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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

退職記念旅行は、東北でよかった(その3)

 「退職記念旅行は、東北でよかった(その2)」から続く。

 首の痛みが再発。ロキソニンを飲んで、湿布を貼って、首が傾いたままの悲惨な格好でクルマを発進させる。右を向くのが辛い。安全第一で高速もゆっくりと走る。魚津ICから北陸自動車道を西山ICまで。そこからは下道を通って、日本海に出て、海沿いを北上する。11時半位に良寛記念館に到着。設計は谷口吉郎。端正でモダンな資料館に、さすが谷口吉郎と、何枚も写真を撮った。パンフレットに国登録有形文化財と書かれているから、良寛の書簡でも文化財登録されているのかと思ったら、建物が登録文化財だった。建築後52年。これを文化財登録しようとする出雲崎町の人たちの思いがすごい。

 でも、私が出雲崎を訪れた目的は、その町並み。妻入りで奥行きの長い建物が並ぶ町並みが長く続く。丘の上にある良寛記念館から町並みがきれいに見えるかと思ったが、期待したほどではない。それでも青く穏やかな日本海を眺めながら、記念館横の休憩所にある「心月輪 ブラッスリーカフェ・ルポ」で食事。HPには「高台にあるカフェ・レストラン」ってあるけど、展望台などによくある休憩所のレストラン。「ふわとろオムライス」を食べた。

 それよりも町並み。クルマで通りまで降りて、まずは西の外れ、尼瀬の町並みまで。建物はけっして古くない。いや、古い町家もあるが、新しく建てられた建物もみんな妻入りなのがすごい。一旦バイパスまで出て、今度は通りを東に向かう。羽黒町の出雲町海岸出張所の前に大きな駐車場があったのでそこへクルマを停めて、通りを少し散策。このあたりから東の木折町にかけては建物も密集し、湾曲した通りに沿って、簓子(ささらこ)張り下見板の外壁もきれいな妻入りの家屋が並ぶ。

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 そのまま東に抜け、その後は一般道を北上する。三条燕ICの手前で給油してまた北陸道へ。新潟中央JCTを過ぎて日本海東北自動車道に入ると、左手にアルビレックスのホーム、ビッグスワンが見える。おおっ。でも、次の目的地は村上市。村上瀬波温泉ICで降りてすぐ。どこへ行ったらいいかもわからなかったので、村上駅前にある観光案内所へ。町家歩きを勧められたのだが・・・。クルマで走ると、ポツポツと点在している感じ。まずはイヨボヤ会館へ行ってみたが(ちなみに「イヨボヤ」とは方言でサケ(鮭)のこと)、イマイチ入る気がせず、観光案内所で勧められた村上体育館にクルマを停めて、武家屋敷を回ることに。だがこれも失敗。おしゃぎり会館まで歩いたが、けっこう遠く、しかも駐車場があるじゃないか。途中で村上城跡がよく見えたのが唯一の救い。

 結論的に言えば、村上市武家屋敷巡りはどこも駐車スペースが確保されているので、クルマで回れます。ちなみに「おしゃぎり」とは毎年7月7日に開催される村上大祭に曳き回される山車のこと。おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)、若林家住宅、村上歴史文化館と3館並んで、入館料が一人500円。時間がない中で、あわてて3館回った。その間にある三の丸記念館は明治40年に村上銀行本館として建築された木造の建物を曳家したもの。現在は公民館として利用されている。

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 その後、首を傾げつつ、今夜の宿、瀬波温泉「椿の宿 吉田や」へ。今回の旅行中、この宿が一番よかった。食事までのひと時は貸切風呂でのんびり。料理も村上牛や様々な調理法で楽しむ鮭など、どれもおいしかった。仲居さんも若いながら、心のこもったおもてなし。これで一人一泊10,800円は安い。そして娘からスマホが見つかったという連絡が! それで首の痛みもなくなった。ホント、よかった。

 「退職記念旅行は、東北でよかった(その4)」に続く。