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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

クラブワールドカップ決勝 レアル・マドリード対鹿島アントラーズ

 あわやアントラーズがクラブ世界一か? 一大会での結果とは言え、すごい事態になりそうになった。もし後半、セルヒオ・ラモスへ2枚目のイエローカードが提示され、退場処分となっていたら結果はわからなかった。レアル・マドリードもリードされてからは本気モードだった。アントラーズにとってはいい経験になっただろうし、観戦している僕らにとっても楽しいゲームだった。

 アントラーズはFW金崎が先発。中盤はCH小笠原が先発して柴崎を左SHに。CBは植田と昌子で組んできた。対するレアル・マドリードはCBセルヒオ・ラモスが先発した他はクラブ・アメリカ戦と同じメンバー。序盤、アントラーズが積極的に前からプレスをかけていく。しかし9分、右IHモドリッチから右に展開。右FWルーカス・バスケスのクロスをCB植田がクリアしたところを、右IHモドリッチが拾ってミドルシュート。GK曽ヶ端が弾き返すが、CFベンゼマが詰めて先制点を挙げる。これでやっぱりレアルの楽勝かと思った。しかしまだ時間帯も早く、そこからもアントラーズはしっかりと粘っていく。

 10分、FW金崎のスルーパスに走り込んだFW土居がクロス。ファーサイドに流れて左SB山本が落としたボールをCH小笠原がミドルシュートを放つ。わずかにバーの上。14分、左IHクロースがドリブルで持ち込んで、右FWルーカス・バスケスミドルシュート。19分には左FWクリスティアーノ・ロナウドのドリブルにCB植田がしつこく付いていき、戻したボールを左SBマルセロが中へ入れると、左IHクロースが右に展開。CFベンゼマのクロスに右IHモドリッチが切り返してシュートを放つが、CH永木がブロックする。粘るアントラーズ

 24分にはFW土居のスルーパスに右SH遠藤が走り込んでミドルシュートを放つが、枠を外す。27分、CFベンゼマが右FWルーカス・バスケスとのワンツーで走り込みミドルシュート。GK曽ヶ端がナイスセーブ。続くクロースのCKにCBバランがヘディングシュートを放つが、枠は捉えられない。31分には左FWクリスティアーノ・ロナウドのFK。壁に当たってはね返ったところをロナウドミドルシュートを放つが、これも枠の外。37分、CFベンゼマのドリブルを左FWクリスティアーノ・ロナウドがポストになって、右IHモドリッチミドルシュート。GK曽ヶ端がキャッチした。

 そして44分、FW土居のクロスに左SH柴崎のトラップはやや大きいと思ったが、これを利してうまくDFの逆を突き、ミドルシュート。これが決まり、アントラーズが同点に追いついた。そして前半終了。前半のうちに追い付いたのは大きい。

 先制してこれで行けると思ったか、レアル・マドリードの攻撃もやや淡白になっていた。後半3分、モドリッチのCKにCBセルヒオ・ラモスがヘディングシュートするも、わずかにバーの上。そして7分、DFからのフィードを左SH柴崎が受けると、左に持ち出してミドルシュート。今度はゴールの左端ぎりぎりに決まった。なんとアントラーズが逆転をする。

 逆転されてもなかなかペースが戻ってこない印象のレアルだったが、15分、強引な攻めが功を奏する。右サイドのタッチライン際から右FWルーカス・バスケスが中へドリブルを始めると、CFベンゼマからの縦パスに走り込。CH小笠原がプレス。さらに左SB山本がプレスに行ったが、もつれて倒れてしまう。PKの判定。これをクリスティアーノ・ロナウドが強烈にネットに突き刺して、レアル・マドリードが同点に追いついた。

 直後には左FWクリスティアーノ・ロナウドミドルシュートがゴールを襲う。GK曽ヶ端がナイスセーブ。続くCKにCBセルヒオ・ラモスがシュートを放つが、枠の外。同点に追いついてようやくレアル・マドリードが本気モードになってきた。20分、CFベンゼマがドリブルでDF二人を置き去りにしてクロスに左SBマルセロがミドルシュート。これはGK曽ヶ端が正面でキャッチした。

