とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

そろそろ改元の時期?

 W杯にかまけている間に、日本では色々な事件・事象が起きている。それらにコメントしたいと思いつつ、W杯の方が優先されて、そしていつしか記憶の彼方へ。人は忘れやすいもの。それで今、これは大事件と覚えているのは、オウム死刑執行、西日本大水害、猛暑、そして台風12号位か。

 オウム真理教死刑囚の最初の集中的死刑が執行された直後に、西日本の大水害が発生したので、「すわ、麻原彰晃の祟りだ!」なんて戯言も頭に浮かんだが、執行時期については、国会の閉会日程や安倍首相の外遊時期などを考慮して決定されたらしい。「麻原彰晃の神格化への懸念」なんてことも言われたが、西日本豪雨の気象予報が出ている中での死刑執行であり、逆に、死刑執行のニュースが水害で消し去られることを期待したのかもしれない。

 先日の台風12号は、東から西へ向かうというこれまでにないコースをたどり、今も九州西の海域で留まっている。まさかまた勢力を蓄えて二度目の襲来となれば、まさに前代未聞。それにしても、台風が来る前の土曜日には、朝からうるさいほど警報が伝えられ、鉄道も事前に運転見合わせを決定したが(ついでにグランパスコンサドーレ戦も中止)、実際には少し風が強かったくらいで過ぎてしまった。西日本豪雨の前に、これくらいTV等で騒ぐことはできなかったのかと思ったが、妻曰く「前回の教訓を生かしての報道でしょ」と物分かりのいいことを言う。わからないではないが、へそ曲がりの私は、政府の意向も入っていたのではないかと穿った見方をしてしまう。ちなみに今回も台風12号来週がわかっていた中での、二度目の死刑執行。何かウラ、というか意図があるような気がしてしまう。

 そして猛暑。全国で熱中症による死者も続出しているが、その中で、各地で高校野球の予選が行われ、来週からはいよいよ甲子園も始まる。大丈夫か。ちなみにこの猛暑を受けて、地球温暖化が当たり前に言われるが、私はひそかに「これはヒートアイランド現象」と思っている。都市化と異常気象の関係について、研究している人はいないものか。そう言えば、猛暑の中、「エアコンは28度と言わず、25度が適温、ガンガン使おう」と言うけれど、少し前には「原発停止で電力事情が厳しい」と言っていなかったっけ。その種の報道が全くないと思っていたら、先週、中日新聞「電力供給、猛暑問題なし」という記事が載っていた。「太陽光発電ががんばっているから、供給余力は十分」という話だが、ホントかな。というか、本当だろうけど、それじゃいつかの「原発を稼働しなければ電力不足」報道は何だったんだ? まあ、いい加減なもんです。

 それで、オウム死刑執行、西日本大水害、猛暑、そして迷走台風とこうも立て続けに天変地異が続くと、時代が時代なら、「元号を改正しろ」という声が挙がるはず。そう言えば、オウム死刑執行の際に、「平成のうちに死刑執行」という報道もされていたけど、最初に聞いたとき、その意味がわからなかった。そうか、来年春の改元が決まっているから、その前に「大量死刑執行」のような忌事は済ませておこうという意味か。ひょっとして大水害も猛暑も迷走台風も、来年改元だから今年のうちに済ませておこうという天の判断。そして改元後は太平な世になって、安倍首相が高く奉られる、と。何かイヤな世の中になりそうだ。そう言えば、阪神大震災東日本大震災も、その前年の夏は猛暑だった。改元前の来年春、いよいよ南海トラフ地震が発生し、阿鼻叫喚の中、新しい元号がスタートする、という事態も考えられないことではない。