とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

麺者すぐれ

 グルメレポートなどこれまでしたことはないが、タイトルのラーメン店が最高に旨かったので報告。そもそも特別ラーメン好きなわけではない。私は嫌いではないが、妻はどちらかと言えば嫌い。家で即席ラーメンを食べるのも、暑いし、食べている間に麺がのびてしまうというので、あまり食べたがらない。ましてや外食することはほとんどない。昨年、近くにできた博多ラーメンの店に娘に連れられ行ったが、帰宅後、下痢をした。それ以来、ラーメン店で食べていない。今回、仕事で春日井市内のラーメン店を3店、訪問した。

 一つは「まぜそば 小島屋」。ここは台湾ラーメン風のまぜそば「ドラコンまぜそば」が売りだが、60歳を過ぎた年寄りにはやや辛い。辛くて、熱くて、ニンニクたっぷりで、若者向きだ。

 次に行ったのは「麺屋 はなび 春日井店」。ここも「まぜそば」が売りだが、塩ラーメンも評価が高い。カウンター席だけだが、元喫茶店の店舗を再利用しているので、厨房が広く、接客も丁寧。平日の12時過ぎに行ったら、既に外に列ができていた。二人で行って、「まぜそば」と「塩ラーメン」をシェアしたが、いずれもおいしかった。平日は追い飯無料で食べ終わりに汁と混ぜて食べると特においしい。

 最後に行ったのが「麺者すぐれ」。こちらは「つけ麺」のお店。平日は少し外で待ったが、店員さんは丁寧。カウンター席の他にテーブル席も8席ほど。「白つけ麺」を食べたが、海鮮系のスープが繊細でやさしい。3店の中ではここが一番気に入った。

 それで後日、嫌がる妻を誘って、もう一度「麺者すぐれ」に行ってみた。今度は「鶏そば」と「鶏つけそば」を選択。そして出てきた「鶏そば」にびっくり。表面が白い泡で覆われている。食べるとどこか甘いやさしい味。ホタテが効いている。麺もしっかりと味があって、全体のバランスもいい。妻も「これはラーメンじゃない」と大絶賛。翌週も娘を連れて「鶏そば」を食べてきたとのこと。そして帰りに隣のパン屋さん「バーゼル」に寄るのがコースになった。

 このわが家の突然のマイブーム。いつまで続くかわからないが、とにかく「麺者すぐれ」の「鶏そば」はラーメンの常識を覆す絶品なことは間違いなし。しばらく通うことになりそうだ。