とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第4節 レスター対リバプール

 代表チリ戦が中止になってしまった。代わりに先週のプレミアリーグの中からレスター対リバプールのゲームを観戦した。どちらも今季初めて観る。レスターはマフレズが抜けてどんなチームになったのか。岡崎は今季、レスターで活躍できるのか。このゲームではバーディーが出場停止だったが、代わりにワントップに入ったのはグレイ。トップ下にノリッチから移籍したマディソンが座る。マフレズのいない右SHには同じアルジェリア代表のゲザルが入った。ボランチはディディとメンディ。右SBにはポルトから移籍のリカルドが入り、左SBにはチルウェル。CBとGKは変わらず、マグワイアモーガン、そしてシュマイケルがゴールを守る。一方、リバプールの新加入はGKアリソンとケイタ、シャキリ位。このゲームではロブレンがケガで代わりにジョー・ゴメスがCBに入った他はほぼ昨季までのメンバーが先発。ケイタはベンチに座り、アンカーにはヘンダーソンミルナーとワイナルドゥムがIHに入って、3トップは変わらず、フィルミーノ、マネ、そしてサラーが並ぶ。

 序盤、リバプールが攻めていく。4分、DFからのフィードのクリアをCHヘンダーソンが拾い、右に流して、右FWサラーのパスにCFフィルミーノがシュート。GKシュマイケルがナイスセーブ。はね返りを右FWサラーがシュートするが、わずかにポスト右に外れた。そして10分、左SBロバートソンがドリブルで仕掛けると、レスターの右SBリカルドを抜いて前に出ると、クロスに左FWマネがシュート。リバプールが先制点を挙げた。

 その後もリバプールが攻めていくが、レスターも最終ラインでしっかりと守る。すると20分過ぎ位から次第にレスターも攻められるようになってくる。23分にはCBマグワイアの縦パスを受けた右SHゲザルがスルーパス。CFグレイが抜け出してシュート。しかしGKアリソンがナイスセーブ。26分、CFグレイがミドルシュート。32分には左SHオルブライトン、33分にはOHマディソンがミドルシュートを放っていく。39分にはOHマディソンのサイドチェンジから左SBチルウェルがミドルシュート。レスターの攻勢にリバプールは守勢一方。

 それでも43分、CBゴメスの縦パスを受けた右FWサラーが反転からシュートを放つと、GKシュマイケルがナイスセーブで弾く。続くCKは一度ははね返したが、再度ミルナーがCKを蹴ると、CFフィルミーノがヘディングシュート。ゴール。前半終了間際、リバプールが追加点を挙げて2-0として、前半を折り返した。

 後半、レスターが積極的に攻めていく。2分、右SHゲザルのミドルシュートはわずかにポストの左。5分、左SHオルブライトンのパスからOHマディソンがミドルシュートを放つが、これはGKアリソンがキャッチした。7分、左SHオルブライトンのクロスをCFグレイがつなぎ、OHマディソンがシュート。CBゴメスがブロックする。さらに11分、CFグレイのポストからOHマディソンが仕掛けると、CBファンダイクがファール。PA手前でFKを得る。これをOHマディソンがゴールを狙うが、加部にはね返された。

 ゴールが遠いレスターは16分、左SHオルブライトンに代えてCFイヘアナチョを投入。グレイを左SHに下げる。そして18分、CBファンダイクからのバックパスを受けたGKアリソンにCFイヘアナチョが猛然とプレス。かわそうとしたGKアリソンだったが、逆に奪われ、クロスに右SHゲザルがシュート。レスターが1点を返した。するとリバプールは25分、右FWサラーに代えてシャキリ。CHヘンダーソンに代えて左IHケイタと新加入選手を投入していく。ワイナルドゥムが下がってアンカーを務める。

 レスターも30分、左SHグレイに代えてFW岡崎を投入。マディソンを左SHに回す。しかしなかなか攻めきれないレスター。逆に37分には右IHミルナーのFKに左FWマネがヘディングシュートを放つも、枠の外。38分にはレスターもマディソンを下げて右SBアマーティーを投入。リカルドを右SHに上げ、ゲザルを左SHに回す。39分、FW岡崎がIHミルナーにプレスをかけてボールを奪うと、すぐにスルーパス。だがイヘアナチョに届かない。リバプールも44分、右SBアレクサンダー・アーノルドを下げてCBマティプを投入。ゴメスを右SBに上げる。その後はレスターも攻めあぐね、そのままタイムアップ。2-1。リバプールが勝利。開幕戦から無敗の4連勝を飾った。

 リバプールはさらにパワーアップして、今季こそタイトルを狙っていく。一方、レスターもOHマディソンが面白い。ダイレクトで簡単にパスを回してゲームを作り、仕掛けもできればシュートも打てる。バーディーとのコンビを見てみたい。またゲザルも独特のドリブルとパスも出せる。マフレズ程ではないかもしれないが、十分戦力になる。ディディとメンディの若いボランチのコンビはやや心配だが、CBは強力だ。しかしこうなると岡崎の出番がない。カップ戦要員となってしまうのだろうか。岡崎にとっては厳しいシーズンになりそうだ。