とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

葬儀が終わって、自動車事故。

 やはり葬儀があって疲れていたのだろうか。葬儀の後、親戚の人たちを最寄りの駅まで送った時に、駐車しているクルマの間隔が狭いなとは思いつつ、2台のクルマの間に停めたところ、助手席後部に乗せたおばさんの開いたドアが隣のクルマに当たってしまった。

 あや! と、隣のクルマから運転手が降りてくる。60歳過ぎくらいの職人風の男性。私もあわてて降りると、ぶつけた相手のクルマを確認。塗装は剥げていないが、少し凹んでいる。他の同乗者もいたので、穏便かつ迅速に処理をしたく、名刺を出して、自宅の電話番号を記入して渡す。「申し訳ありません」。男性曰く、「まだ新車だし、直してほしい」。相手の名刺を見て、「塗装業ですか? どうしましょうか」「うちでは自動車の塗装はやっていない。知り合いの業者に修理を頼みたい。費用が出たら連絡をする。」「わかりました。よろしくお願いします」。

 ということで、その間、わずか5分くらいで対応し、別れた。最後の同乗者を自宅まで送ると、妻の実家へ帰る道の途中に警察署があった。そこで、警察署の駐車場に停めて、まずは保険会社に電話をした。

 「保険対応は可能だが、修理費用によっては、保険を適用しないこともできる。警察への事故届は被害者も同伴でないと受理してもらえないが、一応、相談してほしい」。ということで、とりあえず警察の窓口に行ったが、電話のとおり、「被害者同伴でなければ受け付けない。必要ならまた来てほしい」と言われた。とは言っても、妻の実家はクルマで3時間。250kmほども離れているので、事故届をもう一度提出に行くというのは厳しい。先方も隣の市から来ていたようで、警察署まで出向いてもらうのも憚られる。それで再び保険会社へ電話をすると、「事故届をなくても保険適用できる場合がある」と言われ、「こちらで先方にお話ししましょうか」と聞かれたが、まずは相手の電話を待つことにした。

 ちなみに私のクルマはドアの端の塗装が少し剥げたかもしれないが、他の傷の方が大きく、全く目立たない。結局、その日は250km離れた自宅まで帰宅した。

 月曜日になって、保険会社から電話があった。状況の確認、そして保険を適用した場合に、その後の保険料がどのくらい上がるかの試算結果を教えてくれた。3段階ダウンで割引表の割合を合計すると、年間保険料の3割位かと思っていたら、事故なしと事故ありの割引表が異なり、試算結果は15万円弱。そんなに変わるのかとびっくり。つまり15万円以下の修理代なら保険を使わない方が得ということ。ほお!

 そしてその日の夕方、先方から電話があった。修理代の見積もりは2万円強とのこと。それなら保険を適用しない方がお得。修理業者から請求書を送ってもらうことにして、電話を切った。もちろんしっかりと謝って。

 今回の教訓。①事故時の修理代金15万円未満であれば、保険適用は見送る方が得。②保険会社は非常に親切。保険適用した場合の上昇額なども教えてくれるし、相手方との交渉なども保険会社に任せることも可能。③警察署への事故届は、被害者・加害者同伴でなければ受理してもらえない。④事故届をしなくても、保険適用をしてもらえる場合がある。

 そして何より今回は、相手に人身への被害がなく、先方も経験を積んだ男性で事務的に対応してもらえたことがよかった。他人を乗せた時には特に、ドアの開閉を考慮すると、狭い隙間に車を止めるようなことはしない方がいい。それが最大の反省点だ。ちなみに心配した同乗者から銀鱈の粕漬が届いた。昨日はそれを焼いておいしくいただいた。2万円の粕漬は少し高いけど、おいしかったし、まあよかったとしよう。早く請求書が来て、費用を振り込み、すっきりしたい。