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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1チャンピオンシップ第2戦 レッズ対アントラーズ

 昨日は夜、予定があり、生では観られなかった。ビデオをチラッと見た時にはレッズが先制。これはこのままレッズが優勝しただろう。それで続きを観る気がしなかった。疲れていたのでそのまま睡眠。今朝になって新聞を見て驚いた。アントラーズ優勝?! 何があったんだ! すぐにビデオを観始めた。観ていてようやく気がついた。アントラーズの優勝条件は「2点以上取って勝利」というのは、2点差ではないということを。つまり2-1ならアントラーズが優勝できる。そしてまさにその通りの結果となった。レッズが1点取ることには何の意味もなかったんだ。

 アントラーズは予想通り、柴崎を左SHで先発起用。後は第1戦と同じメンバーが先発した。メンバーをいじってきたのはレッズ。左FWに高木、右WBに関根が先発した。ひょっとしてこの時点で既に間違っていたのかもしれない。レッズは第1戦同様、守備を重視する先発でよかったのではないか。しかしペトロビッチ監督が「第1戦の結果は忘れる」とコメントしたレッズは序盤から積極的に攻めていく。

 4分、右WB関根の仕掛けからクロスに右FW武藤がスルーして左FW高木がシュート。CB昌子がブロックする。そして7分、スローインからFW高木が抜け出して、クロスにCF興梠がボレーシュート。見事に決まりレッズが先制点を挙げた。10分には右WB関根のドリブルから縦パスに右FW武藤がCB昌子をかわしてシュートを放つがバーに弾かれる。

 先制点を入れられたアントラーズだが、その後はじっくりと反撃していく。レッズもよく守り、カウンターを狙う。26分にはCB遠藤航の大きなサイドチェンジから左FW高木が落とし、左WB宇賀神が上がってきて縦パスに右FW武藤がシュート。しかしこれもCB昌子がブロックする。反撃したいアントラーズは30分過ぎから柴崎をトップ下あたりに移し、左WB山本が積極的に上がってくる。38分には柴崎のFKのクリアをCH小笠原がミドルシュート。しかし枠を外す。そして40分、CBファンソッコから右サイドへ大きくフィード。右SH遠藤康が走り込んで、右足でクロス。これにFW金崎が飛び込んだ。ヘディングシュートを叩き付け、アントラーズが前半のうちに同点に追い付いた。あと1点。その後は遠藤康を左SHに置いて守備を固める。前半は1-1で折り返した。

 後半はまだ遠藤康を右SHに戻し、先発時と同じ布陣に戻す。2分、右WB関根のクロスのクリアを右CB森脇がシュート。CB昌子がブロックする。アントラーズも6分、柴崎のCKにFW金崎がヘディングシュート。しかし枠を外す。レッズも7分、FW武藤のスルーパスに左WB宇賀神が走り込み、クロスにFW高木が走り込み。しかし右足・左足を迷ったか、詰まった感じで右足で蹴ったシュートは枠を外す。

 その後13分、アントラーズは右SH遠藤康を鈴木優磨に交代する。レッズもFW高木に代えてCH青木。さらに16分、右WB関根を駒野に交代する。守備を固める交代。しかしこの交代も問題あり。早くから守備的になってしまったかも。アントラーズは21分、右SB西のクロスをFW土居がヘディングシュート。これはGK西川が悠々キャッチ。24分、柴崎のFKに右SB西がヘディングシュート。しかしこれも枠を捉えられない。

 26分、CF興梠をズラタンに交代する。アントラーズも28分、CH小笠原に代えて右SB伊東を投入。西をボランチに上げる。30分、右SH鈴木がボールを奪い、FW土居がシュート。バーを叩く。そして34分、中盤でのボールを奪い合い。CH阿部から右CB森脇へのパスをFW金崎がボールを奪い落とすと、左SH柴崎が縦パス。FW土居が落として左SB山本がスルーパス。土居に届かなかったが、その後ろから右SH鈴木優磨が走り込む。触ろうと思えば触れたのではないかと思うが、山本のパスを見送ったCB槙野があわてて鈴木を追いかけ、PA内で倒してしまう。PK。これを金崎が魂を込めて蹴り込み、ついにアントラーズが2点目をゲットした。

 これを見てすぐに槙野をFWに上げるペトロビッチ監督。しかしこれも早過ぎたのではないか。38分、GK西川のフィードをFW槙野がヘディングで落とし、CFズラタンが走り込んでシュート。しかし枠を外す。40分、右WB駒野のクロスをCFズラタンが落とし、FW柏木のクロスにFW武藤がシュート。しかしアントラーズの守備がしっかりしている。常にDFが競って、シュートもブロックされた。43分、右CB森脇のミドルシュートも枠の外。アディショナルタイム49分、右CB森脇のクロスをFW槙野が落とし、FW武藤がシュート。しかしこれも枠を捉えられなかった。そしてタイムアップ。2-1。アントラーズが見事な逆転ゲーム。J1リーグ8度目のチャンピオンに輝いた。

 アントラーズの戦い方が見事。しかしそれ以上に優勝を目前にしてペトロビッチ監督の選手起用がナーバス過ぎた。サンフレッチェ、そしてレッズに移っても、あと少しでタイトルを逃し続けてきた。そんなペトロビッチ監督の弱さが優勝を逃した原因ではないか。「第1戦の結果を考慮しない」と言って攻撃的布陣にしたが、第1戦の結果を見れば守備重視の先発をすべきだった。守備的な選手交代も早過ぎた。そして槙野のパワープレーも。勝手にバタバタするレッズに対してアントラーズは落ち着いていた。CB昌子を中心にアントラーズらしくしっかりと守り、そして最もアントラーズらしくない金崎が2ゴールを決める。まさにこれこそアントラーズらしい勝利。年間順位3位ということに批判はあるのかもしれないが、チームの質・完成度という面では十分に優勝に値するアントラーズの優勝だった。素直におめでとうと言いたい。そして第1戦だけで逆転は無理と思ってしまった自分の不明を深く恥じたいと思う。