とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

本を読むと眠くなるのは何故?

 「理不尽な進化」をようやく読み終えた。400ページを超える大部。もっと時間がかかるかと思っていたが、4日ほどで読み終わった。思ったよりも文章が平易だったことが大きい。でも、いくら平易であっても、やはり読書をしていると眠気に襲われることが多い。どうしてだろうか?

 ネットで検索すると色々な原因と対策が書かれている。サイトによって多少異なるが、共通する原因としては、(1)単純作業だから、(2)脳が疲れるから、といったところが挙げられる。内容が難し過ぎたり、逆に興味のない内容だからといった本の側の原因を挙げるものもあるが、これは今回、私が期待する答えとは違う。読書という行為自体が眠気を誘う原因を知りたい。

 眠気への対策としてこれらのネットに書かれているものを挙げると、「音読」「姿勢」「環境」など。確かにこれらはそれなりに効果もあるだろうが、そこまでして本を読み続けねばならないこともないので、「眠くなったら眠る」というのが当面の私の対応だ。だが、そうは言っても眠ってばかりもいられないので、気分転換にこうしてブログを書いたりする。すると、さっきまで「脳が疲れていた」はずなのに、眠気が吹っ飛んでしまう。

 もちろんブログも長く書き続けていると疲れてしまうが、ブログの内容によって「眠くなる」時と「眠くならない」時があるように思う。前日の睡眠時間といった要素もあるので一概には言えないが、眠気の原因は疲れではなく、「単純作業」の方かもしれない。パソコン作業も単純作業だが、それでも眼しか働かない読書に比べれば、指を動かすという運動も伴い、脳的にも多少は負荷がかかるような気がする。また、同じパソコンに向かっていても、仕事のためのパワポ資料作りなどの作業では眠気に襲われることはほぼない。やはり脳が緊張し、集中して働いているからだろう。

 とすると、原因はやはり「単純作業」という点にありそうだ。では対策は単純でなくなるようにすればいい。それがすなわち「音読」や「立って読む」といった提案なのだろう。逆に、夜、眠れない時に、読書が眠気を誘うということもある。ただし内容によっては却って眠れなくなることもあるのでご用心。今回、こんなことを思ったのは、「理不尽な進化」の中で多くの注釈が付き、難解な哲学書などが多く紹介されていたから。よくこんなに本を読めるなあ。仕事だから、または好きだから? もっとも私はTVで好きなサッカーを観ていてもすぐに眠くなってしまう。これもきっと単純作業だからだろう。

 結局、読書をして眠くなったら別のことをする。疲れているようなら眠る。そんなことしかないのかな。そのことに気付けただけでもよかった。これからもたくさん読書をして、たくさん眠ろう。