 アントラーズは22分、CH小笠原に代えてFWファブリシオを投入。柴崎と土居をCHと左SHに下げる。28分、左SBマルセロのクロスを左FWクリスティアーノ・ロナウドが落としてCFベンゼマがシュート。GK曽ヶ端がファインセーブ。はね返りをクリスティアーノ・ロナウドが押し込むが、これはオフサイド。35分、右FWルーカス・バスケスのドリブルからクロスに左FWクリスティアーノ・ロナウドがヘディングシュート。枠を捉えられない。

 するとレアル・マドリードは36分、右FWルーカス・バスケスに代えてイスコを投入する。イスコはトップ下に入り、クリスティアーノ・ロナウドベンゼマの2トップ。カミゼーロを下げて3バックにして、マルセロとカルバハルが高い位置を取る3-5-2の布陣。レアルが必死にゴールを狙いにきた。直後の36分、FWベンゼマのスルーパスにFWクリスティアーノ・ロナウドが抜け出してシュートを放つが、これもGK曽ヶ端がナイスセーブで弾き出す。40分には左IHクロースのクロスにFWベンゼマがヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。

 逆にアントラーズはFWファブリシオが強烈なミドルシュートを放つ。GKナバスがファインセーブ。直後、左SH土居に代えて鈴木優磨を投入する。そして45分、FW金崎が反転して前を向こうとしたところをCBセルヒオ・ラモスが足をかけて倒す。ファール。胸のポケットにカードを探す主審。だが胸ポケットが小さいのか、なかなかカードが出てこない。そして2枚目のイエローカードになるとわかったところで、カードの提示をやめた。おいおい。アディショナルタイムにはCH永木から左に展開。左SB山本の大きなサイドチェンジに走り込んだ遠藤がシュート。しかし右足でうまく捉えられない。枠を外した。

 90分を終わって2-2。ゲームは延長戦に突入する。6分、CHクロースからボールを奪ったFWファブリシオがドリブルからシュート。しかしDFにブロックされる。そして8分、FWベンゼマのスルーパスにするっとFWロナウドが抜け出してシュート。ついにレアル・マドリードが勝ち越しゴールを決めた。CB昌子がマークしていたはずが、ややロナウドを離し、またCB植田のポジションが下がり気味でギャップが生まれていたかもしれない。それでもあのわずかなスペースを見つけてパスを送る側、走り込む側ともさすが世界基準と言わねばなるまい。

 直後の11分、今度はアントラーズがチャンスを掴む。柴崎のFKに左SH鈴木がヘディングシュート。しかしバーに弾かれる。これが決まっていたらまた違った展開になっていたかもしれないが、残念ながら、それがアントラーズの実力。13分、アントラーズは遠藤を下げて右SB伊東を投入し、反撃の姿勢を示すが、14分、右SBカルバハルのクロスのクリアを左IHクロースが縦パス。FWクリスティアーノ・ロナウドがシュートを決めてダメ押し点を入れた。4-2。

 ようやく余裕が出たレアル・マドリードは延長後半頭から右IHモドリッチに代えてコバチッチを投入。1分、コバチッチが長駆ドリブルからスルーパスクリスティアーノ・ロナウドが反応するも、ここはGK曽ヶ端が飛び出して抑えた。3分にはCBセルヒオ・ラモスに代えてナチョ。さらに7分にはFWクリスティアーノ・ロナウドに代えてモラタを投入。11分、FWモラタのドリブルにCB植田が振り切られたが、シュートはCB昌子がブロックした。それにしても疲れたアントラーズ。タイムアップの笛に悔しさとともにやりきった感が伺えた。

 あと少しで歴史的勝利。だが実力差は明らか。その意味では変に世界一にならなくてよかったかもしれない。それでも植田や昌子にはすごくいい経験になったはず。この経験をぜひ将来にいかしてほしい。来年のクラブワールドカップUAEで開催。今度はアジアチャンピオンになって決勝まで進出してほしい。