とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第28節 アーセナル対マンチェスター・シティ

 週末に同じ対戦でリーグ杯の決勝があり、ミッドウィークに日程がずれた一戦。そのリーグ杯ではマンCが3-0と勝利した。アーセナルはオバメヤンらが移籍してきたエヴァートン戦に5-1と勝利し、ようやく調子が上向くかと思ったが、その後のトッテナム戦で敗戦。いつしか5位チェルシーとの勝ち点差は8に広がった。今季もCL出場は難しくなりそうな状況の中、ホームでマンC相手に連敗はできない。ケガのモンレアルに代えて左SBにコラシナツが先発した他は、ほぼベストメンバーで組んできた。対するマンCもフェルナンジーニョがケガで代わってギュンドアンがアンカーを務める。IHにはダビド・シルバとデブルイネを並べ、右SHベルナルド・シルバ、左SHサネ。ワントップにはアグエロが入った。

 序盤は互角の戦いが続く。8分、右SHムヒタリャンのスルーパスにCHラムジーが走り込んでクロスを入れると、CBコンパニーのブロックがGKエデルソンに当たり、こぼれる。あわててエデルソンが抑える込んだ。マンCも9分、右IHデブルイネのスルーパスにCFアグエロが走り込んでシュート。サイドネットを叩く。アーセナルも13分、OHエジルの横パスから右SHムヒタリャンがミドルシュートを放つ。

 そして15分、左SHサネが個人突破で左サイドを駆け上がると、大きなサイドチェンジから右SHベルナルド・シルバが切り返してシュート。GKチェフの上を越えてネットに吸い込まれた。ゴール。マンCが先制点を挙げた。アーセナルも18分、CHジャカのFKはGKエデルソンがファインセーブ。23分、CBムスタフィの縦パスに右SBベジェリンが走り込み、クロスにCHラムジーミドルシュート。しかしGKエデルソンがナイスセーブを見せる。

 そして28分、またも左SHサネが左サイドを駆け上がると、クロスをCFアグエロが落として、左IHダビド・シルバが走り込み、シュート。マンCが追加点を挙げた。さらに33分、左IHダビド・シルバの縦パスをCFアグエロがうまい反転で前を向き、落としを右IHデブルイネが右に展開。右SBカイル・ウォーカーのクロスを左SHサネが押し込む。マンCが前半のうちに3点を獲った。

 アーセナルも38分、CFオバメヤンの落としからOHエジルがスルーパス。CHラムジーが飛び出してシュートを放つが、DFにブロックされる。マンCも39分、左SBダニーロのパスを左SHサネが右に展開。右SHベルナルド・シルバの縦パスに右IHデブルイネが走り込みクロス。CFアグエロがシュートを放つが、GKチェフがナイスセーブ。アディショナルタイム46分には、CHジャカがミドルシュートを放つが、これはGKエデルソンの正面。前半だけで3-0とマンCがリードした。

 後半に入るとアーセナルもパスを回す時間が長くなる。そして7分、右SBベジェリンのクロスに右SHムヒタリャンが走り込んだところをCBオタメンディがファール。アーセナルがPKのチャンスを得る。キッカーはオバメヤン。しかしシュートはGKエデルソンがファインセーブ。最大のチャンスをつぶしてしまう。エデルソンがコースを読み切っていた。

 13分にもショートCKからCHジャカがクロス。右SBベジェリンの縦パスをCHラムジーがダイレクトで前へ。CFオバメヤンが飛び出してボレーシュートを放ったが、枠を捉えられない。その後はマンCもパスをつなぎ、無理をしない。27分には右SBウォーカーに代えて左SBジンチェンコを投入。33分、左IHダビド・シルバの落としからCHギュンドアンがスルーパス。CFアグエロが飛び込みシュートを放つが、GKエデルソンがファインセーブ。アグエロのシュートも止めてしまう。

 37分にはCFアグエロに代えてCHヤヤ・トゥーレ。42分にはOHダビド・シルバに代えてCFジェズスを投入。ダブルボランチにして守備を固める。44分には、CHギュンドアンがドリブルで進み、FWジェズスがシュート。さらにはこぼれ球を右IHデブルイネがシュート。しかしDFがブロックする。結局このままタイムアップ。3-0でマンCが完勝した。

 それにしてもマンCの流れるような攻撃はすばらしい。いったん動き始めると、次々にダイレクトでパスが繋がり、人が動いてゴール前に襲いかかる。アーセナルはこの攻撃を止め切れなかった。アーセナルも攻撃面ではけっして悪いとは思わなかったが、マンCは守備も堅い。パスを回しても守備ブロックが破綻することはなかった。マンC、盤石。アーセナルはこれで5位との勝ち点差は8のまま。いよいよCLは厳しくなった。ベンゲル監督もそろそろ交代の時期が近付いてきたようだ。