とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アルガルベ杯グループC 日本対デンマーク

 カナダとの順位決定戦も終わったけど、先にグループC、デンマークとの対戦を観戦。日本は市瀬を阪口と組んでボランチで先発させた他は、CB熊谷や左SB鮫島、右SH中島、そしてFWで田中南美と岩渕を先発させるなど、オーソドックスな先発陣。デンマークアイスランドと引き分け、オランダには2-3で敗戦。お互い勝利して、少しでも上の順位で順位決定戦に進みたいところ。

 序盤5分、日本は右SB有吉のアーリークロスにFW田中南美がシュート。GKペデルセンの好セーブに弾かれたが、前線からのプレスもはまり、3試合目にしてようやくいい内容でゲームが進められるようになってきた。15分には右SH中島がミドルシュート。だがこれもGKペデルセンがファインセーブで弾き出す。20分、スローインからFW田中がうまく反転して横に流すと、FW岩渕も反転からミドルシュート。ポストを叩く。26分、左SH長谷川のミドルシュートは左にポストをかすめた。

 前からのプレスでゲームを支配するが、なかなかゴールが決まらない。するとデンマークも34分、右WBニールセンのクロスにCFブルンがヘディングシュート。これはDFがしっかりと寄せて、うまくシュートを打たせない。それでも39分、うまくデンマークにボールをつながれると、左FWセーレンセンの縦パスから右FWトロエルスガールが右に展開。右WBニールセンがフリーでミドルシュートを放つ。ポストを直撃。を打たせない。それでも39分、うまくデンマークにボールをつながれると、左FWセーレンセンの縦パスから右FWトロエルスガールが右に展開。右WBニールセンがフリーでミドルシュートを放つ。ポストを直撃。43分にもCHクリスティアンセンのFKから左CBラーセンがボレーシュート。うまく日本の右サイドを抜かれてフリーでシュートを打たれた。日本は45分、CH阪口のフィードにFW田中が抜け出し、シュートを放つがポストの左。前半はスコアレスで折り返した。

 後半頭にFW田中に代わって横山、右SB有吉に代えて清水を投入する。横山をワントップに、岩渕を右SH、中島を左SHに回して、長谷川がトップ下に入る4-2-3-1の布陣。すると7分、右SH岩渕のカットからCF横山がクロス。岩渕がシュートを放つが、これもGKペデルセンがナイスセーブ。8分、OH長谷川のドリブルから右SH岩渕が落とし、右SB清水がミドルシュート。しかし枠を捉えられない。10分、CF横山の落としから右SH岩渕のシュートもGKペデルセンがナイスセーブ。

 14分、日本はCH市瀬に代えて宇津木を投入する。ポジションは市瀬と同じボランチ。すると16分、CH宇津木の縦パスを右SH岩渕が左に展開。左SH中島がミドルシュートを放つが、わずかにバーの上。デンマークも18分、左FWセーレンセンに代えてハルデル、CFブルンに代えてテーゲルセン、CHユンゲに代えてホルトガールを投入する。すると20分、右FWトロエルスガールがCB三宅をかわしてミドルシュートを放つ。バーの上に外れたが、CB三宅のプレーはいただけない。22分、CF横山がミドルシュート。23分、デンマークも左FWハルデルがミドルシュートを放っていく。

 23分、左SH中島に代えて増矢を投入。デンマークも29分、右CBフランクに代えてセーレンセン。36分にはCFテーゲルセンがドリブルでCH阪口、CB三宅を抜いてクロスに左CBラーセンがヘディングシュートを放つ。そして37分、CB熊谷のフィードにCF横山が抜け出してクロスを入れると、GKペデルセン、そしてDFに当たって、こぼれたところを走り込んだOH長谷川がシュート。ようやく日本が先制点を挙げた。40分にはCF横山のFKからCB熊谷がヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。そしてアディショナルタイム48分、CF横山のクロスをCH阪口が胸トラップからパスを入れると、右SH岩渕が走り込んで、左WBサンドヴェイに倒される。PKを岩渕が決めて追加点。そしてタイムアップ。日本が終盤の2点で2-0と勝利した。

 日本は前からのプレスもよく、ゲームを支配し、決定的なシュートも放ったが、ゴールが遠い。結局、先制点を挙げたのは後半37分。それまでにはデンマークに決定的なチャンスを与えるシーンもあって、まだまだ安心できる内容ではない。市瀬のCHも満足できる出来ではなかった。そして今朝行われたカナダ戦には完敗。内容は観ていないけど、まだまだ足りないということだろう。4月からのアジア杯にはW杯出場がかかっている。大丈夫だろうか。坂口らのベテランはいいとして、若手の成長・融合にはまだ不安が残る。永里は招集しないのだろうか?