読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグチャンピオンシップ準決勝 フロンターレ対アントラーズ

 今季限りで退任する風間監督に何としてもタイトルを取らせてあげたいフロンターレ。一方、アントラーズは第2ステージでは11位に沈んだが、それでも年間勝ち点では3位。チャンピオンシップに出場する資格は十分にある。もっとも直近4試合は4連敗。12日の天皇杯4回戦では勝利して中10日。どれだけ調子を上げてきているか。それはフロンターレも同じだ。フロンターレの布陣は3-2-4-1。長谷川をワントップに、三好と大久保がトップ下に座る、天皇杯レッズ戦と同じ布陣だ。一方、アントラーズは柴崎がケガで永木と小笠原のダブルボランチ。結果的に永木の起用が功を奏した。

 前半序盤はアントラーズが前から高いプレスをかけていく。しかし3分、フロンターレがカウンター。左FW三好の大きなサイドチェンジを受けたCF長谷川がクロス。右FW大久保がボレーシュートを放つが、枠は捉えられない。その後もアントラーズが攻めて、フロンターレが隙を窺う。しかし両チーム、守備が堅い。一進一退の展開が続く。

 21分、カウンターに飛び出したCF長谷川は左太ももを抑えて倒れ込む。肉離れ。前半早い時間帯で長谷川を諦め、中村憲剛を投入する。布陣も大久保をトップに上げ、中村をトップ下に置く4-2-3-1に変更する。22分、OH中村のドリブルから横パスにCF大久保がミドルシュート。しかしGK曽ヶ端がセーブする。アントラーズも23分、CF金崎のドリブルから左SHファブリシオミドルシュート。GKチョンソンリョンがナイスセーブを見せる。24分、右SB西のミドルシュートもGKチョンソンリョンが好セーブ。フロンターレもよく守る。

 38分、CF大久保のクロスからCH板倉がミドルシュート。45分、CH永木のFKはわずかにポストの左。アディショナルタイム、CH永木のクロスをCB谷口がヘディング・クリア。前半はがっぷり互角の展開。スコアレスで折り返した。

 後半もアントラーズが高いプレスで攻めて、フロンターレがカウンターで攻め返す展開。そして5分、左SB山本のクロスにCF金崎がダイビングヘッド。これが決まり、ついにアントラーズが先制点を挙げた。このまま勝てばアントラーズが決勝進出。逆にフロンターレが追い付けばフロンターレが決勝に進出することになる。攻めのフロンターレ。守りのアントラーズ。両チームの本来の強みがぶつかり合う盾と矛の闘いが始まった。

 反撃するフロンターレは8分、左SB車屋のパスからCH板倉がミドルシュート。しかし枠に入らない。14分、左SH三好の縦パスからOH中村憲剛が切り返してシュート。しかしサイドネットに外れる。18分、中村憲剛のFKはGK曽ヶ端がナイスクリア。攻めねばならないフロンターレは22分、田坂に代えて左SH登里を投入。三好を右SHに回し、エウシーニョが右SBに下がる。

 すると直後の22分、右SBエウシーニョの縦パスをCF大久保が落とし、中村がシュート。しかしサイドネットに外れる。24分、左SB車屋の縦パスから左SH登里がシュート。しかしこれもポストの左に外れる。26分には左SH登里がドリブルで仕掛けてゴール前まで上がっていくが、戻したパスにシュートを打つ選手がいない。

 押されるアントラーズは30分、左SHファブリシオに代えて三竿をボランチで投入。永木を右SHに回して左SH登里のマークに付け、土居を左SH、遠藤をトップ下に移す。フロンターレは32分、CH板倉に代えてCF森本を投入。中村をボランチに下げる。すると永木がしっかりとフロンターレの左サイドを抑え、フロンターレの攻撃を鎮静化する。40分過ぎにはエドゥアルドをトップに上げるパワープレー。

 43分、CBエドゥアルド・ネットのフィードから左SH登里がシュートを放つが、右SB西が身体を張る。直後に、遠藤に代えて赤崎を投入。44分、右SH三好のフィードをFWエドゥアルドが落とし、CB谷口が縦パス。しかしFW大久保が届かない。時間が刻々と過ぎていく。アディショナルタイムの46分にはCH小笠原に代えてCB植田を入れてアントラーズが守備を固める。47分、アントラーズのカウンターからFW赤崎が飛び出す。GKチョンソンリョンも飛び出し、ぎりぎりクリア。GKがいないゴールをCH三竿が狙うが、CB谷口が何とかクリアした。51分、右SBエウシーニョのクロスにCB谷口がヘディングシュート。しかし枠を外す。そしてタイムアップ。フロンターレ、ついにチャンピオンシップ準決勝で敗退。これで風間監督タイトルの夢は天皇杯だけとなった。

 考えてみればアントラーズは第1ステージのチャンピオン。決勝を第2ステージ・チャンピオンのレッズと戦うということは、かつての2ステージ制だったら当たり前のこと。フロンターレは第1ステージ、第2ステージ共に2位だった。そしてチャンピオンシップも結局タイトルには手が届かなかった。これも仕方ないのかもしれない。タイトルは天皇杯に期待して、チャンピオンシップは第1ステージ・第2ステージの勝者同士の優勝決定戦として楽しもう。改めてアントラーズの底力を感じたゲームだった。