とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ第34節 ケルン対マインツ

 ブンデスリーガは早々とバイエルンが優勝を決めて、興味はCL、EL出場権や降格を巡る順位争いになった。この間、香川が順調にドルトムントで活躍をしていたが、ゴールはなく、それよりも大迫や武藤の活躍が見たいと思いつつ、ゲームを選んでいたら最終節になってしまった。大迫がゴールを決め。武藤も途中出場したというので、これは観なくてはと、NHK放送の前にDAZNで観戦した。布陣はケルンがCFモデストの下に大迫とビッテンコートを並べる4-3-3。マインツはCFコルドバの下にボージャンがトップ下に入る4-2-3-1。デブラシスは累積で出られず、代わりに左SHホルトマンが初先発した。

 開始1分、CBからのフィードをFW大迫が落として左SBラウシュがクロス。CFモデストの落としをFWビッテンコートが狙うが、届かない。3分には右IHヨイッチのFKがゴール右を襲う。一方、ケルンも5分、OHボージャンのスルーパスにCFコルドバが抜けてシュートを放つが、枠を外。序盤は互角の展開が続く。

 10分、CFモデストの落としからFW大迫のスルーパスにFWビッテンコートが走り込むが、DFがカット。12分、CFモデストの落としにFW大迫が反応するが、GKフートが先に触った。13分、左SBラウシュのフィードからFW大迫がつなぎ、右IHヨイッチがミドルシュート。枠を外す。23分にはカウンターでFW大迫がドリブル。左に流すが、MFヨイッチに届かない。しかし大迫がよく動いてボールを触り、ケルンの攻撃を作っていく。一方、マインツはCFコルドバの個人技頼みという印象。OHボージャンがよくボールを触るが、コルドバとの連携は見られない。27分、CKからCBソーレンセンがヘディングシュート。32分、FWビッテンコートの落としからFW大迫がIHヨイッチにパス。だがビッテンコートが先に触って、シュートはDFがブロックした。36分にもCHレーマンの縦パスを受けたFW大迫が切り返してミドルシュート。わずかにバーの上を越える。

 ゲームはケルン・ペース。大迫がよく効いている。そして43分、左SBラウシュのスローインをFW大迫がヘディングで縦にパス。CHヘクターが走り込みシュート。ケルンが先制点を挙げた。EL出場権がかかったケルンは必ず勝利が必要。先制点にサポーターが大きく盛り上がる。前半はこのままケルンの1点リードで折り返した。

 後半に入ってもケルンのペース。4分、右SBクリュンターのクロスに右IHヨイッチがシュート。6分、右IHヨイッチの落としからFW大迫がスルーパス。しかしCFモデストには通らない。12分、CHヘクターの縦パスからFWビッテンコートがミドルシュートを放つが、GKフートがキャッチした。

 すると17分、マインツはFW武藤を投入する。コルドバとの2トップ。ボージャンは右SHに回った。18分、GKホルンからのフィードをCFモデストとGKフートが競って、こぼれ球を右IHヨイッチがロングシュート。わずかにポストの左に外れる。しかし武藤が入ってマインツの展開がよくなってくる。トップの収めどころが二つに増え、しかも武藤がよく動くので、左SHホルトマンがボールを触れるようになった。さらに30分には左SHエズトゥナリを投入する。36分、左SHエズトゥナリから武藤。だがボールを奪われる。ケルンも32分、CFモデストのパスからFW大迫が右に展開。FWビッテンコートのクロスに左SBラウシュが上がりシュートを放つが、大きく外す。

 そして42分、右IHヨイッチがドリブルで右サイドを突破してゴール前に斜めのパス。FW大迫がうまくDFから逃げるように左にドリブルしてGKが出てきたところをシュート。ダメ押しの2点目ゴールを挙げた。うまい。45分にはCBハインツのクロスにCFモデストがシュート。しかし枠を捉えられない。そしてタイムアップ。と同時にサポーターがピッチに雪崩れ込んできた。ケルンが2-0で最終節を勝利した。

 5位ヘルタ、6位フライブルクが共に敗れたため、ケルンは5位。EL出場を決めた。大迫は今季7ゴール。ゴール数は少なかったが、アシストは6。モデストとの関係もよく、ケルンの攻撃をリードした。また武藤はリーグ中盤、ケガで長く欠場していたにも関わらず5ゴールは立派だ。連携ができていたマッリが途中で移籍してしまったのは残念だったが、来季はもっと活躍してくれるだろう。また大迫もモデスト移籍の噂もあり、来季はどういう形でプレーするのかわからない。しかし二人とも今季以上にゴールを期待される存在になりそうだ。