特に運動量が多いのがいい。なでしこジャパンとU20の監督を兼任する高倉麻子監督が視察に来ていたが、U20世代の活躍ぶりに目を細めただろう。そしてそこからなでしこジャパンを再生していくことになるのかな。ベレーザの元気さが目立ったゲームだった。