とんま天狗は雲の上

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J2リーグ第18節 東京ヴェルディ対名古屋グランパス

 前節ツエーゲンに敗戦し首位から滑り落ちたグランパス。今節の相手は5位ヴェルディグランパスは前節、ミスから失点したGK楢崎に代えて渋谷が初先発。CBには久しぶりに小林裕紀が入りし、右SHには八反田が先発した。ヴェルディ高木大輔とアラン・ピニェイロの2トップに梶川がトップ下に入る3-5-2。序盤からグランパスが圧倒的にパスを回していく。

 だがヴェルディは高いグランパスDFの裏を狙ってカウンター攻撃。9分、FW高木大輔がドリブルからミドルシュートを放つと、11分には左WB安在のスルーパスにFW高木大輔が走り込む。GK渋谷が飛び出すがかわされ、だがクロスはつながらなかった。すると15分、右SB宮原からのパスをCH田口がダイレクトで縦へ。FWシモビッチが落とすと、FW杉森がミドルシュート。これがゴール左角に決まり、グランパスが先制した。杉森はようやく待ち望んでいた初ゴールだ。

 19分、ヴェルディはCH渡辺の縦パスからFWアラン・ピニェイロが落とし、渡辺がミドルシュート。GK渋谷がキャッチした。グランパスは25分、左SB青木から右に展開。右SH八反田が左に流すと、FW杉森がミドルシュート。DFのブロックにこぼれ球を左SH和泉がシュート。しかしバーを叩く。31分にはFWシモビッチの落としから左SH和泉がミドルシュートを放つが、DFにブロックされた。

 その後もグランパスがパスを回して圧倒するが、ゴール前に攻め込むのはヴェルディ。36分、OH梶川のスルーパスにFW高木大輔が走り込んでシュートをするも、GK渋谷がセーブ。40分、右WB安西のミドルシュートはGK渋谷がキャッチ。そして42分、CH渡辺の落としからOH梶川がミドルシュート。見事ネットを揺するが、オフサイドの判定。ゴールならず。FW高木大輔がシュートコースにいて、何とか除けたがこれがオフサイドを取られた。前半はこのまま終了した。

 後半に入ってもグランパス・ペース。2分、左SB青木のスルーパスにFW杉森が抜け出し、GKと一対一。だがシュートは外してしまう。4分、左SH和泉がミドルシュート。5分、左SB青木がミドルシュート。7分にも青木がミドルシュートを放つ。そして8分、FWシモビッチのポストプレーから右SH八反田が駆け上がり、クロスをFW杉森がシュート。だがバーに当ててしまう。チャンスに決めきれない杉森。12分には左SB青木のドリブルから左SH和泉のスルーパスにFW杉森が抜け出すが、シュートはミス。ポスト左に外す。

 ヴェルディは6分、高木大輔に代えてドウグラスヴィエイラを投入する。18分、CH田口から右に展開。FW杉森が左に流して、左SH和泉がシュート。しかしこれもGK柴崎のナイスセーブに弾かれる。続くCKからFW杉森のクロスにCB小林がボレーシュート。しかしDFがブロックする。追加点が遠いグランパス。すると20分、右サイドを突破したFWアラン・ピニェイロのクロスにFWドウグラスヴィエイラがヘディングシュート。一瞬の攻撃でヴェルディにゴールを破られた。同点。

 その直後の21分、CH渡辺に代えて橋本を投入する。併せて、安西と安在、両WBの位置を入れ替えるロティーナ監督。すると22分、CH橋本からの一発のフィードに抜け出すドウグラスヴィエイラ。ワントラップからシュート。あっという間にヴェルディが逆転ゴールを決めた。

 反撃が必要なグランパスは23分、青木に代えて左SH杉本。26分には右SH八反田、FW杉森を永井と佐藤寿人に交代する。しかし31分、またもCH橋本の長い縦パスにFWアラン・ピニェイロが抜け出す。今度はGK渋谷がシュートを身体に当ててゴールは防いだが、33分には左WB安西のクロスからFWアラン・ピニェイロがボレーシュートを放った。38分にはOH梶川に代えて高木純平を投入。前線で運動量を確保する。

 グランパスは40分、CHワシントンから左に流して、左SB和泉がミドルシュートアディショナルタイム1分には右SB宮原のクロスからFWシモビッチがヘディングシュート。しかしGK柴崎がファインセーブを見せる。さらに4分、左SB和泉の縦パスをFW佐藤が落とし、FWシモビッチがシュート。しかし非情にもポスト! そしてタイムアップ。1-2。ヴェルディが逆転で勝利を飾った。

 グランパスは連敗。前節は守備がミスを重ねたが、今節はシュートミスが続く。特に杉森は初ゴールこそよかったが、その後のシュートはゴールにならなかった。大いに責任を感じてほしい。これで先制するも逆転による2連敗。そして次節は首位アビスパとのアウェイゲーム。勝ち点差3なだけにまだ追い付くことは可能。今度こそ勝利が欲しい。決定力が欲しい。杉森、がんばってくれ。