とんま天狗は雲の上

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UEFAチャンピオンズリーグ グループH第4節 ユベントス対マンチェスター・ユナイテッド

 公式戦いまだ無敗のユベントスはこのゲーム引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。一方、マンUはCLここまで1勝1分1敗。先に行われたゲームでバレンシアが勝利しており、何としても勝利。最低でも引き分けておきたいところ。ルカクがケガで出場できず、代わりにサンチェスがワントップ。右WGにはリンガードが入り、中盤はマティッチをアンカーに左IHポグバ、右IHエレーラが入った。対するユベントスマンジュキッチをベンチに置いて、ディバラがCFで先発。中盤はピアニッチをアンカーに左IHベンタンクール、右IHケディラ。右SBにはデシーリョが入った。ただし右FWクアドラードは低い位置を取るので、4-4-2のようにも見える。

 序盤はマンUが積極的に前からプレスをかけて攻めていく。だがユベントスの守備は堅い。しっかりと受け止めると、5分にはCBボヌッチの縦パスをCFディバラが受けて、左FWロナウドがシュート。10分には右FWクアドラードのサイドチェンジから左SBアレックス・サンドロがクロス。左IHベンタンクールがミドルシュートを放つ。16分、左FWクリスティアーノ・ロナウドミドルシュートがポスト右に外れる。24分にはCHピアニッチが右FWクアドラードとのワンツーからミドルシュートを放つ。

 マンUもようやく29分、CHマティッチのスルーパスにCFサンチェスが走り込むが、わずかに届かない。31分、PA手前からCFサンチェスがFKを放つが、壁にはね返される。するとユベントスがカウンター。CFディバラのポストから右IHケディラミドルシュート。これはGKデヘアがキャッチした。34分、右FWクアドラードミドルシュートがDFに当たってコースが変わるが、GKデヘアがファインセーブ。35分、右IHケディラのシュートはポストを叩く。39分にはCHピアニッチのCKからCFディバラがボレーシュート。前半はユベントス・ペースでゲームを進んだが、得点はならず。スコアレスで折り返した。

 後半も序盤はマンUが攻めていく。4分、左WGマルシャルが仕掛けてシュートを放つが、枠は捉えられない。逆に5分、CFディバラのミドルシュートがバーを叩く。押し気味でゲームは進めるもゴールが遠いユベントスは16分、ケディラに代えて左IHマテュイディを投入。ベンタンクールは右IHに回す。そして20分、CBボヌッチの縦パスに走り込んだ左FWクリスティアーノ・ロナウドが後ろから来たボールをダイレクトでボレーシュート。ネットで突き刺した。すごいテクニック。ユベントスが先制点を挙げた。

 22分にも左FWロナウドの仕掛けからCHピアニッチミドルシュート。これはGKデヘアがファインセーブ。マンUは25分、右WGリンガードに代えてラッシュフォードを投入する。しかし28分、CHピアニッチの縦パスを右FWクアドラードが戻して、ピアニッチミドルシュート。29分には右FWクアドラードのドリブルから右に流して、FWクリスティアーノ・ロナウドとワンツーからシュート。押されっぱなしで決定機が作れないマンUは34分、右IHエレーラを下げてOHフェライニ。CFサンチェスを下げて右SHマタを投入し、ラッシュフォードをCFに上げる4-2-3-1の布陣にする。するとその直後には左SHマルシャルがミドルシュートユベントスも38分、右SBデシーリョを下げてCBバルザーリを投入。3バックにして守りを固める。

 攻めるマンU。そして41分、攻め込んで下げたボールをCHポグバが収めると、後ろから左IHマテュイディが倒し、PA手前でFKを献上する。蹴るのはマタ。これが壁の上を越えて落ちた。マンUがついに同点に追い付いた。さらに45分、今度は左サイドの深い位置からのFKを右SBヤングが蹴ると、ゴール前でGKシュチェスニーがはね返す。だがこれがCBボヌッチ、左SBアレックス・サンドロに当たり、ゴールに転がり込んだ。マンUが逆転する。ユベントスアディショナルタイム45+2分、クアドラードに代えてマンジュキッチを投入。だが追い付くことはできなかった。2-1、マンUが逆転で勝利。ユベントスに今季公式戦初黒星をつけた。

 これでマンUはグループリーグ2位に進出。次節、ヤングボーイズ戦に勝てばグループリーグ突破の可能性が出てきた。だがその前に週末にはマンチェスター・ダービー。今度はプレミアリーグ無敗のマンCに初黒星をつけたいところ。もっともこのゲームも残り5分まではほとんどユベントスにペースを握られていた。それでもこの結果には大いに勇気づけられるはず。マンチェスター・ダービーも楽しみにしよう。