とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

家事手伝い

 退職して1週間。これまでこの「無職」の生活を「失業生活」と思ってきたけれど、1週間を振り返ると、これは「家事手伝い」が正しいみたいだ。これまでも簡単な調理や掃除・洗濯は、私ができる時はしてきたけれど、平日日中の時間を利用して、家の物資の整理をしようと考えた。

 まずは2階の物置部屋と化した洋室の整理から。古着や本が紙袋や段ボールに乱雑に入って置かれている。外の物置に昔買ったまま利用していなかったスチール棚があったので、それを活用し、不要な物資は捨てるなどして整理しようという計画。ところが、衣類を何袋かに分けて、いざ捨てようとしたら、妻から「私が捨てるもの、回すもの、保管するものに分別するまで待って」と言われた。

 それでもまずは物置からスチール棚を取り出そうとしたら、そこも足の踏み場がないほどに物が散在している。それで火曜日の午後は屋外物置の整理で暮れた。相当な量のゴミを出して、中の物を分別し、棚に収めるものは整理して、取り出しやすくなった。それにしても疲れた。その時の疲れがまだ身体に残っている。水曜日は2階の洋室の本を整理して、夕方からは会社の友人たちと呑み会。木曜日も洋室の文具類の整理をして、夕方からは会社の歓送迎会。それで疲れて、昨日は何もやる気が起きず、午後は妻の買い物につきあって終わった。

 その間に夫婦喧嘩を数度。思うに、専業主婦であった妻にとって、家のことは本来、すべて自分が収めるべきもの。たとえ整理ができていなくても、理想形は彼女の頭の中にあって、それを崩して整理するのは我慢できないらしい。それでいちいち伺いを立てながら作業を進めていく。意見が合わないことも多いが、それを言い立てると必ず夫婦喧嘩の元となる。自分がやりたい家の整理だが、妻の意見に従いながら行うということで、これはやはり「家事手伝い」。それでも少しずつ整理ができていくのは楽しい。もっとも昨日にはすっかり疲れてしまった。まだまだ時間は有り余るほどある。ゆっくりじっくりと無理せず作業を進めよう、と思う。