とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

オタク体質

 先々週、妻あてに小学校時代の同窓会の案内があって、当時の卒業アルバムがないか探していたところ、私の通知表が見つかった。小学校から中学までの教師通信欄を読むと(ちなみに高校はそうした欄はなかった)、1年生から「成績は良いが、人前で話ができない」とか「もっと自信を持って行動しろ」とか「リーダーシップが欲しい」とか、そんなことばかり書いてあった。子供の頃からとにかく内気で、気が小さく、すぐに泣いてしまう子供だった。それは大人になっても変わらず、人前であいさつなどをするのは大の苦手。高校生の頃には一人で野球を模したカードゲームを考案し、黙々とリーグ戦をやっては記録を取っていたが、そのことは最後まで誰にも言わず、私だけの世界で秘密裏に終了した。

 今はほぼ毎日ブログを書いているが、公表して誰かに読んでもらうことよりも、黙々と書くこと、その行為自体が喜びだ。カチャカチャとキーボードを打ち、書き終えた後は添削をして文章を整え、全体としてバランスのいい文章になると満足する。もちろん必ずしも上手な文章ではないことは自覚しているが、それでも一つ完成すれば達成感がある。

 先日、友人が俳句会の楽しさを語り、入会を促されたが、結局、断った。俳句会などの趣味のサークルって、もちろん人づきあいの楽しさというのは理解するが、作品を持ち寄って批判し合うなんていうのは、気弱な私にはとても無理。そういえばゴルフって、グループでラウンドするけど、打つ時はみんなに見つめられながら一人で打つ。それはたぶんすごいストレスじゃないかと思う。だからゴルフはやらないんだけど、俳句会ってなんかそれに似ていませんか? 野球もバッターボックスに入るときは一人だし、守備でもボールをキャッチするときは誰も手伝ってくれない。ゲームの勝敗の責任の一部を担わされるようで嫌なんだよね。その点、サッカーは団体競技だし、基本ミスばかりのゲームなので安心。それでもレギュラー争いが嫌で、高校では山岳部に入った。

 結局、プライドが高すぎるということかもしれないが、子供の頃から成績がよくて、褒められてばかりいた人の末路はこんなもんかもしれない。それで趣味のサークルに入ることもできず、図書館で暇をつぶす・・・。私の近い未来が見えるようだな。