とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第9節 名古屋グランパス対サンフレッチェ広島

*[サッカー]

 28日から旅行へ出かけてしまったので、昨日帰ってきて、ようやく第9節グランパスの試合を観た。平成最後のゲーム。相手は2位サンフレッチェ。前節はFC東京との首位決戦に惜しくも敗れたが、3位グランパス相手には勝って突き放したいところ。23日(火)にアウェイでACLのゲームを戦って中4日。そのゲームで先発したパトリックはベンチからも外した。CFは渡。野津田と柴崎が2シャドーに入って、ボランチは20歳の松本と川辺。左WB柏、右WBサロモンソンが大きくワイドに開いて、CBは右から野上、吉野、佐々木。そしてGKは若き守護神19歳の大迫だ。対するグランパスは前節、シャビエルが太ももを痛めて欠場。代わりに前田が右SHに入る。またランゲラックが2試合ぶりに先発に戻ってきた。

 序盤からグランパスがパスを回して攻めていく。5分にはFW長谷川のスルーパスに左SH和泉が走り込み、中に走り込んだFWジョーへパスを送るが、DFが手前でカットして、GK大迫が抑えた。サンフレッチェは序盤、あまり高い位置からプレスをかけるのではなく、全体的に下がって自陣を固める。25分、左SH和泉のFKをDFがフリック。ファーに流れたボールをCB中谷が折り返すと、再び逆サイドに流れ、左SH和泉が切り返しから戻しのパス。CH米本がミドルシュートを狙うが、枠は外した。

 その後くらいからサンフレッチェも次第に前からプレスをかけ始める。すると29分、CH川辺がミドルシュート。33分には左CB佐々木が縦パスをカットし、CH松本の縦パスからCF渡が持ち出してミドルシュート。CH米本が触ってCKに逃れた。グランパスも36分、右SH前田のドリブルからFWジョーをポストに落としを前田がミドルシュート。そして37分、中盤で右SH前田がFW長谷川へパスをすると、縦パスにFWジョーが走り込み、クロスに左SH和泉が詰める。だがDFが必死にブロック。こぼれたところに右SH前田が走り込み、シュート。グランパスが先制点を挙げた。

 その後はサンフレッチェも右サイドから積極的に攻めてくる。41分、右WBサロモンソンのFKはGKランゲラックがパンチング。はね返りを左WB柏がミドルシュートを放つが、左SB吉田が身体を張ってブロック。はね返りを再び柏がクロス。GKランゲラックがパンチングでクリア。これをサロモンソンが拾い、クロスにCF渡がボレーシュート。わずかにポスト左に外れた。アディショナルタイムにはグランパスのCKをGK大迫がキャッチすると、スローイングにCH川辺が走る。最後のクロスには左WB柏が走り込んだが、その前でGKランゲラックが弾き出した。ナイスセーブ。前半はこのままグランパス1点のリードで折り返した。

 後半も序盤こそグランパスが攻め込んだが、すぐサンフレッチェが攻め返してくる。そして9分、サンフレッチェが押し込んだ展開からCH川辺のスルーパスに右WBサロモンソンが走り込み、クロスに右FW柴崎は触れず。左WB柏が詰めてシュートを放つが、わずかにポスト左に外れた。柴崎に触ってコースが変わったか? その後もサンフレッチェが攻め込んでくる。グランパスは11分、右SH前田に代えて相馬を投入。さらに運動量を増していく。20分にはFWジョーの落としからCHシミッチがミドルシュート。だがGK大迫が正面でキャッチした。

 サンフレッチェは21分、CH松本に代えてCF皆川を投入。渡を右FWに下げて、柴崎をボランチに入れる。グランパスは25分、CH米本が左SH和泉とのワンツーで上がると、横パスを右SH相馬が落として、CHシミッチがミドルシュート。27分には、CH米本のパスカットから左SH和泉がつないで、FW長谷川のパスをCH米本が落とし、長谷川のクロスにFWジョーがシュート。だがGK大迫がナイスセーブ。

 28分、サンフレッチェは左FW野津田に代えて森島を投入。すると29分、CH川辺がミドルシュート。CH米本がブロックしたはね返りをCH柴崎がミドルシュート。今度はCHシミッチがブロック。しかしこぼれ球が右サイドに流れ、右FW渡のクロスに左WB柏がヘディングシュート。だがGKランゲラックがファインセーブを見せた。その後もサンフレッチェが攻めるが、GKランゲラックのポジショニングが広く、ピンチの芽を摘んでいく。

 サンフレッチェは37分、右WBサロモンソンに代えてハイネルを投入。グランパスも42分、左SH和泉に代えて右SH赤崎を投入。相馬を左SHに回す。しかし43分、CH川辺のクロスにCF皆川がヘディングシュート。右のポストを叩いて、GKランゲラックが抑えた。グランパスも45+2分、45+1分にFW長谷川に代わって入った小林裕紀から左に展開。左SH相馬のクロスにFWジョーがヘディングシュート。しかしこれもポストにはね返される。お互い惜しいシュートをポストに防がれて、その後は時間が過ぎる。タイムアップ。グランパスが前半のゴールを守って1-0。勝利して2位に上がった。

 首位FC東京は今節も勝利してグランパスの勝ち点差は4。だが焦る必要はない。今はまだ序盤。じっくりと連携を深めていって、今日何度かあったチャンスも決めきれるようにしていきたい。一方のサンフレッチェは連敗で3位に後退したが、内容は悪くない。強固な守備に両WBの積極的な上がり。特に左WB柏のシュート力は脅威だし、FW渡はこの日も惜しいボレーシュートを放った。さらにはレッズもフロンターレも3連勝で気が付けばすぐ下、5位・6位まで上がってきている。GWのベルマーレ殿の後にはこの両チームとの対戦も待っている。いよいよJ1リーグも序盤を終えて実力伯仲のリーグ中盤に入っていくようだ。