とんま天狗は雲の上

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ACL決勝第1レグ アルヒラル対浦和レッズ

 いよいよACL勝戦がやってきた。今年のクラブW杯の開催地はUAEだから、アルヒラルが優勝でもいいのだが、ここまで来たら止められない。第2レグがレッズ・ホームだけにアウェイではそれなりの結果を残してさいたまに帰りたい。堀監督になって以降のレッズは4-1-4-1。青木をアンカーに柏木と長澤をトップ下に並べ、興梠のワントップ。代表戦フル出場の槙野はCBで先発。宇賀神が左SBに入った。

 レッズが7分、幸先よく先制点を挙げる。左SHラファエル・シルバがドリブルで駆け上がると、クロスのはね返りをもう一度ラファエルがシュート。ゴールに転がり込んだ。しかしその後はアルヒラルが一方的に攻める展開が続く。17分、右IHミレシから大きく右へサイドチェンジ。右SBアルブライクがヘディングで折り返して左SHアルドーサリがボレーシュート。23分にはCBジャーファリのフィードに右SBアルブライクが駆け上がり、クロスにCFハルビンがシュートを放つ。GK西川がファインセーブでスットップした。

 このゲーム、その後もGK西川がナイスセーブを連発。28分、左SHアルアビドのミドルシュートはGK西川がキャッチ。31分、CHオタイフのフィードに右SBアルブライクが走り込み、クロスに右SHアルドーサリがシュート。これもGK西川がセーブする。アルヒラルは右SBアルブライクが高い位置を取り、その折り返しから再三チャンスを作っていく。日本も32分、右SB遠藤のクロスにCF興梠がヘディングシュート。だがGKアルマイウフがキャッチする。

 逆に33分、左IHアルファラジの縦パスに走り込んだCFハルビンがシュート。GK西川が身体に当てるファインセーブ。日本はGK西川の活躍でゴールを許さない。だが37分、CHオタフから右へ大きく展開。またも右SBアルブライクがヘディングで折り返し、右SHアルドーサリの縦パスを受けてCFハルビンがシュート。これが決まり、ついにアルヒラルが同点に追い付いた。アディショナルタイムには左IHアルファラジのクロスをCFハルビンがヘディングで折り返し、左SBアルシャハラニのクロスに右SHアルドーサリが走り込むが届かない。何とかDFが蹴り出した。前半は1-1で折り返す。

 後半に入ってもアルヒラルの攻勢が続く。ボール保持率はアルヒラルが約70%。レッズは守備の時間が続く。2分、右SBアルブライクのクロスをCFハルビンが受けるが、DFが対応してクリアした。5分にはCKの流れから左IHアルファラジのクロスがゴール前を通り過ぎる。CFハルビンが届かない。続くCKから左SHアルアビドのクロスに右IHミレシが飛び込むが、届かない。レッズも6分、カウンターで右IH柏木がドリブル。右に流してCF興梠がシュートを打とうとするがDFに囲まれ、こぼれたボールを右SH武藤がシュート。しかしDFがクリアした。

 アルヒラルが前からプレスをかけて攻める。だがレッズも落ち着いて対応し、次第にパスも回り始める。その後も互角の展開。レッズは20分、足を痛めたラファエル・シルバに代わり、ズラタン。32分には左IH長澤に代わり梅崎を投入する。一方のアルヒラルは25分、CHオタイフに代えて攻撃的MFのモフタルを投入。さらに34分にはミレスに代えてカンノを投入し、4-4-2の布陣にしてくる。しかし次第にお互い疲れが出てきて、運動量も低下。膠着状態になってくる。

 38分、左SBアルシャハラニの強烈なミドルシュートをGK西川がナイスセーブ。日本も43分、CH柏木から右に流して、右SH梅崎がミドルシュート。これはポスト左に亜外す。44分、アルヒラリは右SHアルドーサリのクロスに左SHアルアビドがシュート。アディショナルタイムには右IHアルドーサリのミドルシュートがポストの左に外れる。終盤にはホームで同点の状況にアルヒラルの選手がイライラを募らせ、ラフなプレーが繰り返されるが、アディショナルタイム4分で終了。第1レグは1-1のドローで終わった。

 レッズにとっては貴重なアウェイゴールのあるドロー。これで第2レグではスコアレスドローでも優勝となる。来週のさいたまスタジアムは燃えるだろう。クラブ杯が日本開催でないのは残念だが、ぜひレッズには優勝をしてもらい、クラブW杯に出場してほしい。来週の第2レグが楽しみだ。