とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第3節 チェルシー対エヴァートン

 今夜にはいよいよ日本代表のオーストラリア戦がある。その前に1ゲーム、何を観ようかと迷ったが、ルーニーの入ったエヴァ―トンがどんなチームになったか興味があって、第3節チェルシーとのゲームを観ることにした。正直、失敗。エヴァートンルカクの穴を埋めきれず、前節の勝利で昨季までの強さを取り戻したチェルシーが圧倒。ほぼ一方的な内容に終始した。

 エヴァートンはCFサンドロ・ラミレスの下に、ルーニーシグルズソンが入る3-4-3。中盤はシュネイデルランが累積出場停止で、ゲイエとトム・デイビスボランチ。両WBには右に若いホルゲイト、左にはベインズが入る。一方のチェルシーは左FWにペドロが復帰。中盤もファブレガスが戻って、カンテとコンビを組む。前節、ボランチを務めたダビドルイスはCBに戻った。

 序盤からチェルシーが圧倒する。10分、右FWウィリアンのドリブルから、CFモラタのクロスに左FWペドロがオーバーヘッドでシュートを狙う。12分、右FWウィリアンがミドルシュート。13分にはCBダビドルイスも上がってミドルシュートを放つ。さらに14分、右FWウィリアンとのパス交換から左FWペドロがミドルシュート。GKピックフォードがナイスセーブする。

 チェルシーが圧倒的にパスをつないで攻めていくと、エヴァートンは前線に全くボールが入らない。ひたすら守る。そして27分、右FWウィリアンのクロスをCHセスク・ファブレガスが落として、CFモラタがパス。いったんDFにかかるが、それでもモラタが前に出すと、ファブレガスがダイレクトにミドルシュート。これが決まり、チェルシーが先制点を挙げた。

 33分、左FWシグルズソンが強引にミドルシュート。これがエヴァートンの初シュート。そして40分には右CBアスピリクエタのクロスにCFモラタがヘディングシュート。チェルシーが追加点を挙げて、2-0。前半はこれで折り返した。

 前半、一方的に攻められ、ルーニーに対しても左WBマルコス・アロンソがしっかりとマークしてルーニーが満足にプレーできなかったエヴァートンは、後半頭からCHトム・デイビスに代えてベシッチを投入する。ベシッチは中盤の底。ゲイエとシグルズソンが前目に並んで、ルーニーをFWに上げる。これでエヴァートンは少し攻撃が楽になった。5分、左IHシグルズソンからFWルーニーがドリブルで前に運び、スルーパス。FWラミレスが抜け出してシュートを放つが、DFにブロックされた。しかしそれでもチェルシーが優勢。9分、右FWウィリアンの落としから右WBモーゼスがドリブルで持ち込んでクロスを入れるが、DFがクリア。15分には右WBモーゼスがDFのパスをカットしてシュートを放つ。GKピックフォードがキャッチ。

 後半はほぼ互角に攻められるようになったエヴァートンは17分、FWサンドロ・ラミレスに代えて、カルバート・ルーウィンを投入する。25分、FWルーニーミドルシュートは当たり損ね。チェルシーは30分、ペドロに代えてCHバカヨコを投入。セスク・ファビレガスを左FWに上げる。33分にはCFモラタに代えてバチュアイを投入。すると36分、CBジャギエルカの横パスをCFバチュアイがカットして、右FWウィリアンからのクロスにCHバカヨコがミドルシュート。DFがブロックする。

 エヴァートンも36分、FWルーニーのFKのクリアをCBウィリアムズがボレーシュート。枠は捉えられない。38分にはCBジャギエルカに代えてFWレノンを投入。4-3-3にして攻める。40分、左IHシグルズソンのクロスにCBウィリアムズがヘディングシュート。しかしこれも枠を外す。42分にはFWレノンの落としからCHゲイエがミドルシュート。GKクルトワがファインセーブ。これが最もゴールに近付いたシュート。しかし結局最後までゴールならず。2-0。前半のリードでチェルシー勝利した。

 チェルシーは次にはアザールも復帰可能だろうか。メンバーは多少変わったが、昨季までのチームコンセプトは変えずに勝利。次第に攻撃も形になってきた。守備も健在。今年もチェルシーが中心でプレミアリーグは展開しそうだ。一方のエヴァートンは、まだまだルーニーを活かし切れていない。それでも後半だけ観れば、チェルシーに得点を与えず、よくがんばっていた。エヴァートンは今年もリーグ中位で終始しそうだ。ルカクの穴はやはり大きいと言わざるを得ない。ルーニーがもっと活躍できるといいのだけれど。