とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第23節 リバプール対チェルシー

 ミッドウィークに行われたプレミアリーグ第23節。4位リバプールが首位チェルシーをホーム・アンフィールドに迎える負けられないゲーム。アフリカ選手権から帰ってきたばかりのマネはベンチに置いたものの、両チームほぼベストメンバーの布陣。キックオフ直後からリバプールが攻め込んでいく。

 チェルシーはしっかりブロックを作って守る。12分、リバプールの右IHワイナルドゥムがミドルシュート。GKクルトワがナイスセーブ。チェルシーはCHカンテ、そしてCBダビドルイスの読みがいい。そして24分、左FWアザールのドリブルを右FWララーナが倒す。中盤PAやや手前。誰もが右FWウィリアンが蹴ると思っていた。と、それまで離れていたはずのダビドルイスが突然助走を初めてシュート。ネットを揺らす。チェルシーが先制した。GKミニョレも壁の指示をしていて準備ができていなかった。

 29分には右IHウィリアンのFKにダビドルイスが飛び込むが、わずかに届かない。GKミニョレがナイスセーブ。その後も激しい攻防が続く。CFフィルミーニョのドリブル。カンテの守備。そしてゴール前ではダビドルイスが立ちはだかる。39分、右IHウィリアンのミドルシュートは枠を外した。あっという間に前半が終了。チェルシーが1-0でリードする。

 後半に入ってもリバプールが前からプレスをかけて攻め込んでいく。4分、右IHワイナルドゥムの縦パスを右FWララーナがヒールで落とし、右SBクラインが走り込む。戻ってきた左FWアザールがタックル。こぼれたボールがCFフィルミーノの前に転がってシュート。しかし大きく枠を外してしまう。チェルシーは6分、右WBモーゼスがCFジエゴ・コスタとのワンツーが走り込み、ミドルシュート。ポストを叩く。

 そして12分、CFフィルミーノの縦パスを右IHワイナルドゥムが落とし、右FWララーナがシュート。DFに当たってこぼれたボールをCHヘンダーソンがクロスを入れる。左SBミルナーがヘディングで戻すと、右WBモーゼスの頭に当たってコースが変わったボールをワイナルドゥムがヘディングシュート。リバプールが同点に追い付いた。

 その後もギリギリの激しい攻防が続く。チェルシーは27分、左FWアザールに代えてペドロを投入。リバプールも30分、左FWコウチーニョに代えてマネを投入する。31分、CFジエゴ・コスタがうまく身体を入れ替えて抜け出し、ドリブル。PAに入ったところでCBマティブが倒してしまう。PK。これをコスタが蹴るが、GKミニョレがファインセーブ。チェルシー、勝ち越し点は決められない。

 38分にはウィリアンに代えて右IHセスク・ファブレガスを投入。3ボランチにして守備を固めるチェルシー。攻めるリバプール。43分、右IHファブレガスの縦パスにFWペドロが走り込む。しかしCHヘンダーソンが寄せてうまくクリア。GKクルトワがセーブした。45分にはCHカンテが粘ってボール奪取。クロスにFWペドロがシュート。しかしわずかに右に外す。リバプールアディショナルタイム1分、FWマネのクロスにCFフィルミーノがヘディングシュート。GKクルトワがキャッチする。そしてタイムアップ。最後まで激しく熱いゲームが続いたが、結果は1-1。お互い勝ち点1で分け合った。

 それにしてもいかにもプレミアリーグらしい、いいゲームだった。今節、アーセナルは敗戦、トッテナムも引き分け。チェルシーの盤石は崩れない。優勝へまっしぐらに向かっている。