とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第2節 サウサンプトン対リバプール

 開幕戦、バーンリーに0-3と完敗したサウサンプトン。ホーム開幕戦となる第2節は昨季CLチャンピオンのリバプールを迎える。開幕戦では出番のなかった吉田だが、このゲームではCBで先発した。布陣は3-5-2。アダムスとレドモンドの2トップに、中盤はロメウをアンカーに、右IHウォード・プラウズ、左IHホイビュルク。左WBにはバートランド、右WBには20歳のヴァレリーが先発した。CBは右からベドナレク、吉田、ヴェスター・ゴーア。GKはガンが守る。対するリバプールはいつもの4-3-3。プレシーズンマッチに出場がなかったマネが久しぶりに左WGで先発。CFはフィルミーノ、右WGサラー。中盤はワイナルドゥムをアンカーに、右IHオクスレード・チェンバレン、左IHミルナー。DFは右から右SBアレクサンダー・アーノルド、CBマティプ、CBファンダイク、左SBロバートソン。そして開幕戦で負傷したアリソンに代わり、GKにはアドリアンが入った。

 開始4分、左WGマネの落としから左IHミルナーミドルシュート。CB吉田が足を出して、GKガンがキャッチする。6分にはCB吉田の縦パスを右WGサラーにカットされ、右IHオクスレード・チェンバレンからクロスが入る。もう少し思い切ったプレーが欲しかった。しかしサウサンプトンも攻撃陣は積極的に前から攻めていく。8分、GKアドリアンに右IHウォード・オウライズがプレッシャーをかけると、9分にはFWレドモンドの縦パスにFWアダムスが走り込む。しかしGKアドリアンがクリア。リバプールは13分、CBマティプの縦パスに走り込んだ右WGサラーがCB吉田とCBヴェスター・ゴーアの間を落として、右IHオクスレード・チェンバレンミドルシュート。やはり個人技ではリバプールが勝っている。

 それでもサウサンプトンは18分、右IHウォード・プラウズのCKからFWアダムスがシュート。CB吉田とCBヴェスター・ゴーアが詰めるが、届かない。そして21分、右IHウォード・プラウズのCKにCB吉田がヘディングシュート。叩き付けたが、GKアドリアンの正面。弾き返された。その後もサウサンプトンの攻勢が続く。29分にはFWレドモンドのスルーパスに左WBバートランドが走り込み、クロスに右WBヴァレリーがシュート。でも弱かった。DFがクリア。38分にも右WBヴァレリーの落としからCHロメウがクロス。FWアダムスがヘディングシュートを放つが、わずかにバーの上。チャンスを生かしきれない。すると45+1分、左IHミルナーのパスを受けた左WGマネがミドルシュート。CBベドナレクが寄せきれない。ゴール右上に吸い込まれていった。リバプールが先制。リバプールの1点リードで前半を終えた。

 後半も序盤は互角の展開だったが、次第にリバプールが攻勢をかけていく。10分、右SBアレクサンダー・アーノルドのドリブルをCB吉田が対応して得たCKから、左IHミルナーミドルシュート。CBマティプがゴール手前でフリックしたが、わずかにポスト右に外れた。その前にも右WGサラーの抜け出しに対してCBヴェスター・ゴーア。左WGマネの仕掛けに対してCBベドナレクとサウサンプトンのDF陣もリバプールの速いFWに対してしっかりと対応する。それでも11分、左WGマネのスルーパスに右WGサラーが抜け出しシュート。GKガンがファインセーブで弾き出す。

 その後はリバプールが押し込む。だがサウサンプトンもしっかりと守る。そして19分、CHロメウに代えてFWイングスを投入。3-4-3。しかし20分にはショート・カウンターからCHワイナルドゥムのスルーパスに左WGマネが抜け出し、クロスにCFフィルミーノがシュート。わずかにポスト右に外れる。サウサンプトンも22分、FWイングスがミドルシュートを放つが、これはわずかにバーの上。23分にはFWアダムスを下げて右IHアームストロングを投入。再び3-5-2に戻す。ホイビュルクがアンカー。

 しかし26分、右CBベルナレクのスローインを受けたCB]吉田がベルナレクに戻すと、ここに左WGマネがプレスをかけてボールを奪う。そして中へのパスからCFフィルミーノがミドルシュートリバプールが追加点を挙げた。一瞬のミスも見逃さないリバプール。29分には左IHミルナーに代えてファビーニョを投入。守備を固める。30分、右SBアレクサンダー・アーノルドのFKに左WGマネが抜け出して、ヘディングシュート。GKガンがファインセーブ。32分、右SBアレクサンダー・アーノルドからのサイドチェンジを左SBロバートソンがヘディングで送り、左WGマネの落としからロバートソンがミドルシュート。再びGKガンがファインセーブで弾き出す。

 しかし38分、CBファンダイクのバックパスを受けたGKアドリアンがCHに向けてパス。これがしっかり詰めたFWイングスに当たり、シュート。サウサンプトンが1点を返した。すると俄然サウサンプトンが元気になる。41分にはCHホイビュレクから右に流して、右WBヴァレリーのクロスにFWイングスが走り込む。しかしシュートミス。絶好機を決めきれない。その後は右IHヘンダーソンも投入して守備を固めたリバプールがゴールを許さない。2-1。リバプールが勝利して、開幕連勝を飾った。

 サウサンプトンはいいゲームをしたが、リバプールの方が一枚上。前半に1点でも決めておけば結果は変わっていたかもしれないが、そこが上位チームとの差。それでも今季のサウサンプトンは攻撃陣も充実して、それなりの結果を残しそうだ。とは言っても開幕連敗スタートはやはり不安。早く白星が欲しい。次のブライトン戦、勝てるといいのだけれど。第4節はマンU、第7節トッテナム、第8節チェルシーとリーグ序盤から強豪との対戦が予定されている。一方、リバプールの次戦は2位アーセナル。早くも首位と2位との対戦だ。これは見逃せない。