とんま天狗は雲の上

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EAFF E-1サッカー選手権(男子) 日本対中国

 女子に続いて男子も2戦目は中国。日本は今野をアンカーに右から右SH伊東、右IH大島、左IH倉田、左SH土居の先発。ワントップは小林。そしてDFは右から右SB植田、右CB三浦、左CB昌子、左SB山本の並び。代表初出場が植田、三浦、山本、土居と4人いる。中国は3-4-3の布陣。リッピ監督が一番の脅威かな。

 4分、右SH伊東のクロスをCF小林がヘディング。逸れたところを左SH土居が反応するが、うまく当たらず、シュートは枠を外す。6分、左IH倉田のクロスのこぼれをCF小林がシュート。DFがブロックする。しかしその後は次第に日本が攻めあぐねていく。15分には左SH土居のドリブルに右CB劉が手をかけて倒す。ひどいファールにイエローカードが出る。さらに17分、右SH伊東に対して左CB鄭がひざ蹴り。いつもながら中国のプレーは乱暴だ。

 すると30分、右IH大島が左もも裏を肉離れで井手口と交代を余儀なくされる。ゲームは逆に中国がパスを回してボール保持率を高める。だが日本のDF陣は充実。しっかりと守る。そして44分、右Ih井手口から左に展開。左SH土居のクロスにCF小林がヘディングシュート。アディショナルタイム47分には左SB山本のクロスのこぼれを左SH土居が縦パス。左IH倉田が抜け出しシュートを放つが、これはポストを叩く。しかもオフサイド。前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入り、中国は2人交代する。2分、日本はCH今野の縦パスをCF小林がヘディングで落とし、右IH倉田がボレーシュート。バーの上を越えた。後半に入り、倉田と井手口が左右のポジションを入れ替えた。7分、左SH土居のクロスに右SH伊東がボレーシュート。DFがブロック。さらに左IH井手口がミドルシュートを放つが、これもDFにブロックされた。中国は12分、大きなサイドチェンジから右WB傳の折り返しを右FW張がスルーパス、CF于が抜け出してGKと一対一となる。しかしシュートはGK東口がファインセーブ。弾き返した。さらに右WB傳が右FW張とのワンツーから、クロスに左FW韋がミドルシュート。しかし枠を外した。日本は中国の決定力のなさに救われる。

 日本も18分、左SH土居の縦パスをCF小林が落とし、左IH井手口がミドルシュート。DFに当たってあわやゴール前に落ちてきたが、GK王がキャッチした。22分には左IH井手口がミドルシュート。中国も25分、右WB傳と右FW張のワンツーから、傳のクロスにCF于がボレーシュート。枠を外す。30分、日本は右SH伊東に代えてFW川又を投入。最初は2トップの指示だったが、程なくまた4-1-4-1の布陣に。小林が右SHに下りた。37分には左SH土居に代えて阿部を投入する。

 すると39分、右IH倉田の縦パスを右FW小林が触って、CF川又が収め、縦パスに小林が抜け出しシュート。しかしGK王がブロック。しかしこぼれたボールを小林が角度のないところからシュートを決めた。ようやく日本が先制点。43分にはCB昌子が思い切ったロングシュートを放つと、前に出ていたGKの上を越えてゴールに吸い込まれる。追加点。アディショナルタイム49分には、右FW張のドリブルを左SB山本が倒してPKを献上。CF于が決めて中国が1点を返したが、ここでタイムアップ。2-1で日本が勝利した。

 しかしゴールが遅い。序盤は日本が攻勢だったのに、いつしか中国の攻撃に対して、DFラインが下がり、守勢に回る。最後は執念で勝ち切ったが、やはり連携不足が気になる。そして小林のワントップはIHがもっと前に出て攻撃に絡まないと、一人では荷が重い。川又を投入して強い中国の選手相手でも競り合い、収まるようになって、ようやくゴールを挙げられた。最終戦はいよいよ韓国が相手。ハリルホジッチ監督は招集した選手は積極的にゲームで使ってくるが、今度はどんなメンバーが先発するのだろう。新しいメンバーを試しつつのゲームはゴールもなかなか難しいが、何とか全勝でこの大会を優勝して終わりたい。韓国戦も楽しみだ。