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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

フジゼロックス・スーパーカップ 鹿島アントラーズ対浦和レッズ

サッカー

 昨季、J1リーグ天皇杯の2冠を達成したアントラーズ。対するレッズはJリーグ2位が出場資格だが、昨季のJリーグの年間勝ち点1位はレッズ。実質、天皇杯王者対Jリーグ王者の対戦と言える。柴崎が抜けたアントラーズは代わってレオ・シルバペドロ・ジュニオールレアンドロのブラジル人コンビに韓国代表GKのクォン・スンテ、さらに金森や三竿雄斗らも加入。昨季以上に充実した体制になった。このゲームではGKクォン・スンテ、CHレオ・シルバ、FWペドロ・ジュニオールに左SB三竿雄斗が先発した。

 対するレッズもラファエル・シルバオナイウ阿道、矢島、菊池大介、長澤らが加入。退団した選手は少なく、さらに体制を充実させた。このゲームには柏木と槙野が欠場。代わって宇賀神が左CBに下がり、菊池大介が左WBで出場。シャドーストライカーには武藤と李が先発。ズラタンがCFに入った。

 4分、左SB三竿雄斗のパスをFW金崎が落とし、左SH土居のスルーパスに金崎が抜け出してシュート。GK西川がセーブする。レッズは13分、右WB駒井のクロスをCFズラタンが落とし、CH青木がミドルシュートを放つ。序盤はお互い様子見の印象。チャンスには全力をかけるが、それ以外はゆったりとパスを回す。先にチャンスを掴んだのはアントラーズ。21分、FW金崎がボールを奪うと、CHレオ・シルバがボールを運び、右SH遠藤康の落としに金崎がシュート。ポストを叩く。わずかにGK西川が触っていた。

 レッズも27分、右CB森脇が流したFKに左CB宇賀神がミドルシュート。しかしこれは大きく枠を外す。アントラーズは28分にもFW金崎が左サイドを駆け上がり、クロスに右SH遠藤康ミドルシュートを放つ。GK西川がナイスセーブ。さらにその流れから右SB西のクロスをFWペドロ・ジュニオールがDFと競って、こぼれ球を右SH遠藤康が落としてCH小笠原がミドルシュート。わずかにポストの右に外す。

 先制点は39分、右SB西のドリブルをCB遠藤航が倒して得たFKを右SH遠藤康が直接決めた。レオ・シルバが再三シュートを打つ素振りを見せてかく乱させていた。レオ・シルバは大きな戦力になる。40分、CHレオ・シルバのキープからFW金崎のクロスに左SH土居が走り込み、GK西川の上を抜くループシュート。バーを叩く。そして43分、CHレオ・シルバの縦パスから左SH土居がドリブル。左に流してFW金崎がミドルシュート。ポストにはね返されたが右SH遠藤康が詰めてシュート。追加点。アントラーズが前半のうちに2-0とリードした。

 レッズは後半頭からFW李に代えて興梠を投入する。前半、李はほとんどボールに触れなかった。7分、左WB菊池のFKからCFズラタンが落とし、左FW興梠がミドルシュート。GKクォン・スンテが正面でキャッチするが、興梠が入ってようやくレッズの攻撃にダイナミックさが戻ってきた。15分、CFズラタンのポストから右FW武藤が縦パス。ズラタンが走り込んだシュートを放つ。18分、右FW武藤が右に展開。右WB駒井のクロスにCFズラタンがヘディングシュート。

 なかなかゴールにつながらないレッズは19分、右WB関根、左WB長澤を投入する。アントラーズもFW金崎に代えて鈴木優磨を投入する。直後の20分、FW鈴木のクロスを右SH遠藤康が落とし、右SB西のクロスに左SH土居がヘディングシュート。GK西川がパンチングではね返す。FW鈴木は出場直後、FWペドロ・ジュニオールをトップにやや下がり目に位置した。24分、アントラーズはCHレオ・シルバを永木に交代する。

 そして29分、PA内で左FW興梠が仕掛けると、CH小笠原が対応。わずかに足がかかり、PKを宣告される。その前に興梠は既に倒れかかっていたような・・・。小笠原はシミュレーションをアピールするが、確かに足はかかっていた。興梠がPKを落ち着いて決めて、レッズが1点を返す。さらに30分、右WB関根のクロスにCFズラタンがヘディングシュート。GKクォン・スンテがファインセーブを見せるが、右FW武藤が押し込んだ。あっという間にレッズが同点に追い付いた。ズラタンがゴール前で完全にフリーになっていた。レオ・シルバがいたらどうだっただろうか。

 この勢いでレッズが逆転するのかと思ったが、37分、左SB三竿雄斗山本脩斗に交代すると、直後の38分、左SB山本のフィードにFW鈴木が走り込む。CB遠藤が先に追い付いて、GK西川へバックパスを送るが、FW鈴木がこれを奪ってシュート。アントラーズが勝ち越し点を挙げた。この時間帯、FW鈴木の方が前で追っている。ペドロ・ジュニオールは意外に相手によってうまく合わせられるFWかもしれない。ペドロ・ジュニオールも大きな戦力になりそうだ。

 そしてそのままタイムアップ。アントラーズが3-2。今季最初のタイトルを奪取して、いいスタートを切った。両チーム、ミッドウィークのACLや来週のJリーグ開幕戦を睨みつつ、慎重なゲーム運びだったが、レッズは基本大きく変わっていない。一方、アントラーズレオ・シルバペドロ・ジュニオールの加入が大きい。本気でACLを狙っている。今季の日本サッカーはアントラーズを中心に回っていく、と思わせるに足る内容のゲームだった。