とんま天狗は雲の上

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クラブワールドカップ準々決勝 マメロディ・サンダウンズ対アントラーズ

 オークランドシティ戦では勝負にこだわったゲーム運びで勝ち上がったアントラーズ。このゲームでも前半は金崎を温存して、FW赤崎が先発。柴崎をボランチで起用し、左SHに中村を起用したのもやはり守備を重視した結果か。植田をCBで先発させたのもアフリカの身体能力を意識した起用だと思う。マメロディ・サンダウンズは当初、カストロとビリアトを2トップに、右SHドリー、左SHタウを配した4-4-2の布陣で始まった。

 6分、FWビリアトのFKからヘディングシュート。日テレの中継はアントラーズ中心で誰がシュートを放ったのかわからなかった。都並と北沢の解説は専門的で的確だと思うが、アナウンサーがそれについていけない。7分、右SHドリーの縦パスにFWビリアトがCB昌子をかわして切れ込むと、クロスにFWカストロがシュートを放つ。さらに13分には右SHドリーの縦パスからFWビリアトのスルーパスに右SBモレナが走り込み、クロス性のシュート。GK曽ヶ端がナイスセーブで弾き返した。

 サンダウンズの攻撃は速い。カウンターから何度も突破を許すが、守備を固めるアントラーズもゴール前は強い。22分、中盤深い位置からのFKをCBアレンゼがヘディングで折り返し、CHマブンダがシュート。FWカストロが飛び込むが、わずかに届かず、GK曽ヶ端がキャッチした。アントラーズはようやく25分、CH柴崎のスルーパスにFW赤崎が反応。走り込んでクロスを入れるが、DFがクリア。攻めてもなかなかゴールまで至らないサンダウンズはこの時間辺りからタウをトップ下に移し、ドリーを左SH、ビリアトを右SHに下げて、攻撃にバリエーションを付けていく。

 29分、左SBランガーマンのフィードにOHタウがうまくCB昌子をかわして前を向くとシュートを放つが、GK曽ヶ端がナイスセーブを見せる。31分、OHタウのスルーパスに左SBランガーマンが走り込み、クロスに右SHビリアトがシュート。35分、CHマゼンダが強烈なミドルシュート。しかしこれもGK曽ヶ端が弾き返す。39分、CHケカナもミドルシュートを放つ。結局前半、アントラーズのシュートはゼロ。だがその割にはアントラーズが一方的に攻められていたという感じはしない。十分ゲームをコントロールした中で、しっかりとサンダウンズの攻撃を受けとめていた。

 前半でしっかりとサンダウンズを観察した結果を踏まえ、後半はアントラーズが攻撃に転じる。8分、右SH遠藤が切れ込んで得意のミドルシュート。これはわずかにバーの上。12分、CH柴崎のスルーパスに右SH遠藤が走り込み、クロスを左SB山本が折り返すと、FW土居がシュート。しかしCHマブンダがブロックした。サンダウンズもその直後、左SHドリーから右に展開。OHタウのクロスにドリーがミドルシュート。わずかに右に外す。

 アントラーズは15分、左SH中村のスルーパスに左SB山本が走り込み、クロスに右SB西がシュート。GKオニャンゴがファインセーブ。さらにCBアレンゼがヘディングでクリアした。そして16分、アントラーズはいよいよ左SH中村に代えてFW金崎を投入。すると18分、CH柴崎のスルーパスに走り込んだFW赤崎がクロスを入れると、左SH土居がヘディングで折り返して、右SH遠藤がボレーシュート。GKオニャンゴを弾いてゴールに転がり込んだ。ついにアントラーズが先制した。

 その後はアントラーズが完全にゲームをコントロール。25分、CH永木のミドルシュートはGKオニャンゴがナイスセーブ。29分、FW金崎から右に展開。右SB西のクロスに金崎が走り込んでヘディングシュート。サンダウンズは20分シヤンダ・ズワネ、26分ラッフォー、34分ビラカジと攻撃的選手を投入していくが、なかなか攻撃が形にならない。39分、ドリーのCKからCBリカルド・ナシメントのヘディングシュートも枠を捉えられない。

 アントラーズは39分、FW赤崎に代えて鈴木優磨を投入する。すると43分、右SH遠藤のスルーパスにFW鈴木が走り込み、クロスをFW金崎がシュート。落ち着いて決めてアントラーズが追加点を入れた。そしてタイムアップ。2-0でアントラーズが勝利した。

 アフリカ勢と言ってもマメロディ・サンダウンズは南アフリカらしくパスをつないで攻めるチームだった。その点、アントラーズにとっては御しやすい相手だったかもしれない。前半あれだけ攻め込まれても、後半はしっかりとゲームをコントロールして勝利するところはさすがアントラーズ。いよいよ次は南米王者のアトレティコ・ナシオナルが相手。試合巧者ぶりはナシオナルの方が上だろう。アントラーズがどう戦うか。そこに注目したい。