とんま天狗は雲の上

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ブンデスリーガ第7節 フランクフルト対ブレーメン

 大迫がケガをしていなかったら、日本人対決のゲームが観られるはずだった。そこは残念だったが、フランクフルトは長谷部も鎌田も先発。フランクフルトはここまで3勝2敗1分の9位、ブレーメンは2勝3敗1分の11位。お互い負けられない試合だ。フランクフルトの布陣は3-4-1-2。パシエンシアアンドレ・シルバの2トップに鎌田がトップ下。WBは右にダコスタ、左はコスティッチ。ボランチにローデとソウが並び、CBは右からトゥーレ、長谷部、そしてヒンターエッガー。GKはトラップがケガでレノウが先発した。対するブレーメンは4-3-3。大迫だけでなくフュルクルクもケガ。代わりにビッテンコートがトップに入り、右WGサージェント、左WGラシツァ。中盤はシャヒンをアンカーに右IHマキシミリアン・エッゲシュタイン、左IHクラーセン。DFは右から右SBゲブレセラシィ、ベリコビッチ、グロス、フリードル。GKはパブレンカ。

 序盤、ホームのフランクフルトが攻勢をかける。2分、左WBコスティッチがミドルシュートブレーメンも7分、CFビッテンコートのドリブルから戻したパスを右IHエッゲシュタインがミドルシュート。ポストを叩く。フランクフルトも直後の8分、左WBコスティッチのクロスから右WGダコスタがボレーシュート。さらにDFのクリアからOH鎌田がボレーシュート。だが左IHクラーセンが足に当ててゴールに入らない。

 16分には左CBヒンターエッガーのクロスにOH鎌田とFWパシエンシアが交錯。パシエンシアのヘディングは枠を外した。20分にはCHローデの縦パスをFWパシエンシアが中へ送り、OH鎌田がシュート。だがGKパブレンカがナイスセーブ。さらに21分にはFWパシエンシアのクロスにFWアンドレ・シルバがヘディングシュート。24分にも左WBコスティッチのクロスにFWアンドレ・シルバがヘディングシュートするが、これも枠に入らない。攻めながらゴールが遠いフランクフルト。

 すると27分、ブレーメンはカウンターでCFビッテンコートがドリブル。スルーパスに右WGサージェントが走り込み、シュート。こぼれ球をCFビッテンコートがシュートするも、バーにはね返される。さらにビッテンコートがシュート。これがDFに当たって左IHクラーセンの前にこぼれる。CB長谷部が必死にスライディングするが、届かずシュート。ブレーメンが先制点を挙げた。その後も攻めるフランクフルト。34分、左WBコスティッチのCKからCHソウがボレーシュート。45分、左WBコスティッチのスルーパスからFWアンドレ・シルバがシュート。しかしゴールならず。前半はブレーメンの1点リードで折り返した。

 後半も攻めるフランクフルト。後半開始1分、右CBトゥーレのクロスにFWパシエンシアがヘディングシュートするも、GKパブレンカがファインセーブ。ゴールを許さない。長谷部はリベロとして最終ラインから再三持ち上がり、攻撃面でもチームを支える。4分にはCB長谷部の縦パスから右CBトゥーレのクロスに左CBヒンターエッガーがミドルシュート。CB3人でシュートまで至る。9分には右WBダコスタのクロスをFWパシエンシアがヘディングで落とし、OH鎌田がヒールシュート。だがゴールには入らない。そして10分、OH鎌田が仕掛けて得たCKを鎌田が蹴ると、DFのクリアをCHローデがボレーシュート。これが決まり、ようやくフランクフルトが同点に追い付いた。

 14分には左WBコスティッチのCKのクリアからCHローデのクロスにFWパシエンシアがヘディングシュート。その後もフランクフルトが攻めるが、なかなかゴール前で合わず、シュートも打てない展開が続く。アウェイのブレーメンは大迫がいない中、なかなかトップに収まらず、もっぱらカウンターを狙う。しかしCB長谷部のラインコントロールが絶妙。オフサイドを再三かける。

 ブレーメンは27分、右WGサージェントに代えてゴラーを投入。33分、右IHエッゲシュタインがミドルシュート。37分にはCFビッテンコートのスルーパスに左WGラシツァが走り込み、シュートを放つが、GKレノウがセーブする。39分、ブレーメンはCFビッテンコートに代えてバルグフレーデを投入。フランクフルトもここでOH鎌田を下げてガチノビッチを投入する。そして43分、右CBトゥーレのクロスにFWパシエンシアがヘディングシュート。GKパブレンカがセーブするが、こぼれ球をFWアンドレ・シルバがシュート。フランクフルトが勝ち越し点を挙げた。

 そしてアディショナルタイム。しかし45+1分、ブレーメンはGKパブレンカが大きく前線へフィード。CB長谷部が処理しようとするがうまく合わず左WGラシツァに拾われてシュート。GKレノウがファインセーブするが、こぼれ球に左IHクラーセンが走り込む。スライディングする長谷部。だがボールに届かず、クラーセンの足を払ってしまった。PK。これをラシツァが決めて、ブレーメンが同点に追い付いた。フランクフルトも45+3分、右WBダコスタのクロスからFWパシエンシアがヘディングシュートを放つが、枠を捉えられず。結局2-2。ゲームはドローに終わった。

 アディショナルタイムになってのPK献上に長谷部が自己責任を述べていたが、あれは仕方がない。それよりも得点力不足が問題。鎌田も惜しいシュートはあったが、決定的な仕事はできなかった。得点力不足はブレーメンも一緒。大迫がいたら攻撃の形ができただろうが、トップで収まらないと、やはりブレーメンの攻撃は苦しい。ブレーメンは大迫の復帰、フランクフルトも鎌田がもっと攻撃でアクセントになりたい。リーグ後半での両チームの対戦を楽しみにしよう。