CL第2節はバルセロナとトットナムのゲームを観戦。バルセロナはラリーガを当然のように首位を走っているが、直近の結果を見ると2分1敗。4連勝からややブレーキがかかった感じ。CBユムティティのケガによる離脱が影響しているかもしれない。代わりにCBにはラングレー。右SBセルジ・ロベルトもケガで、代わりに右SBセメードが先発した。左IHにはアルトゥール。メッシ、スアレス、コウチーニョの3トップの活躍が楽しみだ。対するトットナムはリーグ戦2連勝。グループリーグ第1戦ではインテルに敗れているだけに、ホームでは勝利がほしい。しかしエリクセンが筋肉系の違和感から欠場。ラメラがトップ下に入り、左SHソンフンミン、右SHルーカス・モウラ。ボランチはワニャマとウィンクスが先発した。
開始2分、右FWメッシから左に展開して、左SBジョルジ・アルバのクロスに左FWコウチーニョがミドルシュート。あっという間にバルセロナが先制点を挙げた。15分には右FWメッシのFKにCBラングレーがヘディングシュート。バルセロナは前線からのプレスが早く、トットナムはなかなか攻撃の形が作れない。ようやく25分、CBアルデルウェイレルトのフィードを左SHソンフンミンが落として、CFケインがミドルシュートを放つが、これがトットナムの初シュート。これもGKテアシュテーゲンが横っ飛びセーブした。
そして28分、左サイドから上げたFWメッシのクロスをCFスアレスが胸で落とすと、左FWコウチーニョがボレーシュート。CBダビンソン・サンチェスに当たってはね返ったボールをコウチーニョが戻すと、右IHラキティッチがボレーシュート。ゴールに突き刺さり、バルセロナが追加点を挙げた。その後もバルセロナが面白いように攻めていく。30分、右FWメッシのスルーパスにCFスアレスが抜け出してシュート。これはポスト左に外れる。32分、左FWコウチーニョがミドルシュート。トットナムも直後の32分、CFケインがドリブルで運び、右SHルーカス・モウラが左に展開すると、OHラメラのクロスをCBピケがブロック。足に当たったボールがあわやオウンゴールになりそうだったが、GKテアシュテーゲンがナイス反応で弾き出す。33分、左SBジョルジ・アルバのクロスに右FWメッシがシュート。アディショナルタイム46分には、右FWメッシのFKを左SBジョルジ・アルバがヘディングで折り返し、CFスアレスがミドルシュート。しかしDFがわずかにブロックして枠を外れた。前半はバルセロナの一方的な展開のまま、2-0で折り返した。
後半に入ってもその流れは変わらない。2分、右FWメッシがドリブルからミドルシュートを放つが、ポストに嫌われる。6分にもメッシのドリブルからミドルシュート。だがこれも同じような軌道でポストに当たって弾かれた。すると7分、OHラメラから左に展開したパスをCFケインが中に切り返してミドルシュート。トットナムが1点を返す。しかしバルセロナも11分、右IHラキティッチの縦パスを右FWメッシが左に流し、左SBジョルジ・アルバのクロスにメッシがシュート。2分、6分のミドルシュートと同様、軽く左インサイドで蹴ったシュートは今度こそ左ポスト内側に飛び込んだ。ゴール。バルセロナがすぐに1点を返して突き放す。メッシの手前で左FWコウチーニョとCFスアレスのスルーも効いていた。
トットナムは失点の直後の12分、CHワニャマに代えてダイアーを投入。15分、右FWメッシのスルーパスにCFスアレスが反応。きれいに抜け出してシュートを放つが、これもGKロリスがナイスセーブ。だが、メッシとスアレスの関係は非常にいい。トットナムは21分、右サイド深い位置でCFケインがキープすると、中へのパスを後半右SHにポジションを変更していたソンフンミンがつなぎ、OHラメラがミドルシュート。DFに当たってコースが変わった。トットナムが2点目を挙げて追いすがる。
22分には右SHソンフンミンに代えてシソコを投入。すると23分、右SBトリッピアのクロスに右SHシソコがミドルシュート。しかしその後はなかなかゲームが動かない。34分、トットナムはOHラメラに代えてFWジョレンテを投入する。36分、左SHルーカス・モウラのミドルシュートはGKテアシュテーゲンがキャッチ。バルセロナは38分、左FWコウチーニョに代えてラフィーニャを投入する。39分、左SHルーカス・モウラが中へのドリブルからミドルシュート。しかしCBラングレーがブロック。続くトリッピアのCKにFケインがヘディングシュートするも、DFがブロック。続くCKにCBダビンソン・サンチェスがヘディングシュートもGKテアシュテーゲンがセーブした。
そして45分、GKロリスから右SBトリッピアが右SHシソコへ送った縦パスを左SBジョルジ・アルバが奪うと、アーリークロスにCFスアレスがスルー。後ろに右FWメッシがフリーで待っていた。ダメ押しの4点目を挙げてゲームを決めた。4-2。バルセロナがグループリーグ2勝目を挙げた。
内容的にはトットナムをはるかに上回っていた。シンプルにして的確。スイッチが入ると、正確なパスが選手間を飛びかい、あっという間にゴール前でのシュートに至る。バルセロナの流れるような攻撃と比較すると、どうしてもトットナムはボールを持ってから次の攻撃に向かうという感じ。2本、3本とつながればゴールになるが、バルセロナはそれが4本、5本とつながっていく。攻撃だけではない。守備においても寄せが速く、トットナムの攻撃を自由にさせなかった。2点を奪われたとはいうものの内容的にはバルセロナが完勝したゲームだった。