とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

AFC女子アジア杯 日本対ベトナム

 W予選を兼ねるアジア予選が始まった。日本の初戦はベトナム。8チーム中5位でもW杯に出場できるということは3位通過でも、グループAの3位チームに勝利すればW杯出場権を得るということで、まずはベトナムに勝利すれば、W杯出場の確率はグンと高まる。というか、ベトナムにすればとんでもないグループに入ってしまったという感じ。日本は第2戦以降を考えて先発メンバーを選定したと思う。ということで、猶本が先発メンバーに名を連ねていたことにびっくり。左SHには増矢。FWは横山と岩渕。右SBには有吉が入った。阪口の横に(夢)と書かれていたのは、阪口萌乃が中里のケガで追加召集されたから。阪口夢穂が猶本のボランチを組む。

 開始1分、右SH中島の落としにCH猶本がミドルシュート。そして3分、CH阪口夢穂のフィードに走り込んだFW岩渕の戻したパスを、左SH増矢がつなぎ、FW横山がミドルシュート。GKダン・チンの手を弾いてゴールに転がり込んだ。日本が幸先よく先制点を挙げた。その後も日本が圧倒する。5分にはCH猶本のスルーパスに左SH増矢が抜け出してシュート。しかしDFがブロック。

 日本はCH阪口が下がり目の位置から長いフィードでゲームを支え、CH猶本が高い位置で攻撃陣と連動する。17分にはCH阪口の長い縦パスにFW岩渕が走り込み、クロスに右SH中島が合わせてシュート。追加点を挙げた。だがその後はやや攻めあぐねる。ベトナムも次第に日本のペースに慣れてきたか。30分、増矢のCKのクリアをCH猶本が落とし、右SH中島がミドルシュート。しかし枠を捉えられない。38分にはCH猶本の縦パスにFW岩渕が走り込んで、DFを抑えながらシュート。しかしブロックされた。終盤には逆にベトナムに攻め込まれるが、シュートまでは打たせない。前半は2-0で折り返した。

 後半に入り1分、左SB鮫島の縦パスから左SH増矢がスルーパス。FW岩渕が抜け出してクロスを入れるが、ゴール前には誰も入ってこない。3分にもFW岩渕が一人でドリブル突破をして、ニアにシュートを放つが、GKダン・チンがセーブ。4分には中島のCKにCB熊谷がヘディングシュートを放つが、枠を捉えられない。日本はFW岩渕が積極的に仕掛けていくが、他のメンバーが付いていけてない。8分、右SH中島のスルーパスにFW岩渕が抜け出しシュート。GKダン・チンがセーブ。9分、右SH中島のクロスにFW岩渕がヘディングシュート。しかしポストを叩き、はね返る。

 ようやく12分、横山のCKのクリアをCH猶本が拾ってクロスに、FW岩渕がシュート。日本が3点目を挙げる。14分、右SH中島のクロスにFW横山がトラップは自陣方向に流れたが、そこから反転して前を向きミドルシュート。バーを叩く。15分、CH猶本のミドルシュートはGKダン・チンがキャッチする。18分、日本はFW横山に代えて田中南美を投入する。ベトナムはようやく20分、CHグエン・リエウがミドルシュートを放つ。これがベトナムの初シュート。しかし21分、左SB鮫島の縦パスをFW岩渕が受けると、そのまま進む鮫島に対して岩渕がスルーパス。鮫島がシュート。GKダン・チンが弾いたところをFW田中が詰めてシュート。日本が4点目を挙げた。

 ベトナムも22分、FWグエン・ハンの縦パスに走り込んだ右SHファム・クインがクロス。CHグエン・リエウが左に流して、左SHグエン・ズンが切り返してミドルシュートを放つ。GK山下がセーブする。日本は24分、左SH増矢に代えてFW菅澤を投入。岩渕を左SHに下げる。さらに35分、右SH中島に代えて川澄を投入した。40分、左SH岩渕のミドルシュート。42分、川隅のCKにFW田中がヘディングシュート。アディショナルタイムにもスローインからFW田中南美がミドルシュートを放つが、バーを叩く。結局、このままタイムアップ。アジア杯初戦ベトナム戦は4-0で快勝した。

 正直、6-0位の結果を期待していた。多少メンバーが変わって、連携も難しかった部分があるだろうから仕方がない。このゲームの後で行われた韓国対オーストラリアは0-0のスコアレスドロー。日本はこの勢いを持って次の韓国戦に臨みたい。どんなメンバーで行くのか、どんな結果になるのか。10日のゲームにも期待したい。