とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第15節 大分トリニータ対名古屋グランパス

 1週間の中断を置いてJ1リーグが再開された。4位グランパスは同じ勝ち点24で並ぶ6位トリニータと対戦。得失点差で5位に付くアントラーズは前日のゲームに勝利して先に抜け出した。両チームとも何とか勝利して首位についていきたい。しかし両チームともここ3試合1分けの後に連敗。中断期間にどこまで立て直すことができたのか。グランパスの変化に注目した。

 グランパスはようやく傷が癒えてFWジョーが先発。いつものように長谷川と2トップを組む。シャビエルが右SH、左SHは和泉。ボランチから後ろはいつものメンバーが並ぶ。対するトリニータは3-4-3の布陣。藤本とオナイウの2トップに、中盤は島川をアンカーに小塚と前田凌佑が並ぶ形。右WB松本、左WB高山。3バックは右から庄司、鈴木義宜、三竿優斗。GKは高木駿だ。

 いつものように序盤からグランパスがパスを回して攻めていく。しかしトリニータも4分FWオナイウ、5分FW藤本とカウンターで攻めていく。なかなかシュートまでいけないグランパスはようやく11分、左SH和泉がミドルシュートを放つと、12分、FWジョーの楔のパスを右SHシャビエルが落として、FWジョーが中へ送って左SB吉田がシュート。続くシャビエルのSCKからのクロスにFW長谷川がヘディングシュートを放つが、GK高木がナイスセーブで弾き出した。

 19分にはCB丸山のクロスをFWジョーが落として、FW長谷川のパスから最後はこぼれ球を右SHシャビエルがオーバーヘッドシュート。だがこれもDFがブロックする。グランパスがいつものようにゴール前に押し込んでパスを回すが、トリニータがブロックを作ってシュートコースを開けてくれない。そしてカウンター。22分、左IH小塚の縦パスをFWオナイウが戻すと、小塚が左に流して、FW藤本がシュート。23分にはCH米本からボールを奪ったFW藤本がドリブルで持ち込んで、クロスにFWオナイウがヘディングシュート。サイドネットに外れた。

 そして37分、右IH前田凌佑がドリブルで持ち上がると、右に流して、右WB松本のクロスに左CB三竿がミドルシュート。GKランゲラックが弾くが、弾いたボールをFWオナイウがシュート。トリニータが先制点を挙げた。FWオナイウは42分にもドリブルで持ち上がりシュート。これはCB丸山がブロックした。グランパスも45+1分、右SHシャビエルがドリブルで持ち上がりシュートを放つが、GK高木がファインセーブ。続くシャビエルのCKにCHシミッチがヘディングシュートするも枠を外す。前半はトリニータのリードで折り返した。

 後半に入ると、グランパスのパス回しにスピードが加わる。さらに7分にはFW長谷川に代えて前田直輝を投入する。すると8分、CH米本の縦パスをFWオナイウがカットしようとしたが、こぼれたボールはFWジョーが収めて、左SB吉田のスルーパスに左SH和泉が走り込む。クロスをファーから走り込んだ右SB宮原が押し込んで、グランパスがようやく同点に追い付いた。

 その後はグランパスの攻撃が続く。10分、右SHシャビエルのヒールパスにFW前田直輝が走り込み。中へつなぐと、最終ラインから走り込んだCB中谷がシュート。だがGK高木がキャッチする。18分、トリニータは左WB高山を下げて18歳高畑を投入する。20分、CH米谷のクロスをFWジョーとDFが競って、こぼれ球をFW前田がボレーシュート。バーに当たる。さらに22分には右SHシャビエルがミドルシュートを放つもDFがブロック。26分、左SH和泉のドリブルが倒されて、PA手前でFKのチャンス。吉田が横に流すと、CHシャビエルがミドルシュートを狙うが、トリニータDFの飛び出しも速い。すぐにブロックされる。

 31分には左SB吉田のクロスにFW前田がヘディングシュート。GK高木がナイスセーブ。トリニータは32分、右IH前田凌佑を下げて後藤を投入。すると35分、FWオナイウがドリブルで持ち上がり、左に流して、左WB高畑のクロスにFW藤本がヘディングシュート。だが枠に飛ばない。36分にはFW前田直輝が仕掛けてドリブルからクロス。左SH和泉の折り返しを右SHシャビエルがボレーで狙うが、バーに嫌われた。37分、グランパスはシャビエルを下げてFW赤崎を投入。前田直輝を右SHに下げる。

 トリニータも38分、右WB松本の仕掛けからクロスに左WB高畑がヘディングシュート。しかし右SB宮原がブロック。40分、右SH前田直輝がカットインからミドルシュート。DFに当たってあわやゴールもGK高木がナイスセーブ。42分には左SH和泉に代えて金井を投入。すると45+1分、SH金井のクロスをFW赤崎がヘディングでフリック。しかしFWジョーの手前でDFがクリアする。45+3分にはFWジョーのポストから左SH金井がヘディングで前に送ると、FW赤崎の落としを左SH金井がミドルシュート。しかしこれもGK高木がナイスセーブする。

 結局その後はどちらもゴールならず。1-1のドローで終わった。これで4戦勝ちなし。グランパスアントラーズに抜かれて5位に転落した。それでも上位チームも勝ち点を伸ばせず、次節の結果次第では2位まで上がる可能性もある。ここは正念場。このところ下位チームに対して勝ち点の取りこぼしが目立つが、そろそろ勝利が欲しい。次節エスパルス戦に久しぶりの勝利を期待したい。