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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

セリエA第13節 ACミラン対インテル

 本田と長友が対戦するミラノ・ダービー。のはずだが、二人ともベンチスタート。モンテッラ監督の下でここまで3位とこれまでになく好調なミラン。GKドンナルマが17歳、アンカーにすわるロカテッリが18歳と若い選手が躍動する。対するインテルはここまで9位。ピオーリ新監督に交代し、ここからの復活を期す。本来CHのメデルをCBで起用した4-2-3-1の布陣だ。

 序盤からインテルのプレスが速い。高い位置からボールを追い、奪えばしっかりとパスをつないで攻めていく。11分、CHブロゾビッチのCKからCHコンドグビアがヘディングシュート。14分には右SHカンドレーバのドリブルからOHマリオのクロスに左SHペリシッチミドルシュートを放つ。押し込まれるミランはゴール前をしっかりと固めて、ロングボールで前線を走らせる作戦。でもこれでは本田の出場する機会はない。

 24分、右SBダンブロージオのクロスに左SHペリシッチがヘディングシュート。しかしポスト左に外す。26分、右SHカンドレーバミドルシュートはポストの右。シュートは放つが、なかなか決定的なチャンスは訪れない。35分、右SHカンドレーバのクロスのこぼれを右SBダンブロージオがミドルシュート。DFがブロック。続くCKから左SHペリシッチがヘディングシュートを叩くも枠を捉えられない。インテルは攻めてはいるが、チーム得点王のCFイカルディにボールが入らない。それだけミランがしっかり守っているということか。インテルは37分、CBメデルが足の不調を訴えて、CBムリーリョに交代する。

 そして40分、ようやく左SBデシーリョがミドルシュート。恐らくこれがミラン最初のシュート。続く42分には中盤で左IHボナベントゥーラがボールを奪うと、CFバッカが右に展開。右SHスソがドリブルからクロスを入れると、CFバッカがシュート。しかしGKハンダノビッチが正面でキャッチ。この後、インテルがカウンターで攻め込むが、GKドンナルマがキャッチ。そしてその直後、GKドンナルマのフィードをピッチ中央で受けた左IHボナベントゥーラがドリブルで前に運ぶと、右に展開。パスを受けた右SHスソが切り返しから左足で見事なミドルシュート。前半終始押されていたミランが先制点を挙げた。カウンターの応酬でお互い中盤のスペースは空いていた。前半は1-0。ミランのリードで折り返した。

 これで息を吹き返したミランは後半、積極的に攻めていく。5分、右SHスソのFKのこぼれ球を右IHクツカが落とし、左IHボナベントゥーラがシュート。DFがブロック。6分、CHコンドグビアからボールを奪った右IHクツカがドリブルからスルーパス。左SHニアンがミドルシュートを放つが、GKハンダノビッチがセーブする。その後、インテル右SHカンドレーバミラン右SHスソがミドルシュートの応酬。そして8分、左タッチライン際でファールかと思われた激しい接触。一瞬ミランの選手の動きが止まったところを、インテルが早いスローイン。そしてピッチ中央からカンドレーバが見事なミドルシュート。これが決まり、インテルが同点に追い付いた。

 12分にはOHマリオがドリブルから切り返してミドルシュート。しかしDFがブロックする。そして13分、右SBアバーテが前に大きくフィードを入れると、CFバッカが落とし、右SHスソが縦へ。バッカが走り込んで中へパスをすると、スソが軽く切り返して今度は右足で素早いシュート。これが決まり、ミランがすぐに突き放した。

 スソに二度にわたりゴールを決められたインテルは20分、左SBアンサルディに代えて長友を投入する。「スソを止めろ」と指示を受けた長友はその後、しっかりとスソを封じた。22分、右SHカンドレーバの縦パスから左SHペリシッチが抜け出しシュート。しかしポストの右。ペリシッチが再三シュートを放つが、なかなか枠を捉えられない。24分、右SBダンブロージオのスルーパスにCFイカルディが抜け出すが、シュートミス。この日のイカルディは絶不調。その後もインテルが攻めるが、ミランが守備を固めてリードを守る。

 インテルは30分、CHブロゾビッチに代えてトップ下にヨベティッチを投入。ミランも26分、CFバッカに代えて左SHフェルナンジーニョを入れると、34分にはCFニアンに代えてラパドゥーラを投入。さらに43分には左IHボナベントゥーラに代えてバシャリッチ。守備を固める。そしてアディショナルタイム突入。CKのチャンスにGKハンダノビッチもゴール前に上がってくる。そして47分、CKにCBムリーリョがヘディングシュート。これを左SHペリシッチが押し込み、ついにインテルが同点に追い付く。そしてタイムアップ。伝統のミラノ・ダービーはアディショナルタイムの攻防でドローの結果に終わった。

 ようやく追い付いたとはいえ、新監督を迎えて、ゲームは終始インテルが主導権を握った。結果も何とかついてきて、これからの躍進が楽しみだ。長友も安定した力を見せて、これからも重要な駒として起用されるだろう。一方の本田は、現在のミランのサッカーでは役割がない。こちらは早く次のチームを探す方が得策だ。何ならグランパスに戻ってきてくれれば、大歓迎をするのだが。世界を見渡しても、本田のプレースタイルに合う強豪チームは少ないように思う。