とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

コミュニティ・シールド リバプール対マンチェスター・シティ

 いよいよ今週末からプレミアリーグが開幕する。前週のプレシーズンマッチ。昨季はマンCがリーグ、FA杯、リーグ杯と国内3冠を達成したため、コミュニティ・シールドの相手はリーグ2位のリバプール。お互い大きな補強や移籍はなく、マンCがアトレチコ・マドリードからロドリが加入した位か。ロドリはこのゲームでも先発で出場した。リバプールの布陣は4-3-3。マネに代わって左WGにオリギが先発した他は、ほぼ昨季のレギュラー・メンバー。右SBにはアレクサンダー・アーノルド、CBにジョー・ゴメスが先発した。対するマンCもCHロドリが先発した他は昨季のレギュラー・メンバー。というか、前週のマリノス戦からCBをラポルテからオタメンディに代えただけ。

 開始4分、CBジョー・ゴメスからCFスターリングがボールを奪うと、左に流して左WGサネがシュート。サイドネットに突き刺さる。リバプールも6分、右IHデブルイネから左WGオリギがボールを奪い、縦パスを受けたCFフィルミーノがシュート。お互い序盤から積極的に攻めていく。6分にはCFフィルミーノから右に流して、右WGサラーがシュート。わずかに右に外れた。

 先制したのはマンC。12分、PA手前からのFKをデブルイネが右に流すと、左IHダビド・シルバともどもPA内へ走り込んでいく。横パスを受けた右SBウォーカーの縦パスをデブルイネがヘディングで折り返すと、ダビド・シルバが後ろにつないで、CFスターリングがシュート。きれいに崩してマンCが先制点を挙げた。

 しかしその直後、FKの前に足を痛めた左WGサネがCFジェズスと交代する。スターリングが左WGに回った。リバプールは15分、右WGサラーがドリブルで持ち上がると、シュートはサイドネット。マンCも17分、CFジェズスのパスのこぼれをCFスターリングがシュートを放つ。その後はマンCのペース。パスを回して攻めていく。一方、リバプールヘンダーソンがCHファビーニョと並んで低い位置を取るようになり、次第に守備が安定する。29分、左WGオリギのクロスから右WGサラーがシュート。その後はお互い決定機を作り出せず、前半を終わった。

 後半も互角の攻め合い。2分、左WGスターリングがドリブルで持ち上がると、クロスをCFジェズスが落として、左IHダビド・シルバミドルシュートリバプールも3分、CFフィルミーノのポストプレーから左SBロバートソンが左に展開。左WGオリギがミドルシュートを放つ。次第に押し込んでいくリバプール。12分には右SBアレクサンダー・アーノルドのCKからCBファンダイクがボレーシュートを放つが、バーに当たってライン上に落ちた。13分、同じく右SBアレクサンダー・アーノルドが中盤からFKを入れると、右WGサラーがキープから反転してミドルシュート。右のポストを叩く。

 16分、マンCは左IHダビド・シルバに代えてギュンドアンを投入。リバプールも22分、アレクサンダー・アーノルドに代わってCBマティプを投入。ジョー・ゴメスを右SBに回す。またファビーニョを下げて左IHケイタを投入。ワイナルドゥムがアンカーに下がった。24分、右WGサラーがミドルシュート。28分には右IHデブルイネもミドルシュートを放つ。そして32分、中盤右サイドからのFKを右IHヘンダーソンが蹴ると、DFのクリアをCBファンダイクがクロス。CBマティプがヘディングシュートを叩き込み、リバプールが同点に追い付いた。

 34分、リバプールはフィルミーノに代えて右WGシャキリ。右IHヘンダーソンに代えてララーナ。左WGオリギに代えてオクスレード・チェンバレンを投入する。あれ、コミュニティ・シールドって交代枠は3人じゃなかったんだ。これで勢いの付いたリバプールは38分、右WGシャキリの縦パスに走り込んだ右IHララーナがクロス。左IHケイタのミドルシュートはGKブラーボがナイスセーブする。41分には右IHララーナのドリブルからCFサラーがシュート。さらに42分にもCFサラーがミドルシュートを狙う。

 44分、マンCは右IHデブルイネに代えて若いフォーデンを投入。45+2分、CFサラーのドリブルからシュートはいったんはブロックされたが、はね返りをヘディングで狙うが、ライン上で右SBウォーカーがクリアする。45+4分、CFサラーのポストから右に流して、右WGシャキリミドルシュート。だがGKブラーボがナイスセーブ。終盤はリバプールが圧倒したが、結局その後はゴールなし。90分戦って1-1。コミュニティ・シールドはさらにPK戦で勝者を決める。リバプールで2番目に蹴ったワイナルドゥム以外は全員決めて、PK戦は5-4。マンCが勝利し、今季最初のタイトルを手に入れた。

 しかし今季もリバプールの攻撃陣は健在。マネがいなくても遜色ない攻撃力を披露した。ファンダイクやマティプのDF陣も屈強で、かつ上手く、個々の能力も含めたチーム力ではマンCを上回る。今季こそ悲願のプレミアリーグ優勝を狙う。一方、マンCもバランスという点では最高に整っている。昨季でリーグ2連覇。グアルディオラ監督の下、3連覇も十分可能性がある。プレミアリーグは今季もこの2強が抜け出すのか。それともチェルシートッテナムアーセナルらが待ったをかけるのか。今週末から開幕。今季もプレミアリーグが見逃せない。