とんま天狗は雲の上

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J2リーグ第30節 FC琉球 対 FC岐阜

 第26節にヴァンフォーレに勝利してから3連敗。残留圏が次第に遠ざかっていく。第30節の相手は16位のFC琉球。何とか勝利して、上位チームに食らいついていきたい。FC岐阜の先発はFWに前田と川西。ボランチには塚川と宮本が入り、右SHフレデリック、左SH馬場。DFは右から甲斐、竹田、當間、柳澤。GKにはビクトルが入った。対するFC琉球には移籍後初めて小野が先発。布陣は4-3-3。FWは上門をトップに右FW鳥養、左FW富所。中盤の右IHに小野が入り、左IHは小松。アンカーに上里が座る。DFは右から西岡、西河、福井、徳元。GKにはカルバハルが入る。

 4分、GKカルバハルのフィードを左SH馬場がダイレクトで蹴り返したが、枠には入らない。FC琉球も7分、CB福井の縦パスから左FW富所がスルーパス。CF上門が抜け出すが、シュートは右SB甲斐がブロックした。そして11分、CB當間のフィードをFW川西とDFが競って、こぼれ球を右SHフレデリックが拾うと、飛び出したGKカニバハルをかわして、横パスをFW川西がシュート。FC岐阜が先制点を挙げた。

 FC琉球は小野がピッチのどこにも顔を出す。16分にはミドルシュート。18分にも中盤深い位置からのフィードをCF上門が落とし、右FW鳥養がミドルシュートを放つ。FC岐阜は31分、右SB甲斐のスローインを受けたFW前田がドリブル。DFを引き付けて左に流すと、左SH馬場がシュート。追加点かと思ったが、馬場の位置がオフサイドだった。このあたりがルーズ。その後はFC琉球が主導権を握って攻めていく。

 38分、左FW富所の縦パスをCF上門がポストになって落とし、富所がシュート。さらに直後には上門がFWを直接狙うが、GKベクトルがパンチングでクリアする。そして41分、FC岐阜がカウンター。FW前田の縦パスに走り込んだCH宮本が中へ折り返すと、FW川西がDFの股下を抜くミドルシュート。これが決まり、FC岐阜が追加点を挙げた。前半は2-0、FC岐阜のリードで折り返した。

 後半に入ると、FC琉球の攻勢が続く。5分、右FW鳥養がカットインからミドルシュート。12分、右IH小野のCKのクリアをFW上門がボレーシュートFC琉球が押し込んでいく。14分には左IH小松に代えて長身FWの上原を投入。布陣も4-2-3-1に変更する。FC岐阜は15分、右SHフレデリックのクロスにCB竹田、FW前田、竹田とつなぎ、CH塚川がシュート。だがポスト右に外した。

 その後はまたFC琉球が押し込む展開。19分、上門のFKはDFがブロック。20分、左SB徳元のクロスからOH上門がゴールライン深くまで持ち込み、クロスを入れるが、ゴール前を通り過ぎていく。22分、FC岐阜はCB當間に代えて北谷を投入、FC琉球も23分、富所に代えて右SHハモンを投入。鳥養が左SHに回る。すると29分、左SH鳥養がミドルシュート。GKビクトルがはね返すが、これを拾ったOH上門がクロス。再びGKビクトルがはね返すが、今度はCB西河がボレーシュート。CB北谷がライン上でブロックする。

 ゴール前に押し込まれて、必死に守るFC岐阜。一方的に攻め立てるFC琉球。そして32分、CH塚川のクリアが左SH馬場に当たってこぼれると、右SHハモンのパスにCH上里がミドルシュート。ついにFC琉球が1点を返した。その差は1点。さらにFC琉球が攻勢を強める。FC岐阜は29分に、右SHフレデリックを中島に代えるが、態勢に影響なし。ひたすら守る。34分、左SB徳元のクロスに右SHハモンがミドルシュート。36分にはCH小野に代えて風間宏希を投入。39分、左SH鳥養のミドルシュートはわずかにゴール右上に外れる。42分、OH上門のFKはGKビクトルがパンチングでクリア。はね返りを再びOH上門がミドルシュート。これもGKビクトルがナイスセーブする。

 FC岐阜は45分、FW川西を下げてCB阿部を投入。5バックにしてさらに守備を固める。アディショナルタイム5分にはOH上門のFKにGKカニバハルも上がる。ゴール前の混戦の中で何度かシュートも放たれたが、FC岐阜がクリア。何とか守り切ったFC岐阜は2-1、4試合ぶりの勝利を挙げた。

 しかしまだ20位ゼルビアとの勝ち点差は7。1試合消化が少ないとはいえ、まだまだ厳しい。次節は21位栃木SCとの対戦が待っている。ここは絶対勝利して上位との勝ち点差を詰めていきたい。北野監督の手腕に期待したい。