とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チャイナ杯 ウルグアイ対チェコ

 国際Aマッチデーの今週、日本がベルギー遠征している間、世界の各国もさまざまな国際親善試合を戦っている。ドイツ対スペインなど興味深いゲームもあるが、残念ながらCSでないと観戦できない。DAZNで観られるゲームということで、ウルグアイチェコのゲームを観戦した。ウルグアイスアレスカバーニという二枚看板が先発。GKムスレラといい、CBのゴディンとヒメネスといい、ベストに近いメンバーが出場している。一方のチェコは知っている選手は少ないが、FWはシックとクレメンチーク、中盤IHにはダリダとバラークが並んでゲームを作る。スーチェクをアンカーに置く3-1-4-2の布陣だ。

 序盤からウルグアイが攻めていく。そして10分、FWスアレスがドリブルで進むと、左SHデ・アラスカエタに一旦預けると、縦パスにスアレスが突進。GKパブレンカが倒してしまう。PKの判定。これをスアレスが決めて、ウルグアイが幸先よく先制点を挙げた。その後もウルグアイのペース。16分にはデ・アラスカエタのCKにCBゴディンがヘディングシュート。これはGKパブレンカがファインセーブで弾き出した。

 さらに20分にはFWスアレスとFWカバーニのパス交換から、最後はスアレスの落としにカバーニがシュート。21分には右SBバレラのクロスにFWスアレスがヘディングシュート。チェコもようやく22分、CHスーチェクから右に展開すると、右WBカデジャーベクのクロスのこぼれを左IHバラークがミドルシュート。GKムスレラがナイスセーブでキャッチした。その後もチェコが攻めるが、ウルグアイはあえてペースを落としている感じ。落ち着いて守っていく。

 35分にはデ・アラスカエタのCKにCBヒメネスがヘディングシュート。そして37分、CHベシーノの縦パスを左SHデ・アラスカエタがヘディングで前につなぎ、FWカバーニが華麗なバイシクル・シュート。ネットに突き刺さり、ウルグアイが追加点を挙げた。オフサイドかと思ったが、ライン際からクリアしたチェコの右WBカデジャーベクの戻りが遅かった。その後はウルグアイがパスを回してゲームをコントロール。前半は2-0で折り返した。

 こうなると後半もウルグアイはペースを上げない。後半序盤はチェコが攻めていく。しかし7分、CBヒメネスのフィードをFWカバーニが落として、FWスアレスが左にパス。左SHデ・アラスカエタが右に流してカバーニがシュート。DFがブロックしたが、スアレスカバーニにボールが入ると、スムーズにシュートまでいく。15分には左SHデ・アラスカエタに代えてガストン・ラミレス。右SHナンデスに代えてカルロス・サンチェスを投入する。チェコはFWクレメンチークに代えてコピックを投入。

 20分、左SHガストン・サンチェスがミドルシュート。22分、CHベンタンクールがミドルシュートチェコも32分、右IHダリダのクロスのこぼれをFWコピックが拾って、FWシックがシュート。ポストを叩く。ウルグアイは34分、FWスアレス、FWカバーニ、CHベンタンクールを下げて、マキシ・ゴメスとストゥアニ、クリスチャン・ロドリゲスを投入する。交代直後の35分、右SBバレラのクロスにFWマキシ・ゴメスがヘディングシュート。さすがポスト・スアレスと呼ばれる男。その後もウルグアイがペースを握ったまま、ゲームを終えた。2-0。

 ウルグアイはW杯ではグループA。ロシア、エジプト、サウジアラビアというのは比較的やりやすい組み合わせになっている。既に10年以上ウルグアイを率いるタバレス監督にとっては、今さら戦術的に試すことはない。これまでのサッカーの確認に費やしたという感じかもしれない。ただ44分、CBヒメネスが足の故障を訴えて退場した。今の時期、大事に至らなければいいのだが。それだけが気がかりだ。