とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第32節 リバプール対トッテナム

 首位ながら1試合消化が少ない2位マンとの勝ち点差は2。先に行われたゲームでマンCが勝利し、絶対負けられない状況のリバプール。一方、トッテナムも3位ながら、4位アーセナルとの勝ち点差はわずか2。5位マンU、6位チェルシーとの勝ち点差も少ない中、トッテナムも負けられない。

 リバプールヘンダーソンをアンカーに右IHワイナルドゥム、左IHミルナー。DFは右SBアレクサンダー・アーノルド、右CBマティプの他はいつもと同じメンバーだ。対するトッテナムはソンフンミンをベンチで休ませ、代わって右FWルーカス・モウラが先発。中盤はデリ・アリとシソコ。両WBに右トリッピア、左ローズ。CBは右からアルデルウェイレルト、サンチェス、フェルトンゲン。3-4-3の布陣だ。

 4分、GKロリスのフィードを左IHミルナーがカットして、左FWマネから右に展開。右FWサラーがミドルシュートを放つ。トッテナムも6分、左WBローズのフィードをCFケインが落とし、左FWエリクセンがドリブルからスルーパス。右FWルーカス・モウラの抜け出しは右SBアレクサンダー・アーノルドが止める。11分には左FWエリクセンのクロスに右FWルーカス・モウラがシュート。DFブロックのこぼれをCHシソコがミドルシュート。序盤は互角の展開で始まった。しかし16分、リバプールの左SBロバートソンが上がると、クロスにCFフィルミーノがヘディングシュート。リバプールが先制点を挙げた。右WBトリッピアの左SBロバートソンへの寄せが甘く、楽にクロスを入れさせた。3枚のCBの間に走り込むフィルミーノの動きもよかった。

 これでゲームはリバプール・ペースになる。18分、左SBロバートソンのクロスのこぼれから右SBアレクサンダー・アーノルドがミドルシュート。20分には左IHミルナーのフィードに左SBロバートソンが走り込み、右FWサラーがつないで、右IHワイナルドゥムが落とすと、左FWマネがミドルシュート。だがわずかに右に外れた。その後もリバプールが攻め込む時間帯が続く。

 トッテナムは33分、CHデリ・アリから右に展開。左FWエリクセンのクロスにCHデリ・アリがミドルシュート。バーを越える。リバプールも35分左FWマネがCFフィルミーノとのワンツーで走り込むが、CBアルデルウェイレルトがブロックする。37分には右FWサラーのパスをCFフィルミーノが左へつなぎ、左FWマネがミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。40分にも左FWエリクセンの縦パスから右FWルーカス・モウラミドルシュートを放つが、これもポストの左。前半はリバプールの1点リードで折り返した。

 後半2分、左FWエリクセンミドルシュート。その後もトッテナムが攻めていくが、リバプールの守備が堅い。11分にはCHシソコのドリブルから左SBローズがクロス。CFケインがシュートを放つが、GKアリソンがナイスセーブ。はね返りを左FWエリクセンが狙うが、右SBアレクサンダー・アーノルドがブロックした。14分にはリバプールがカウンター。CFフィルミーノのスルーパスに右FWサラーが走り込みシュートを放つが、CBアルデルウェイレルトがブロックした。

 するとトッテナムは24分、CBサンチェスを下げてFWソンフンミンを投入。布陣を4-4-2に変更する。そして25分、中盤で倒されたFWケインが早いリスタート。右へ大きく展開すると、右SBトリッピアのクロスを右SHエリクセンが左につないで、左SHルーカス・モウラがシュート。トッテナムが同点に追い付いた。

 31分、右SBアレクサンダー・アーノルドのミドルシュートはGKロリスが弾いてバーの上。すると32分、リバプールヘンダーソンに代えてCHファビーニョミルナーに代えて左SHオリギを投入。マネを右SHに回し、サラーをFWに上げて、4-4-2の布陣にする。34分には右SBアレクサンダー・アーノルドのCKにCBファンダイクがヘディング。だがわずかに届かない。トッテナムも37分、ルーカス・モウラを下げて左SBデイビス。ローズを左SHに上げる。40分、FWケインのポストからFWソンフンミンが左に流し、CHシソコがドリブルで上がってシュート。決定機と思ったが、シュートは大きく枠を外した。

 43分にはFWソンフンミンの落としから、右SHエリクセンが左に流し、CHデリ・アリが切り返してミドルシュート。だがわずかにゴール右隅に外れる。このままドローかと思った45分、アレクサンダー・アーノルドのCKのクリアを左SBロバートソンが拾うと、左に流して、アレクサンダー・アーノルドがクロス。FWサラーがヘディングで折り返すと、GKロリスが弾いたボールをCBアルデルウェイレルトがゴールに蹴り込んでしまう。オウンゴール。これが決勝点。そしてタイムアップ。2-1。リバプールが終了間際のゴールで勝利した。

 リバプールにとっては拾い物の勝利。これで何とか首位はキープした。だが今後もマンCが先にゲームをこなし、リバプールがその結果を見てゲームに臨む日程が続く。マンCが勝ち続ける限り、リバプールも負けられないゲームが続くことになる。一方、トッテナムは4位転落。しかも5位マンUとは勝ち点差なし。こちらは3位アーセナルから6位チェルシーまで勝ち点差3の団子状態。最後まで気を許せないゲームが続きそうだ。