とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第17節 リバプール対マンチェスター・ユナイテッド

 前節、マンCの敗戦で唯一無敗。首位に立ったリバプール。CLでもナポリに勝利して決勝ラウンド進出を決めて、気持ちよくマンUを迎え打つナショナル・ダービー。ミルナーヘンダーソンを休ませて、ファビーニョボランチで先発。布陣は4-2-3-1。サラーがワントップに入り、フィルミーノはトップ下。右SHマネと左SHケイタはピッチ内側に入っていき、両SBクラインとロバートソンの上がりを促す。CBはファンダイクとロブレンが先発した。一方のマンUは前節フラムに勝利したものの、その前は3連続ドロー。なかなか勝ち点が伸ばせない。CFルカクの下に右からエレーラ、リンガード、ラッシュフォードが並び、アンカーにマティッチ。両WBは左ヤング、右には若いダロトが入った。そしてCBは右からダルミアン、リンデレフ、バイリー。布陣は3-6-1。

 序盤からリバプールが積極的に攻めていく。2分、OHフィルミーノの縦パスをCFサラーが落として、フィルミーノがシュート。5分、右SBクラインのCKにOHフィルミーノがヘディングシュート。7分、OHフィルミーノのグラウンダーのミドルシュートはGKデヘアがナイスセーブ。マンUも直後の7分、左SHラッシュフォードがミドルシュートを放つが、GKアリソンがキャッチした。さらに9分にはCBリンデレフにCFサラーがプレスをかけてボールを奪うと、右SHマネがつないで、CFサラーがドリブル。右SHマネにつなぐが、DFが蹴り出したボールをCHファビーニョミドルシュートリバプールが攻め続ける。

 12分には右SHマネのドリブルからこぼれ球をCHファビーニョミドルシュート。14分にもOHフィルミーノがミドルシュートを放つ。だがゴールが遠い。次第に守備が嵌り出すマンUリバプールにとっては嫌な展開かなと思った24分、スローインを受けたOHフィルミーノのパスをCHファビーニョが縦に放り込む。右SHマネが抜け出して、胸トラップからボレーシュート。ついにリバプールが先制点を挙げた。

 その後も攻め続けるリバプール。これでゲームも決まりかと思った33分、マンUはOHリンガードの縦パスにCFルカクが走り込むと、クロスをGKアリソンがキャッチミス。膝に当てて前にこぼれたボールにリンガードが走り込んでシュート。マンUが2本目のシュートで同点に追い付いた。なんと! その後は37分、右SHマネのミドルシュート。42分には右SHエレーラのミドルシュートとお互いシュートを放つが、どちらもGKがキャッチ。前半は1-1の同点で折り返した。

 するとモウリーニョ監督は後半頭からダロトに代えて長身の選手を投入。誰? なんとアフロヘアを切ったフェライニだった。誰かわからなかった。布陣もマティッチのアンカーは変わらず、4-1-4-1に変更。ヤングが左SBに下がり、フェライニは左IHに入った。しかしリバプールの攻勢は変わらない。7分、マンUゴール前の混戦からOHフィルミーノがシュート。GKLデヘアがファインセーブ。はね返りを左SHケイタがシュートするが、左SBヤングがブロックした。

 その後もリバプールが攻めて、マンUが守る展開が続く。だが前半よりもマンUの守備が堅い。後半はリバプールもなかなかシュートチャンスを作れない。17分、CFサラーのクロスにCBロブレンがヘディングシュートするも、DFがクリア。18分、CKの流れからCBファンダイクがミドルシュートを放つが、これもDFがブロックする。24分、右SHマネがミドルシュート。はね返りをCHワイナルドゥムがミドルシュートするも、GKデヘアがセーブする。26分、CHファビーニョミドルシュートもGKデヘアがキャッチ。

 すると25分、リバプールは左SHケイタに代えて右SHシャキリを投入。マネを左SHに回す。そして28分、左SHマネが仕掛けて、エンドライン深い位置からクロスを入れると、DFに当たってコースが変わったボールをGKデヘアが弾く。こぼれ球を右SHシャキリミドルシュート。ついにリバプールが勝ち越した。

 マンUは30分、右IHリンガードのミドルシュートが後半初シュート。そして34分には右SHエレーラに代えて左SHマルシャルを投入。ラッシュフォードを右SHに回す。しかし直後の35分、リバプールが攻め込むと、右SHシャキリの縦パスをOHフィルミーノが落とし、シャキリミドルシュート。左SBヤングの足に当たってコースが変わり、ゴールに飛び込んだ。リバプール3点目。そして39分には左SHマネを下げてCHヘンダーソンを投入。守備を固める。その後も38分、CHワイナルドゥムのミドルシュートマンUも40分に右IHリンガードに代えてマタを投入するが、効果なし。45+1分にはOHフィルミーノ、45+3分にはCFサラーがミドルシュート。最後までリバプールがゲームを支配して、タイムアップを迎えた。3-1。マンUもよく健闘したとは思うが、終わってみればリバプール完勝のゲームだった。

 それでもマンUは6位のまま。今後年内はカーディフハダースフィールドボーンマスと下位チームが続く。着実に勝ち点を積み上げて、上位をめざしてほしい。一方、リバプールは依然無敗。今後の日程はウォルバーハンプトンニューカッスルアーセナル。そして年明け初戦にマンCとの対戦が待っている。しばらくはマンCとの緊迫した首位争いが続きそうだ。