とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第29節 ウェストハム対レスター

 シェークスピア監督に代わってリーグ戦は2連勝。ミッドウィークのCLセビリア戦も勝利してベスト8進出を決めて、中3日のゲーム。リーグの順位は1ゲーム少なく、降格圏から勝ち点差3の15位。対するウェストハムは11位だが2連敗中。今季アウェイでの初勝利を期待したい。レスターはCBモーガンがケガで出られず、代わりにベナルアン。他はいつものメンバーだ。岡崎もバーディーと並んでFWに座る。対するウェストハムはキャロルのワントップ。トップ下に技巧派のランシーニ。右SHアイウ。左SHアントニオは身体も強く、ヘディングが強い。

 開始1分、左SHアントニオがミドルシュートウェストハムは序盤から積極的。だが5分、FWバーディーが右に流すと右SHマフレズがシュート性のクロス。FW岡崎のヘディングはわずかに届かなかったが、直接ゴールに突き刺さった。レスターが先制点を挙げた。さらに7分、FW岡崎の仕掛けで得たFKを右SHマフレズが横に流すと、左SHオルブライトンが縦パス。CBフートがヘディングシュートを決めて、あっという間にレスターが2点をリードする。

 その後もレスターがパスを回して押し込んでいく。ウェストハムは14分、CHクヤテがミドルシュート。ミドルレンジからしかシュートが打てない。さらに18分、CBリードが足の付け根を痛めて右SHスノッドグラスに交代する。クヤテが下がってCBに入り、アイウがトップ下。ランシーニがボランチに下がる。しかし20分、左SHアントニオの仕掛けをCHドリンクウォーターが倒して得たFKをランシーニが直接決めて、ウェストハムが1点を返した。見事なFK。

 その後はウェストハムがペースを握る。24分、左SHアントニオのドリブルからOHアイウが抜け出してシュート。枠を外す。30分、左SHアントニオが中に切れ込んでミドルシュート。GKシュマイケルがキャッチする。36分にはCFキャロルのクロスに左SHアントニオがヘディングシュートを放つ。しかし39分、マフレズのCKにCHヌディディがシュート。こぼれたところをFWバーディーが押し込んで、レスターが追加点を挙げた。前半は3-1で折り返した。

 後半に入ると、ウェストハムが勢いよく反撃をしてくる。レスターもよくプレスをかけて、素早い攻守の切り替えで対抗する。一進一退の展開。そして17分、CHランシーニに迫ったFW岡崎のプレスがファールを取られ、1点目と同じような位置からのFK。マンシーニが蹴るが、これはGKシュマイケルがナイスセーブ。しかし続くCKをCFキャロルがヘディングで折り返すと、OHアイウがヘディングシュート。ウェストハムが2点目を挙げる。3-2。その後もウェストハムが攻勢をかける。22分にはCHオビアングもケガでフェルナンデスに交代するが、ウェストハムの勢いは変わらない。さらに28分には左SBクレスウェルをマスアクに交代する。

 押し込まれ続けるレスターは31分、FWバーディーとFW岡崎を一緒に交代。スリマニとムサを投入する。32分、左SHアントニオのクロスにCFキャロルがヘディングシュート。GKシュマイケルがナイスセーブ。34分、左SHアントニオがドリブルで仕掛けて、OHアイウがシュート。しかし大きくふかしてしまう。助かったレスター。ウェストハムの攻勢にひたすら耐えるレスター。38分、ランシーニのCKをCFキャロルがヘディング。CBフォンテが落として、CBクヤテがシュート。ライン上でCHドリンクウォーターがブロック。さらにCFキャロルがシュートを放つが、GKシュマイケルが抑えた。

 42分にはマフレズに代えて左SHチルウェルを投入。何とか中盤で運動量を回復し、ウェストハムの攻勢を防ぎたい。その前にCBベナルアンがキャロルと競って、手を痛めて長い間倒れていた。それでも必死に立ち上がるベナルアン。そしてアディショナルタイム2分、OHアイウのドリブルを左SHチルウェルが倒してFKを献上。右SHスノッドグラスの蹴ったボールは壁に当たってCFキャロルの前にこぼれる。シュート。しかしGKシュマイケルが右手1本でスーパーセーブ!! 終了間際には左SHチルウェルのフィードにFWスリマニが抜け出してGKと一対一になるが、シュートはGKランドルフがファインセーブ。そしてタイムアップ。3-2。レスターが魂の守りで1点のリードを守り切った。

 レスターの気持ちが勝った勝利。すごかった。岡崎もしっかり役目を果たしていた。順位は15位のまま変わらないが、これで降格圏内から勝ち点差6。ようやく安心できる位置まで上げてきた。サッカーも昨季の迫力が戻ってきた。あと期待するのは岡崎のゴールだ。早く今季3点目を見たい。