とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第27節 リバプール対アーセナル

 前節、レスター相手に不甲斐ない戦いで敗戦したリバプール。対するアーセナルもCLでバイエルンに1-5と大敗。第2戦が残っているとはいうもののショックは大きい。4位アーセナル、5位リバプール。来季のCLを考えても負けられないゲームだ。リバプールはヘンダーソンのケガが癒えず、前節と同じ先発。アーセナルエジルが体調不良で欠場。サンチェス、ウォルコットをベンチに置いて、ジルーのワントップ。イウォビをトップ下に、オクスレードチェンバレンウェルベックが左右に開く4-2-3-1。

 序盤は両チーム、積極的に攻めていく。5分、CKからCHコクランがボレーシュート。GKミニョレがキャッチ。しかし9分、リバプールはGKミニョレからのフィードを左FWコウチーニョが落とし、右IHララーナが右に展開。右FWマネのクロスにCFフィルミーノがシュート。幸先よくリバプールが先制点を挙げた。その後、リバプールが攻めていくが、次第にアーセナルも盛り返す。互角の展開。

 しかし28分、左IHマイナルドゥムのパスから左FWコウチーニョがシュート。GKチェフがナイスセーブ。再びリバプールが攻勢をかける。36分には右IHララーナから右に展開。右SBクラインがドリブルで仕掛けると、右FWマネがうまい反転からミドルシュート。そして40分、左SBミルナーがドリブルから中へパスを送ると、左IHワイナルドゥムがつないで、CFフィルミーノが右に展開。右FWマネが低い弾道の強烈なミドルシュートをゴールに突き刺す。リバプールが前半のうちに追加点を挙げた。

 44分にはCBマティブの縦パスから右IHララーナのループパスに左FWコウチーニョが抜け出してシュート。しかしここはGKチェフが正面でキャッチ。アディショナルタイム、右FWマネから右IHララーナのクロスに左FWコウチーニョがシュートを放つ。前半はリバプールが2-0とリードして折り返した。

 反撃したいアーセナルは後半頭からCHコクランに代えて左SHサンチェスを投入する。オクスレードチェンバレンボランチに下げ、ウェルベックを右SHに回す。するとアーセナルが動き出す。3分、CHジャカの縦パスから左SHサンチェスが前へ。OHイウォビが左に流して、左SBモンレアルのクロスにCFジルーがヘディングシュート。しかしGKミニョレがスーパーセーブで弾き出す。

 リバプールも5分、右FWマネからCFフィルミーノがトラップで前を向きシュート。DFが何とかブロックして、こぼれ球をGKチェフが抑える。9分には左FWコウチーニョが蹴ったFKが壁にはね返されたところを左IHワイナルドゥムがミドルシュートを放つ。しかし12分、CHオクスレードチェンバレンのドリブルから左SHサンチェスがスルーパス。右SHウェルベックが抜け出してGKをかわすシュート。アーセナルが1点を返す。

 リバプールも負けてはいない。15分、右FWマネのドリブルから右に流して、FWコウチーニョのクロスにCFフィルミーノが走り込む。手前でCBムスタフィがブロック。その後はお互いよく攻め合う。中でもリバプールは右FWマネがすごい。強い筋肉でけっしてバランスを崩すことなく、ボールをキープして速いスピードで抜けていく。一方のアーセナルはやはりサンチェスが入って変わった。サンチェスの場合はその闘争力が際立っている。サンチェスがみんなを引っ張っていく。

 29分、アーセナルはジルー、ウェルベックに代えて、CFルーカス・ペレスと右SHウォルコットを投入する。31分、コウチーニョのFKからCBマティブがヘディングシュート。GKチェフがナイスセーブ。35分には左FWコウチーニョを下げてCFオリギを投入する。38分、左SBミルナーのFKにCFオリギがヘディングシュート。ポストにはね返される。そしてアディショナルタイム1分、アーセナルが攻め込んで、左SHサンチェスのシュートをCBマティブがブロック。こぼれ球を右IHララーナがドリブルで運び、オフサイドにならないようにタイミングを合わせて右に展開。CFオリギのクロスに左IHワイナルドゥムが走り込んでシュート。ダメ押しの3点目を入れて勝負あった。3-1。リバプールが攻撃力で勝って、これで順位を逆転した。

 解説の川勝さんが「両チーム、攻撃力はいいけど、守備が課題」と言っていた。確かに。リバプールはロブレンのケガが痛い。アーセナルもいつもながらケガ人に泣いている。それでもこの成績なのはすごいとも言えるが、それだけじゃ物足りない。残り10試合強。いよいよCLを賭けた戦いは佳境に入ってくる。