とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ第3節 マインツ対レバークーゼン

 W杯予選明けで代表選手の多くは今節のゲームに出場していない。その中で、代表戦に出場しなかった武藤が先発で出場し、今季初ゴールを挙げた。さっそくDAZNで観戦した。今季から欧州主要5大リーグ全試合中継と銘打ったDAZNだが、すべてに日本人のアナウンサーや解説が付くのではなく、主要なものだけ。それでなぜかこのマインツ戦は英語の実況中継のみ。しかも先発選手のフォーメーションによる紹介もなかったので、キックオフ直後は両チームの布陣や選手名の確認に追われた。Wikiなどを頼りに日本名表記をしてみたが、間違っているかもしれない。そこはご容赦を。

 マインツが武藤のCFにデブラシスとエツナリがトップ下に控える3トップ。DFはベルを中央に置く3バックで右WBドナティ、左WBブロジンスキが入る。ボランチはラッツァとフライ。対するレバークーゼンも同じ3-4-3。ベンダーを中央に右CBター、左CBヘンリヒス。ダブルボランチはアランギスとコール。右WBメーメディ、左WBウェンデル。3トップは右からベララビ、フォラント、ブラントと並ぶ。

 ということで、先発メンバーとフォーメーションを追っていたら10分余りが過ぎた。その間、CF武藤がよく走っている印象とほぼ互角の展開。だがサッカーのスタイルはレバークーゼンの方がパスをつないで攻め込み、マインツはカウンターから速い攻撃を狙う感じだ。15分、左WBブロジンスキが中へドリブルをしてミドルシュートを放つと、19分にはスローインから左FWデブラシスのクロスのこぼれをCHラッツァがミドルシュート

 それまでパスは回すものの、なかなか決定機を作れなかったレバークーゼンだったが、22分、左WBウェンデルの中へのドリブルからクロスにCHコールが走り込みシュート。レバークーゼンが先制点を挙げた。24分には右FWベララビの縦パスに左FWブラントが走り込み、横を走るCFフォラントにパス。しかしDFがブロックした。

 マインツは37分、左FWデブラシスからのパスを受けた右FWエツナリがミドルシュートを放つが、バーに弾き返される。マインツレバークーゼンのプレスの前になかなかパスが繋げない状況が続く。しかし前半終了間際の45分、左WBブロジンスキが左サイドを駆け上がると、クロスにファーに逃げたCF武藤がオーバーヘッド気味のボレーシュート。これが決まり、マインツが同点に追い付いた。1-1。前半は同点で折り返した。

 マインツは後半頭からCHラッツァに代えてセルダーを投入。ラッツァは前半よく戦っていたと思ったが、ケガでもあったんだろうか。後半3分、左WBブロジンスキのクロスのこぼれをCHフライがミドルシュートレバークーゼンも10分、右FWベララビのクロスにCFフォラントがヘディングシュートを放つ。11分には左FWブラントに代えてハーバーツを投入する。

 直後の12分、CF武藤の突破を右WBメーメディが倒してFKを得ると、右FWエツナリが蹴ったクロスに左CBディアロがニアに飛び込むヘディングシュート。マインツが勝ち越し点を挙げた。レバークーゼンは22分、右FWベララビがミドルシュート。しかしGKアドラーがナイスセーブでキャッチする。レバークーゼンは24分、CFフォラントに代えてポーヤンパロを投入。しかしまた直後の26分、左サイドからのスローインから左WBブロジンスキが強引にPA内にドリブルし、こぼれ球を右FWエツナリがよく体を張って落とすと、CHセルダーがミドルシュートマインツが突き放す3点目を挙げた。

 その後は必死に反撃するレバークーゼン。30分、右FWベララビがミドルシュートを放つ。マインツは32分、左CBディアロのフィードに右FWエツナリが走り込み、落としたボールを左FWデブラシスがミドルシュート。GKレノがファインセーブを見せる。レバークーゼンも35分、右FWベララビのクロスにCFポーヤンパロがシュート。わずかにポストの右。43分には右WBメーメディのクロスに交代して入ったばかりのFWキースリングがヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。マインツは39分、左FWデブラシスに代えてオニシボ。44分にはCF武藤に代えてクアイソンを投入。時間も使ってそのまま逃げ切った。3-1。マインツが逆転で今季初白星を挙げた。

 武藤はよく走り、前線で体を張ってよく戦っている。同点弾のゴールはもちろんのこと、2点目も武藤の突破で得たFKから追加点を挙げた。マインツの中では他に代えがたい選手になっている。大迫のような速さと巧さはないが、代わりに速さがあるタイプ。今季はかなりの活躍を見せてくれるだろう。期待したい。それがロシアW杯にもつながっている。