とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

月の出入りの不思議

 先々週の土曜日に、クルマで外出しての帰り道。東の空にオレンジ色の大きな月がかかっていた。雲が左右にたなびいて、まるで土星のようにも見えた。そして翌日の日曜日の朝、いつものようにウォーキングをしていると、西の空にほぼ満月の白い月がかかっている。あれ? 確か昨日の夕方、昇る月を見たような。昨日、月を見たのはたぶん夕方18時半くらい。そしてウォーキングしている今は朝の7時半。13時間も経っているのに、どちらの月も地平線までは1時間位はかかる感じ。え、どうして?

 今の時期、太陽が昇るのは次第に遅くなり、今は6時半過ぎ位。そして陽が沈むのは16時半。空に太陽がかかっている時間は10時間位だ。月も冬は南東から昇り、南西に沈むとばかり思っていたが、どうやらそうでもないようだ。考えてみれば、月は太陽の位置とは関係なく地球の周りを回っている。太陽と同じように冬至夏至があると考える方が間違っている。

 それで調べてみた。何と、月はひと月のうちで、月の出と月の入りが早くなったり遅くなったりを繰り返していた。私が最初に疑問に思った11月24日(土)の月の出は、夕方の17時48分。私がクルマから月を見た時刻にはもう月が出てから1時間近くは経っていた。そして翌日25日(日)の月の入りは8時17分。まだ沈むには1時間近くある。月が出てから沈むまでの時間は何と14時間39分。すごい!

 ちなみに、今月、月が空にいる時間が一番短いのは、12月9日(日)で、朝8時12分に月が昇り、18時20分には沈む。その間、わずか10時間8分。もっとも月齢は1.8日で、ほとんど太陽と一緒に出て、一緒に沈むから、どこまで見られるかは定かでない。

 それにしても、月ってわずか1ヶ月の間にこんなにも出入りの時刻が変化していたのか。今さらながら驚いた。みんなそんなこと知ってました?!