とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第22節 川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ

 前節、セレッソが敗戦して単独首位に立ったアントラーズ。大岩監督就任以来、9試合負けなし。現在3連勝中。フロンターレジュビロに完敗、FC東京にはドローとイマイチながら、前節はアルビレックス勝利。4位に付けるが、アントラーズとの勝ち点差は7。絶対勝利が必要な状況だ。暑い夏の連戦にエドゥアルドを休ませ、CB奈良が先発。右SHには家長が先発した。一方、アントラーズ中村充孝がOHで先発。右SH遠藤。ボランチにはレオシルバと三竿健斗が先発した。

 序盤からフロンターレが攻勢をかける。4分、CH大島が中盤でボールを奪うと、OH中村憲剛が左に流して、CF阿部がシュート。6分、左SH登里のスルーパスに走り込んだCF阿部が落として、登里がシュート。フロンターレは阿部が、登里が、大島が、スペースに走り込んで、流動的に攻めていく。

 16分、OH中村憲剛の落としからCHエドゥアルド・ネットがミドルシュート。20分、OH中村憲剛のCKに右SH家長が落として右SBエウシーニョがシュート。25分、CHエドゥアルド・ネットの縦パスに走り込んだCH大島が反転からミドルシュート。GK曽ヶ端がナイスセーブで抑え込む。攻めるフロンターレ、守るアントラーズアントラーズはようやく40分、CF金崎のドリブルから右に流して、OH中村充孝ミドルシュート。GKチョンソンリョンが弾いたボールに、CF金崎、そして左SHレアンドロがシュートを放つが、DFがブロックした。

 ここでアントラーズは三竿をCBに下げて、遠藤をCH、レアンドロが右SHに開き、中村充孝が左SHに回る。3-4-3。しかし42分、フロンターレはCHエドゥアルド・ネットの縦パスを左SH登里が落とし、OH中村憲剛の縦パスを登里が落として、OH憲剛がシュート。流れるような攻撃を見せる。そしてアディショナルタイム1分、CF阿部から右に展開。右SH家長のクロスをCF阿部がスルー。CH大島のシュート。の手前で右WB西がスライディング。しかしボールは自陣ゴールに飛び込んでいった。オウンゴール。前半終了間際、フロンターレが先制点を挙げたて、折り返した。

 そして後半1分、右SBエウシーニョが右サイドでCH遠藤をかわすと、クロスを左SH登里が落として、CF阿部が狙い澄ませたミドルシュート。これが決まり、後半開始早々、フロンターレが追加点を挙げた。10分、左SH中村充孝からボールを奪った右CB奈良がそのまま持ち上がり、縦パス。OH中村憲剛が落として、CH大島がもう一度CB奈良に返す。奈良の縦パスにOH中村憲剛が右に展開。右SH家長がドリブルで突破してクロスのこぼれを左SH登里がシュート。フロンターレ流れるような攻撃を見せる。

 ここまで押されっぱなしのアントラーズは11分、中村充孝に代えて右SH鈴木優磨を投入する。レアンドロを左SHに戻す。12分、右SH鈴木のクロスにCF金崎が飛び込むが、わずかに届かず。16分にはレアンドロに代えて若手18歳安倍裕葵を投入する。安倍がトップ下。鈴木と金崎の2トップ。そしてアントラーズが攻める。フロンターレは19分、左SH登里に代えてハイネルを投入。

 20分、右WB西のスルーパスにOH安倍が抜け出し、シュート。しかしわずかにポストの左。フロンターレも24分、OH中村憲剛の落としからCHエドゥアルド・ネットがスルーパス。左SHハイネルが抜け出してシュートを放つも、GK曽ヶ端がナイスセーブ。その後27分、フロンターレはOH中村憲剛に代えてFW小林悠を投入する。ハイネルをFWに上げて、阿部が左SHに下がる。すると直後の27分、カウンターで右SH家長が持ち上がり、一旦FW小林に渡すと、落としから家長がミドルシュート。これが見事に決まり、フロンターレが3点目を挙げた。

 アントラーズも必死に反撃する。30分、CH遠藤の縦パスをFW金崎が落として、右WB西がボレーシュート。32分にはCH遠藤に代えて右SH伊東を投入。西をボランチに下げる。40分、FW金崎のミドルシュートはわずかに左。フロンターレも41分には、GK曽ヶ端のゴールキックをカットして、CH大島の縦パスからFW小林がミドルシュートを放つ。そして42分、右CB三竿のクロスにFW鈴木優磨がドンピシャのヘディングシュート。ネットに突き刺し、アントラーズが1点を返す。

 その後も44分、右WB伊東のクロスにFW鈴木優磨がヘディングシュート。45分、CHレオシルバがドリブルで持ち上がり、縦パスをFW金崎が反転シュート。しかしGKチョンソンリョンがナイスセーブ。フロンターレアディショナルタイム3分、右SH家長に代えて田坂を投入。最後はしっかりと守り切って、3-1。フロンターレ勝利を挙げた。

 これでフロンターレと首位アントラーズとの勝ち点差は4。3位マリノスと5位レイソル勝利して、勝ち点4差の中に5チームがひしめく混戦となってきた。しかし10試合ぶりに負けたとは言え、アントラーズも強かった。いよいよリーグも2/3が過ぎたが、今年のJリーグはまだまだ分からない。楽しみだ。